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【ジム・クレイマー】コモディティー価格の下落で恩恵を受ける8銘柄!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの8/4のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今のマーケットは、誰が本格的なリセッションが来る前に今ワークしている株を買えるのかというゲームになってきとる。だから今週のはじめは株価が上がったんや。まあFedの委員のタカ派発言で冷やされたこともあったけども。そして今日はダウは-0.26%、SP500は-0.08%、ナスダックは+0.41%とあまり動きのない日になったんや。明日の雇用統計の発表を皆警戒しとるんやと思うが、やけどこのような動きがなさそうな日でも背後にはいろいろなことが動いとるんや。

 

だいたいにおいてアメリカは今、いろいろなことがうまくいってるんや。今、この時点でうまくいってるんや。Fedが最終的に経済をクラッシュさせるんやないかという懸念はあるにしてもな。やけどFedはどの会社にも打撃を与えようとして利上げをしているわけではなくて、また、それぞれの会社も良く昨今のインフレの過熱や利上げを乗り越えとるんや。

 

利上げの影響のクラシックな例としてハウジング業界をまず挙げてみるで。家の値段は年率20%で上がっとったんや。下手したら30-40%なんて場所もある。やけどそこでFedが利上げをして家のローン金利が跳ね上がって買い手がいなくなってハウジング株がどんどん下落した。やけどローン金利の上昇は今落ち着いてまたちょっとハウジング株がちょっと戻って来とる。ここから家の値段が再び急上昇しない限りは、Toll BrothersとかLennarのようなホームビルダー株にもチャンスが出てくるで。

 

いろんなセクターで似たようなことが起こっとる。石油業界やが、石油価格はちょっと前までどんどん上がっとって、石油株をどんどん高値に押し上げたんや。石油価格の高騰は消費をクラッシュさせとったんやが、やけど石油価格が下落して今はガソリン価格も大きく下落して、ということは今その安い燃料価格に恩恵を受けるような株を買う好機やで。特に旅行やレジャーの業界の株や。例えば何かというとDisneyや。わいは今$108のこの株は打撃を受けずに$120までいくと思うで。もし燃料価格がまた高騰するなんてことがなかったら$180までいくやろう。

 

もしくは最近決算があったAMDはどうや?素晴らしい決算を発表したと思うで。ただその決算発表の日にFedの委員のタカ派発言があって株価はさえなかったんや。昨夜わいはMad MoneyでLisa Suとしゃべったんやが素晴らしかったんや。今日は誰も余計なFedからの発言がなく、どうなったかというと、同じAMDの株が、変わりのないはずのAMDの株が、今日は+5.93%も上がったんや。わいは昨日の動きより今日の動きの方が理に適っとると思うで。

 

工業株はどうや?もしわいらがリセッションに向かっとるんやったら工業株は売れ売れ売れの状態になるはずやろ。それが常識や。やけど石油価格が下がっとって、穀物価格も下がっとって、金属価格も下がっとって、プラスチック価格も下がっとって、ペーパーボードの価格も下がっとるということは、工業株にとって素晴らしいことや。Waste Managementは決算も素晴らしくてどんどん上がっとる。3Mはヘルスケア事業をスピンオフさせて、上場する計画を発表したよな。

 

あとはわいのお気に入りのHoneywellはどうや?パーフェクトな決算を発表してオーガニックグロースレートも引き上げて、わいはここからもええやずやと言うで。Fed委員のタカ派発言とかもあって決算後株価は冴えなかったが戻って来とる。特にガソリン価格の下落の恩恵を受けて航空宇宙ビジネスが好調やしな。

 

あとはFordはどうや?素晴らしい決算を発表して配当を大きくブーストしたんや。素晴らしいオーダーの入り具合で、鉄鋼などの原材料コストの低下の好影響も受けるし、今$15の株はわいは買いやと思うで。たぶんやけど$18までは買いや。$20で買ってやられんようにしてくれよな。

 

ドアダッシュは決算でEPITDAがポジティブな領域に入ってきて、だから株価は決算発表後時間外で+14.37%も上がっとるんや。Expediaの決算は、まだまだ多くの人が旅行をしまくっとることが明らかになって、それにはガソリン価格の下落も大きいんやが、だから株価は時間外で5%以上上がっとる。

 

なんかすごく上下しているように見えるよな。何が今の動きを作り出しとるのか?わいはFedの委員からたびたび飛び出す、まだまだ利上げをエンドレスにやらなあかんというメッセージの悪影響が背後にあると思うんや。もうわいらはコモディティーインフレとの戦争には勝利しとるんや。確かにこのままコモディティー価格が低いままだという保証はないし、まだ戦争は終わってないということも言えるかもしれんが、やけどFedはプログレスを引き起こしとって、しかも自らのプログレスをまるで見ないふりをしているかのようや。昨今見られたコモディティー価格の急落はわいの40年以上のキャリアの中でもめったに見られないものやったで。やけどFedの委員でそのことをつぶさに発言しとる人はおらんように見える。

 

今はFedとメディアがスクラムを組んでショートセラー連合を作っとるようなものや。その連合がインフレに関するどんなポジティブなニュースも意味のないように思わせてしまっとるんや。ガソリン価格の低下のようなポジティブな面が無視されとるかのようや。穀物価格もプラスチック価格も皆低下しとるのに。そしてその価格下落で恩恵を受けとる会社はめちゃめちゃ良くやっとるのに、そういうことはあまり言われないんや。

 

Fedはわいらに何を求めとるんや?多くの会社が決算をミスして従業員を解雇することを求めとるんか?まだまだわかりにくくてコンフュージングなのは、まだ今マーケットは「悪いニュースはいいニュース」モードであるということや。もし明日の朝の雇用時計の数字が強ければ、それは逆に悪いニュースになるんや。Fedはもっともっと利上げをせんとあかんということになるからな。

 

そして更に悪いのがわいらのリーダーや。政府と議会や。わいは政治の話をする男やないが、やけど政府はFedがインフレと戦っとる時にそれを邪魔しようとしとる。議会はThe CHIPS and Sciences Actを通過させたが、そもそもこれは52bの半導体支援法案やったはずなのに、総額280bに膨れ上がっとて、半導体以外のサイエンスへの支援がふんだんに盛り込まれとる。

 

わいらには絶対にドメスティックな半導体ファウンドリーを支援する法案が必要やが、やけどその他の部分が多すぎるんや。サイエンスへの支援も重要やが、そんなに多額のお金をばらまいて、労働力不足の今、労働力は足りるんか?そしてそうやってお金をばらまくと深刻な賃金インフレにつながるで。それこそが今Fedが退治しようとしていることなのに。

 

わいは政治家でもなんでもないが、もしわいらの失業率が10%を超えとったら声高に景気刺激策の必要性を叫び続けるやろう。やけど今失業率は3.6%で、経済はオーバーヒートをおこしとって、政府がまたここで多額のお金を投入するということは、Fedがこの先もっともっとアグレッシブに利上げをせんとあかんということや。それは最終的に労働者を痛めつけることになるんやで。

 

結論やが、今いけてないのは不安をあおりまくるFedの委員や議会や。それがマーケットを下げとって、今年のベアマーケットを演出しとるんや。会社の決算とかあなたとかではないんや。

 

 

コモディティー価格が下がったままだといいのですが。

 

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