こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの7/28のMad Moneyはどうだったでしょうか。
昨日Fedが二回連続の0.75%の利上げを発表して、その後株式市場は大きく上がったが、今日は続伸の日になったな。ダウは+1.03%、SP500は+1.21%、そしてナスダックは+1.08%やったんや。皆FOMCを好感しとるが、やけど0.75%の利上げが来るということは皆知ってたやろ?当然のことなのに株価が上がっとるんか?でも昨日パウエル議長ははっきりと、データを重視してこれからの金利を決めていくし、今のペースでの利上げがずっと続くわけではないというたんや。その姿勢こそがBullが望んでいるものなんや。
ただ今朝、マネーマネジャーとかアナリストとかの間でどういう話がとびかっていたかというと、これから厳しいダウンターンに入る可能性が大きい、いわゆるシビアなスタグフレーションだ、ということなんや。もちろんそうなると株式にとっては厳しいことになるで。
今日アメリカ商務省が、4-6月期のGDP速報値を発表して、前の3か月と比べた実質の伸び率が年率に換算して-0.9%と発表されたんや。1-3月期も-1.6%で、やから2期連続のマイナスということになって、だから皆、これは紛れもなくリセッションや、こうなると株は売りや、と言うとるわけや。しかもこのハイインフレの中でのリセッションということで、長年経験してこなかったスタグフレーションやないかということなんや。
わいは40年以上の経験から考えて、そうやってあおる人の意見について率直に言って耳を疑うんや。わいは今株を売るべきだという意見に反対せざると得んで。わいは今まで多くのサイクルを見てきたんや。Fedが利上げをして、そしてそれでデータを重視しながらどうなるか見てみようと言う時は常に、あなたは株を買う時にもうFedと戦わなくていいという時なんや。わいらが昨日パウエル議長から聞いたのは、紛れもなくてBullishでBearrishじゃないんや。
スタグフレーションに関して言うと、1970年代の後半をのぞいては、もしくは1980年代もかもしれんが、その時期を除いては発生してないんや。わいらには長年積み重なった知恵があってどうやって物事をコントロールせなあかんかのノウハウが蓄積されとるんや。1988年の8月はわいは実際スタグフレーションの心配を経験したんや。わいは当時のワイフのカレンとヘッジファンドを運用しとったんやが、わいは週末中スタグフレーションの心配をしとったんや。
そしてさあまた新しい週がはじまるといった前の日曜日の夜に、カレンにわいの心配事を話したんや。彼はわいの言うことをうなずきながら聞いて、その時は別に何も言わんかったが、そこからどうなったと思う?次の日の月曜日、わいらのヘッジファンドのお金を全部を使って株を買いまくったんや。更にゴールドマンサックスから5000万ドル借りて、それも株に突っ込んだんや。
わいは怒り狂ったんや。だってひどいんやで?わいが下の買いにプレッツェルとダイエットコークを買いに行った時に取引をめっちゃやるんやで。わいが戻ってきたらものすごい量の株が短時間で買われとったんや。わいは怒り狂って、テレビで言うことのできない言葉を発したりしたんや。どうやったら自分の夫をそんなにないがしろにして、そんなに大胆に自分の夫の逆に賭けれるんや?
そしたらカレンは言うたんや。「ジム、あなたは普通の人が考える知識、知恵を代表しているかのようよ。他の人も見なそう言ってるし、そういう時は往々にしてそのことが違っていたりするのよ。」それからどうなったかというと、スタグフレーションに対する恐怖がすぐマーケットからなくなって、一週間もしないうちにわいらのファンドは大儲けしたんや。
皆が当然やと思うことにも落とし穴があるし、それが正しいとは限らんということや。そうや、GDPが二期連続でマイナスなのはその通りや。やけどあなたがどれほど愚かでもとにかくFedとは戦ったらいけなくて、今FedはBullサイドにいてくれるということなんや。Fedが様子を見ながらデータを重視しながらやる時は常にわいらは株を買っていけて、だから皆今から株式市場に乗ろうと思って昨日と今日は株が上がったんやろ?
確かにリセッション懸念は消えないが、もうリセッションかもしれんが、ただそれは今は実はええニュースなんや。多くのコメンテーターは若すぎて、実際にリセッションが来たらどうなるかを覚えてないんや。リセッションが来たら普通、Fedは利上げをストップさせるで。そしてその時は例外なくいつも株を持ってたら儲かる時なんや。
じゃあ何を買えばええんや?うーん、どうかな。例えばAppleはどうや?決算後時間外で株価が上がっとる。Amazonはどうや?この株も時間外で株価が吹き上がっとる。実際これがリセッション中のマーケットで見られる典型的な株式の動きであったりもするんや。わいの経験がそういうとるんや。
わいはApple株に対しては、Own it, don't trade itっていつも言うとるやろ。こういうことなんや。Appleはインドでの売り上げも良かったし先月はロックダウン明けの中国での売り上げすら良かったんやで。しかも他の多くの会社と違って、彼らはドル高をヘッジしとるんや。Amazonはええ数字やったし例外的に素晴らしい将来見通しやったよな。そもそもCOVIDがあって忘れてしまっとるが、Amazonはもともと誰もがどこよりも安く便利に買い物ができる会社で、AWSもぐいぐい来とるんや。
もちろん好調な会社だけではないで。ROKUは悲惨な決算で株価が時間外で25%も下がっとる。やけど普通にApple Amazon Alphabet Microsoftとかはええと思うんや。もちろん金利上昇は一般的には多くの会社にダメージを与えるで。家のローンアプリケーションの数は激減しとるし、すぐに家の過剰供給が問題になるやろう。Walmartがだめやったが引き続きBest Buyもガイダンスを下げたというニュースがあって、リテールは苦戦しとることもあるが、これは過剰在庫によるリセッションで失業からおこるリセッションじゃないで。
このリセッションはFedに責任があるというよりはこういう状況を招いたホワイトハウスにわいは問題があると思うで。やけど半導体業界支援法案が可決されて、彼らも仕事をしとる。今までショートに激しく売られとったLam ResearchとかApplied Materialsとかの半導体製造装置の会社もチャンスや。
これらをひっくるめて考えてもわいは金融引き締めサイクルの後半にかけて出てくる株式の買い場が今開いた状態やと思うで。それを見逃したらあかんと思うんや。今日ネガティブなスタグフレーション懸念を口々に垂れ流しとったアナリストとかとは違ってな。
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