アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】今のマーケットでひどい目にあっとる人が多いのはわかっとる!なんでわいがこんなに自信満々かって!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの7/19のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

終わりのないネガティブなニュースや記事で今の世の中は埋められとる。Fedのインフレとの戦い、ウクライナでの戦争、決算の数字が悪い。やけどその中で今日は素晴らしい株価の上がりやったよな。ダウは+2.43%、SP500は+2.76%、そしてナスダックは+3.11%と大きく上がったんや。なんでや?買い手はネガティブなニュースを聞いてないんか?Fedは利上げせんのか?インフレは終わったんか?戦争は終わったんか?

 

Netflixだって決算を受けて株価が上がっとる。今回の数字だって、六カ月前だったら更にめちゃめちゃ叩かれとったはずや。会員数は二期連続で減少しとるしな。なんでなんや?わいらはこれからまだまだFedが利上げをせんとあかんと思っとる。インフレはまだ止まってないと思っとる。戦争だってまだまだ続くし、中国のロックダウンによるサプライチェーン問題だって解消してない。ただ、こういうことを連日長期間聞かされて、全く同じ要因でこれまでマーケットは本当に大きく下落してきたんや。

 

そういう状況の中で、インフレも利上げも戦争もロックダウンも、わいにとってはどれもシステミックリスクではないんや。金融危機の時とは違うんや。しかも今となってはどの要因も新しいものじゃないんや。わいは昨日、アップルが雇用をスローダウンするというニュースでマーケットが下がった時、わいがマンハッタンのダウンタウンで働いとった古き日のことを思い出したんや。

 

例えばチェルノブイリ原子力発電所事故が起こった時、何が起こったかというと株式市場は暴落したんや。いろんな株が売られて、例えばマクドナルドの株価も大きく下がったんや。多くの人が放射能の雲からの雨にやられて死んでしまうかもしれんという、信じられないぐらい不正確な報道に惑わされたんや。マクドナルドはヨーロッパでの店舗を閉めるやろうと思われて、マクドナルド株は売られたんや。牛乳も食物も汚染されてしまってレストランは閉鎖を余儀なくされるやろうということで、レストラン株とかも叩き売られたんや。

 

そういう何かしらの理由があるものだけじゃなくて、結局マーケット全体がクラッシュしてどうなるかわからんということで、多くの人が持ち株を叩き売ったんや。ただ、今俯瞰の目で見て振り返ってみると、そして40年単位でのチャートを見てみると、もはやどこにチェルノブイリがおこした株価下落があるのかわからんぐらい、些細な下落にしか見えんようになっとるんや。ということはどういうことかというと、あの一時的な下落は実はええ買い場やったということや。

 

じゃあもっと目立つ下落はどうかというと、この長期チャートを見て誰の目からも明らかな下落があるよな。そうや、1987年10月19日のブラックマンデーや。ダウは一日で22.6%も下落したんや。ヘッジファンドはばたばた倒れて、ブローカーは閉鎖して、多くの人がめちゃめちゃ損してまるで世界の終わりみたいになったんや。ただ、今となってみたらどうや?もはや多くの人はこの下落を知らなかったり、ブラックマンデーという言葉は知っとってもなんでそれがおこったのか知らなかったり忘れとる人の方が多いんやないか?

 

アメリカは財政赤字と貿易赤字の双子の赤字を抱えとって、ドル安に伴うインフレ懸念が浮上したことが原因とされとったり、後は、プログラム売買が株価下落を加速させたんやが、このブラックマンデーから学べることは何かというと、このブラックマンデー当日と次の日は後から振り返ると実にええ買い場になっとったということや。その他にも一日で6-7%株価が落ちる時もちらほらあるんや。そういう時はどうすればええ?もしことが時間外でおきとったら、市場が開くまでにもう買いに入るんや。

 

わいがダウンタウンで働いとった1980年代はSNSなんかなかったんや。いろんなネガティブなニュースが溢れても個人の考えの増幅装置が無い。だから何かことがおこるとすぐ冷笑主義と悲観主義に支配されたんや。原発事故がおこっとるのに株を売らんなんかもってのほかやという雰囲気やったんや。ブラックマンデーの時なんかどうやってポジティブに考えればええのかわからんと言われとったんや。もう世界の終わりやと、文字通りそう思われとったんや。

 

ただネガティブなことがおこった時のことをだいぶ後になって振り返って後悔することは、いつもわいはその時に十分Bullishじゃなかったということなんや。株式が22.6%も理由もなく下がるなんてありえない。これは何か重大なことがおこっとる。これは終わりかもしれん。そう思ってしまったんや。ただ後かあら考えるとどうや?ブラックマンデーさえ普通にまた市場は戻ったやろ?別に理由もなく下がったのと同義やないか。

 

ここまで述べたのはただの1980年代の物語や。翻って今、わいのTwitterにどんどん寄せられるネガティブな意見の多いこと多いこと。歴史を知らん愚か者が、短期目線のみしか持ち合わせていない愚か者が、ずっとネガティブな言葉をたたきつけてくる。わいは大丈夫や。フィラデルフィア出身やしな。1980年代はTwitterはなかったが、やけどわいは当時も批判をいっぱい浴びたで。何かの雑誌にポジティブなことを寄稿すると、決まってこきおろしてくる輩がおる。そういう意味では今も一緒や。特にポジティブな見方を一貫して批判する人たちが多くいる。

 

やけど結局のところどうなるかということが大事なわけやから、わいはわいの考えでものを言い続けるで。わいはわいの40年以上の経験から学んだ、どうやってマーケットに向き合うかという方法について、もっと多くの人に伝えたいんや。そのわいがここではっきり言うで。今マーケットを覆うネガティブさのレベルは、わいがここまで経験してきた中でも最大のものや。

 

ネガティブさは時に正しくて、マーケットは時にめちゃめちゃ醜くなる。やけどそのマーケットの醜さは時に、ファンダメンタルズ要因に基づいて株式を売買するというよりは、自らの過度な思い込みや極端な場合は怒りの感情によって株を売って、自分の主張が正しかったと証明したい人たちに演出されとるんや。そんなアプローチは間違っとる。そんな、銃をたえず構えとるような感じで株式取引をしてもええ結末にはなりようがないで。多くの株式にネガティブな人は、ほんの限られた一握りの銘柄しか認めなかったりするんやが、往々にしてそういう株はもう旬が過ぎた、お金を失っとる会社の株であることも多いんや。

 

仮想通貨に過度に拘泥する人も似たようなものや。今全ての仮想通貨が下がっとるが、一回こだわったらなかなかそこから抜け出ることができない人も多いんや。わいはここで強調したいが、自分の意見や考えを変えることができるというのは、このマーケットに相対する上で大きな大きな美徳なんや。もちろんわいはこの番組を通して、わいを痛烈に建設的ではない意見で批判する人にとっても、ええものにしたいと思っとる。そしてもっと密接にという意味で、わいはCNBC Investing Clubをはじめたし、10:20AMに毎朝会員向けにしゃべっとるわけや。

 

今のマーケットでひどい目にあっとる人が多いのはわかっとる。わいはここから失ったものをなるべく取り戻せるようにやっとるんや。わいは今の職業を、痛烈な批判を受けることなしに完遂することはできないことはわかっとる。わいのことを愚か者だとかバカだとか考えが足りないとか思うのは自由やが、ここだけは間違わんといてくれ。わいの言うたことの反対に賭けたいんやったら、わいがそもそのこのマーケットでどっちサイドなのかを知らんとあかんで。わいはProgressの味方なんや。進歩の味方や。わいはダウは1000の時に買った。2000の時にも買った。3000の時にも買った。そういうのと同じく今、ダウが31800でも買うんや。

 

なんでわいがこんなに自信満々かやって?シンプルや。わいは、今積み重なっとるProgressがいつかの時点でまた多くの人を株式投資に向かわせることが確実であることを知っとるんや。昨日のアップルの雇用のスローダウンのニュースで株価は下落したが、やけどそんなのノイズでしかないことを知っとるんや。そういう小さなすったもんだがありながらマーケットはボトムを形成することを知っとるんや。もしかしたら、もうボトムを形成しとる最中かもしれんで。

 

まだ若い人はこれからもGameStop株やAMC株に惹かれるやろう。もうそういうのはやめようやないか。実際のビデオゲームをしたり、実際に映画館で映画を見ようやないか。愚かな株にこだわるのはやめようやないか。結論やが、わいはあなたにお金を儲けてほしいんや。失ってほしくないんや。わいを憎んどる人も、わいのサイドに感情的に来たくない人も、今日の上がりを見てからだって遅くはないで。Blullishサイドに来たらどうや。

 

 

上昇基調になればいいのですが。

 

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