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【ジム・クレイマー】リテール決算が続く今週は消費者における国民投票や!小売売上高とFOMC議事要旨!今週のゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの8/15のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日はマーケットは上昇した日になったな。ダウは+0.45%、SP500は+0.40%、そしてナスダックは+0.62%やったんや。なんで上がったかというとやっぱり過度にネガティブさがマーケットに溜まっとったからや。二カ月前に株価が低かった時、多くの専門家と言われる輩が、まだまだ原油価格は高くなって金利も上昇して、そして株式市場はまだまだ下落すると言うとったんや。やけどその時こそが原油価格がピークをつけて株式市場がボトムをつけた時やったんや。

 

さて、今日はマーケットが開いた時は下落しとったんやが、これは原油価格の下落があったのと、後は中国経済の数字が今一やったからや。中国の7月の工業生産は前年同月比3.8%増やったんやが、市場予想中央値は4.3%増加で6月は3.9%増やったから、予想より伸び率は低かったし、前月よりも伸び率は低かったんや。小売売上高は前年同月比2.7%増加やったんやが、これも予想の4.9%増よりだいぶ下やったし、6月の3.1%増よりも下やったんや。

 

やけど結局マーケットははじめの方の下落の後、どんどん上がったんや。よく考えたら原油価格の低下も中国の弱さも両方ともポジティブやないかというふうになったんや。わいは朝のSquawk on the Streetという番組でも言うたんやが、弱い株式市場の動きは理にかなってなかったんや。原油価格の下落は消費者にとって朗報やし、インフレの観点からもええことや。中国の弱さも実はインフレの観点でええんや。中国というのは原材料の大きな買い手やからな。そこの買いの勢いが削がれることはインフレにとってはええことや。中国が弱くなったら天然ガス価格ももっと下がるで。

 

じゃあなんでマーケットは午前中は下がっとったんや?マーケットは愚かなんか?答えはシンプルや。数か月前のボトムから今まで、Bearはもうどうやってええかわからんのや。おり時がわからんからマーケットはごたつくこともあるんや。ちなみにヨーロッパの場合と違ってもし中国がどんどん弱くなってもわいらの銀行は全然大丈夫や。中国で商売してないからな。やからわいは中国の弱さについては心配してないで。そういうことも頭に入れて、今週の残りのゲームプランを見ていこうやないか。

 

わいはいつも順番通りに火曜日からいっとるんやが、今回は例外的に水曜日からいかせてくれ。なぜならば水曜日の17日に、先月のFOMC会合の議事要旨が公表されるからや。この議事要旨はめちゃめちゃ重要や。エンドレスに利上げをこれからもやっていくのか、もしくは何か条件を満たした時だけ9月に再び大幅利上げがあるのか、そして9月は0.5%なのか0.75%なのか、それらの手掛かりが得られる可能性があるんや。まあこれらの議事要旨は7月の終わりからのもので今のものではないことは覚えとかんとあかんが、やけどCPIとPPIの数字ではインフレがピークっぽくなっとるとはいえ、ピークはピークで、まだ明らかに下がってはないわけやから、議事要旨のような情報はまだまだ重要なんや。

 

さて、火曜日に戻ると、朝にまずハウジングに関する統計発表があるで。これもめちゃ重要や。今家の値段はめちゃめちゃ上がっとる。2年前と比べて大きく上がっとる。その価格を下げるにはいっぱい家を建てんとあかん。今のリセッションは在庫のリセッションで、過剰供給が至る所でおきとるわけやが、家については今どういう状況なのか。パウエル議長は家の値段の大きな下落を心待ちにしているはずや。

 

そして統計数字ということでいうと、水曜日には小売売上高の発表があるんや。これもめちゃ重要や。消費者はモノを買うのを控えとるのかどうか。インフレが落ち着く唯一の方法はとにかく消費者がエンドレスに物を買うのをやめることなんや。ということで、そういうことを知るには水曜日のリテールセールスの発表だけじゃなくて、個々のリテールの決算も注目なんや。そういう意味では今週は大事な決算がいっぱいあるで。

 

まず火曜日にはWalmartとHomeDepotの決算発表があって、水曜日にはTargetとLowe'sの決算発表があるんや。長い間HomeDepotはLowe'sより良くて、WalmartはTargetより良かったんやが、今はそうとは限らんのや。ただHomeDepotとLowe'sに関しては、HomeDepotはプロフェッショナルに良くて、Lowe'sはDIYの個人に対して良くやっとって、ということは今からということでいうと、やっぱりLowe'sじゃなくてHomeDepotの方がええんや。コントラクターの方が一般消費者より今の状況ではええからな。TargetとWalmartに関してはわいはTargetの方がええと思うが、両方とも在庫の山を抱えとって、わいやったら両方とも敬遠するんで。わいのファンドはリテールやったらCostcoとかAmazonを持っとるんや。これらの方が全然ええんや。

 

ウォール街のプレイブックには、リセッションに向かう時はリテールを買ったらあかんと言うのがあるんや。消費者の財布のひもが固くなるからな。Bath&BodyWorksの決算が水曜日にあるが、こういうモールに入っとるものもええとは思わんで。そういう意味ではCostcoもAmazonもモールは関係ないからな。リテールがあかんという理由で、多くのアナリストは水曜日に決算があるTJXも好きやないんや。やけどもし今回の決算で株が下がったらわいは買っていけると思うんや。皆の在庫をひきとって商売をするTJXのようなオフプライスチェーンのリテールは今悪くないかもしれんのや。

 

水曜日は更にAnalog Devicesの決算発表があるで。素晴らしい会社や。半導体の需要が強いんやったらわいは持ちたいで。今は持ってないけどな。今わいのファンドで持っとるという意味でいえば、水曜日に更に決算発表があるCiscoはわいは持っとるで。前回の決算でめちゃめちゃ株価が下がったこともあって、今めちゃめちゃバリュエーションはやすくなっとって、ネガティブなアナリストも多くいるから、何かええニュースが出れば株式は上がると思うで。配当を出しとるから、何か悪いニュースが出ても今の株価レベルを維持するんやないかと思うで。

 

木曜日はKohl'sの決算発表があるで。この会社は多くの失望をここまでうんどる。あとはEstee Lauderの決算発表もあるが、こっちはまだ一回しか失望をうんでない。Kohl'sは汚名返上為るか、あとはELは前回の決算で主に中国の弱さであかんかったんやが、トム フォードの買収に向けて動いとることが報道されたし、もしこれが実現したら香水の会社からの大きな脱皮で、わいはこの買収を好きかどうかは今一よくわからんのやが、まあ買収額がどうなるかが大きいよな。

 

木曜日は更にApplied Materialsの決算発表があるで。素晴らしい半導体製造装置の会社や。わいはこの会社の顧客が半導体不足を解消しようとどれぐらい動いとるのかどうか注目したいで。半導体支援法案からのお金も遅かれ早かれ入ってくるやろう。わいらには半導体が必要や。金曜日はDeereの決算発表があるで。サプライチェーン問題で需要に供給が追い付いてないというレポートが出たんやが、こういう状態やとインフレがなかなか収まらんからなんとかしてほしいで。

 

金曜日は更にFoot Lockerの決算発表があるで。以前はこの会社の決算はNikeの決算を予想するのにめちゃめちゃ重要やったんやが、今はそういうこともなく、ただスニーカーの需要を読むものだけになってしもうた。ということで、今週は消費者に向けた国民投票や。リテールの決算が続くがそれぞれがどうなっとるのかに注目や。そして小売売上高にも注目や。石油とか中国で今日の午前中はごたごたしたが、そういうのは注目せんでええんや。

 

 

今週も楽しみです。

 

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