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【ジム・クレイマー】今こそ好奇心を持とう!本当に手をこまねいているだけでいいのか!?無差別に株を売るんじゃなくて、厳選した個別株を買おう!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの5/5のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

あなた達にはこういう日に慣れてほしいんや。今日は本当に大きな下落の日で、ダウは-3.12%、SP500は-3.56%、そしてナスダックは-4.99%やったんや。何がおきとるかというと、マーケットは今いろんな、特にバリュエーションが高い企業の株価を、改めて定めようとしとるんや。10年債金利が上がれば上がるほど、全ての会社の価値が低くなっていくんや。そうなんや、10年債金利が上がる時はいつでもそうなるんや。今の、インフレが過熱しとる状況で、利上げの状況下では、ある意味自明のことなんや。

 

率直に言うて、こんなことおこらなければええのにと思うくらいのひどい株価の下げや。今日は10年債金利は3%をこえて、3.1%にタッチしたわけやから当然と言えば当然や。こういう状況はもうここのところ長く続いとるし、今となっては多くの投資家はFedがこの金利の上昇に責任があると思っとるが、それは間違いなんや。長期金利は世界中の投資家によって決められるんや。そして彼らは、債券価格が下がり続けるやろうからもう持ちたくないと思って債券を売っとるから金利が上がっとるんや。

 

多くの投資家はパウエル議長にもっとアグレッシブな策をとってほしいと思っとるんや。言い換えると、彼らはFedが景気後退を引き起こしてほしいと思っとるんや。0.75%の利上げもどんどん視野にいれてほしいと思っとるんや。金利を4%あたりまで早くあげてほしいと思っとるんや。そうなるとリセッションが来るが、そうしてほしいとむしろ思っとるんやが、昨日のパウエル議長の発言はそうじゃなかったんや。

 

株式市場は常に債券市場と連動しとる。そして債券市場の方がずっと大きくてパワフルや。インフレを恐れてFedも信用できんとなったら債券金利が上がるんや。50bpの利上げを何回かやるだけじゃたらんのや。昨日パウエルは、75bpの利上げは考えていないと言うたんやが、債券市場はどういうメッセージを発しとるかというと、75bpの利上げのような、もっとアグレッシブな姿勢をFedがとらないことにはインフレの過熱はどうにもならんということや。

 

わいはパウエル議長のやっとることに自信を持っとるで。やけど多くの投資家はそうじゃないんや。まあでもちょっと債券のことはおいておいて、株式市場に話題を戻そうやないか。わいがゴールドマンサックスで働いとった時のメンターであり古い友達のDavidが、個別銘柄選択のキーは、ちなみにわいがDaveと共に過ごした1980年代は今日のような悲惨な日がいっぱいあったんやが、キーは好奇心やと言うたんや。このことはわいは今まで言ってこなかったかもしれん。お金を儲けようとする時は実際好奇心がキーなんや。なぜならあなたの好奇心が、様々な問いに対する答えをあなたに与えてくれるからや。

 

例えば今日のような日には、当然いろいろな問いが降ってくるものや。今日は大きな株価下落の日やったが、本当に全ての会社の価値が昨日より今日は落ちたんやろうか?株式市場はそう言っとるわけやが、それは本当なんやろうか?答えを言おうか?それはNoや。債券市場だけを手掛かりに、このインフレ過熱化で利上げの状況下ということを考えれば、ハイインフレ下でのスローダウンは当然やが、やけどそれが全ての会社の価値を下げるわけでは無いで。石油会社を考えてみ。今日はPioneer Natural ResourcesのCEOとインタビューをやるが、大きな可変部分と固定部分の配当を出しとるんや。Coteraもそうやし、Diamondback Energyもそうやし、もちろん可変部分の配当のパイオニアのDevonもそうや。わいの今日のCNBC Investing Clubのmonthly meetingを見てくれた人ならわかると思うが、わいは今石油株が大好きや。

 

あとはどういう質問がある?例えば、ロシアのウクライナ侵攻は永遠に終わらんのやろうか?もしくは中国のCOVIDのためのロックダウンは永遠に終わらんのやろうか?答えは、もちろんNoやろう。今株式市場は、まるでロシアとウクライナの戦争や、中国のロックダウンが永遠に終わらないネバーエンディングストーリーかのように動いとるが、例えばCOVIDは、わいらは経験から、長くても数か月以内には落ち着くと知っとるやろ。中国がノーマルに戻ったら、NikeとかStarbucksみたいな株はまた馬鹿げたラリーを見せると思うで。

 

ちなみにStarbucksは配当が2.5%でハワードシュルツが再び経営しとるんや。Nikeに関しても中国以外での業績は悪くなかったんやで。やけど今は、中国で大きなビジネスをしとる会社の株は全部敬遠されとるんや。やけど遅かれ早かれ、中国のロックダウンは終わって、Nikeの中国の売り上げやって戻ってくるはずや。もし共産党が方針を変えて、mRNAワクチンを取り入れようとなったら、たちどころに状況は良くなるやろう。方針変更という意味で言えば、プーチンはウクライナでの戦争での喫緊での勝利宣言が難しいことを理解しとるやろう。彼は彼の体制を維持するためにも何がしかの言葉を発っさんとあかんと思うで。プーチンは兵隊をウクライナに送り続けとるが、状況の難しさは百も承知のはずや。そしてリアルな世界の決まりとして、遅かれ早かれ戦争も終わりを迎えるはずなんや。今は戦争はエンドレスに続くんやないかと思われとるが、やけど好奇心を持つ人は思考がそこでとどまることは決してないんや。

 

好奇心を持つ人は、Bearが言うようにインフレの過熱ぶりは本当に確固たるものなのかにも疑問を持つやろう。先週わいは穀物やスティールやアルミニウムや銅や中古車やパーム油や大豆や輸送の値段がピークをつけとるんやないかということを聞いたで。これはトレンドのように思えるで。石油と天然ガスだけが新高値をつけとるようやが、もしかしたら大半の人が予測しとるより早くインフレはおさまりを見せるかもしれんのや。

 

もしあなたが好奇心を持っとったら、決算はいまだに重要なのかどうか疑問に思うやろう。株式市場全体の動きとしては、まるで決算が重要じゃないかのように動いとるからな。ただ、例えばAMDのケースを見てみようやないか。AMDは大きな買収のディールを最近クローズしたよな。そうや、Xilinxや。AMDがXilinxを買った時、この部分の成長は一けた台後半の%やと思われとったんや。今回の決算で明らかになったのは一けた台後半じゃなくて20%の成長や。これをサプライズと呼ぶんや。AMD株は高値から大きく下落しとる。Xilinxの成長を聞いて、なぜこの株を買わないままでおれようか。売っとる人は何で売っとるのか、わいは理由はわかっとるで。なぜなら皆が全ての株を売っとるからや。皆がAMD株を売っとるわけやないんやで。全ての株を売る流れでAMD株も売られとるだけなんや。

 

じゃあFacebookはどうや?あなたがFacebookを経営しとるとしよう。そしたらあなたは世界中の才能ある人を多く採用できるんや。新人の採用をやめとるからこの会社はやばいんやないかという人がおるが、今は経験あるエンジニアもジョブマーケットに多く出てきているのに、なんで新人を雇わんとあかんのや。今多くのエンジニアがレイオフされとって、ザッカーバーグは自在にええ奴からとっていけるんや。わいはここでFacebookに対しては買い手やで。売り手やないで。わいのファンドは買い増しとるんやで。

 

確かに今株価指数は、全ての株がオーバーバリューされとるように取引されとるが、やけど何かネガティブな面があったとしたら、逆にそれで儲ける会社も常にあるということを覚えとかんとあかんで。今の大きな不安はインフレや。インフレの中でも過熱しとるのはどこや?そうや、天然ガスや。天然ガスでいっぱい儲けるのは誰や?Cotera EnergyとかパイプラインのEnbridgeとか、あとはわいはユーティリティーのSempraが好きや。これらの会社はええ配当も持っとるんや。

 

わかっとるわかっとる。今はひどい、最悪の、恐ろしいマーケットや。10年債金利に翻弄されとるマーケットや。やけどだからこそ、好奇心旺盛な人は、たった10年債金利が全ての会社の未来を本当にコントロールしとるのか、疑問に思うはずや。明日の雇用統計がどんな数字なのか、誰がわかる?失業率がどうなっとるのか。パウエル議長はこれからも安定して金利を上げ続けるのが確実やと、誰が保証できる?今マーケットは最悪のケースを織り込みにかかっとると思うが、そんな場合にならない可能性も普通にあるんやで。

 

あと一つだけ加えておきたい。もし仮にあなたが全ての株を売り払って、今何も持っていないとしよう。キャッシュ100%やとしよう。ここまで下落したところで、本当に何か買い始めなくてええんか?もしあなたは十分な量のキャッシュを持っとるんやったら、今株式市場は全ての株をセール中みたいなもんやから、そしてセール中の中にはめちゃめちゃ素晴らしい会社の株も含まれとるわけやから、利益を出して配当を出して、その上で決算が良くて成長もしとる会社もあるわけやから、本当にただ手をこまねいているだけでええんか?わいのファンドは今日も買い増したで。

 

結論やが、パニックになるのは簡単や。こういう下落の時に好奇心を持つのはハードかもしれん。何もかも嫌になって投げ売りたくなるかもしれん。やけど長期目線で見れば、好奇心はよりいい賭け率として返ってくるんや。今、好奇心を持っとる人はどうするかというと、無差別に株を売るんやなくて、厳選した個別株を買うと思うで。

 

 

しかし今日の下げは大きかったですね。

 

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