アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】全ての資産価値が下がっていくこれからの時代、これからのテクノロジー会社に大事なのは、利益と○○や!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの9/22のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

まだまだスペシャルエディションは続くで。今日もMad Moneyはサンフランシスコからお送りするで。わいはここに来るのがめちゃめちゃ好きなんや。ニューヨークにいてもわからないことが何か、カリフォルニアに来ると見えることがあるんや。わいはだいたい一回の旅行で少なくとも20人以上のCEOに会うんやが、そういう情報を咀嚼してあなた達に伝えるのがわいの仕事なんや。やけどいろんな会社のことを知る前に大事なのは、わい自身のことを知って気をつけることや。規律をもった投資をすること。手堅い投資をすること。そして出来得る限りの良質な情報を手に入れる事。それでまた考える事。そこからスタートするのが大事なんや。

 

今日はまた株価は下がった日になって、ダウは-0.35%、SP500は-0.84%、そしてナスダックは一番下がって-1.37%やったんや。こんな冴えない相場の時に、さあ、わいはサンフランシスコで何を学んどるのか。文脈に乗せてお伝えできたらと思うんや。まず、わいは今回会ったCEO全員に、雇用状況の質問は必ずしたんや。適切な労働者を見つけて雇うのに何か問題を抱えていますか、とな。そしたら皆一様に同じ答えが返ってきたんや。全く問題ない、Noや、とな。これは昨年の状況と本当に真逆やで。

 

昨年は労働者は取り合いやった。給料を釣り上げて質のいい人を雇えるかどうか、どの会社も競争しとった。今は違うで。営業だろうがソフトウェアディベロップメントだろうが、簡単に人が見つかると皆言うとるんや。レストランとかのサービス業でさえ問題ないという話なんや。あまりに去年と状況が違うからわいはショックを受けたで。去年はいい人は見つからなくて、売れ残っとるコンピューターサイエンティストとかは雇っても今一な人しか残っていないと言われとったんや。そのダイナミクスが今年は完全に逆転してしまっとる。

 

それに加えて巷では真剣な解雇の不安の波が漂っとるんや。雇用されとる人はしかも自分の職の安全どころか会社そのものの将来を心配しとる人も多いということなんや。そして仕事を首になった時には新しいいい仕事が見つかるのかどうか、それに不安を抱えとる人も多いということなんや。一年以内になんという状況の変化やろうか。今朝のSquawk on the Streetの番組で、アンカーのCarl QuintanillaとDavid Faberはわいに、こういう経済が冷え込んどる状況を果たしてパウエル議長は把握しとるのかどうか聞いてきたんや。わいは、知るはずないやろ、と答えたんや。

 

わいは誰にも職は失ってほしくないが、やけどFedはインフレ、特に賃金インフレをやっつけようとしている今、少なくともシリコンバレーではまさにパウエルの望んどる通りの状況になってきとるということなんや。シビアなリセッションに突入したらまず影響をうけるエピセンターはサンフランシスコのシリコンバレーや。本当に多くの新しい会社が作られてきて、多くの労働力需要を生み出しとったんやが、だからこそ逆になると影響が真っ先に大きく出て、実際今労働者に対する需要は急激にしぼんどるんや。

 

あと、テクノロジー会社に問われるのはそのビジネスの必要性や。本当に必要不可欠なことをやっとるのかということが、今のような状況でこそ問われるんや。どの会社の人も皆、彼らの製品は顧客に買われて使われるべきやと思っとるが、顧客は本当にその製品が必要不可欠だったら選択の余地はなくその会社の製品を使い続けるが、例えばソフトウェアだったらそのまま使い続けてサブスクリプションフィーを払い続けるわけやが、やけど状況がシビアになったらコストを誰しもがカットせんとあかんくなるから、顧客に選ばれるという意味での生き残り競争はどんどん激しくなるで。今大事なのは、本当にその会社の製品が必要不可欠かどうかになっとるんや。

 

例えば、今は何でもクラウドで、オンライン上でやるのが効率がええのは皆知っとるやろう。そういう動きは加速して、今まだオールドファッションなやり方でビジネスをやっとる会社はどんどんコストEffectiveな方向に向かっていくから、そういうのを助ける会社はこれからも悪くないかもしれんのや。さっき言うたように競争は激しくなるけどな。やけどそういう意味で、テクノロジー会社は悪くない会社も多くて、やけどテクノロジー株の株価が半値になってさえなお、ここからも大きな下落を予想しとるようなアナリストは、そこら辺が見えてないんや。必要不可欠かどうか、真の意味で顧客のコストを下げれるか、そこが重要なんや。

 

もちろん、例えば自動運転車用の半導体とかも必要不可欠やという見方はできるやろう。やけどそれは未来についてや。それも近未来やなくて、もっと比較的遠い未来についてや。そういうのはこれからも冴えない展開が続くかもしれんで。現時点で必需品ではないからな。未来にはそうやけども。あと、会社によってはCOVID時代にビジネスを拡大して、そこからの状況変化で負った重荷をまだ背負っとる会社もある。ゲーム会社とかな。こういう状況がNvidiaとかAMDとかの半導体メーカーの状況を難しくしとるんや。

 

一方で繰り返すが真の意味で必要不可欠なものを作っとる会社は比較的大丈夫なんや。昨日Skyworks solutionsのCEOがMad Moneyに来たが、彼らやMarvel Techの5Gやスマホ用の半導体は今不可欠なんや。やけどこういう会社も半導体業界全体の下落に飲み込まれて株価は冴えんことになっとるけどな。半導体ETFの一緒くたの下落につられて飲み込まれてしまっとるんや。やけど同じ業界でも必要不可欠度合いが変わったりするわけや。昨日のSkyworks solutionsとの話ではええことをいっぱい聞いたし、Marvel Techも素晴らしくやっとるで。半導体は今全体がダメだと思われとって、ええ状況を誰も気にしないんやが、注意深く見れば不調なセクターにも個々の会社では素晴らしいグロースストーリーを持っとる会社はあって、そこに注目するのが大事なんやで。

 

同じことはクラウド会社にも言えるで。いくつかのクラウド会社は大丈夫で、ここまで株価が下がるいわれはないと思われる会社もあるんやが、やけど皆クラウドはもう一様にダメやと思っとるんや。わいはサインフランシスコだけでも素晴らしくやっとる、必要不可欠性を失っていない、素晴らしいタレントが輝いとる会社をいくつも見つけたで。わいはスタンフォード大学のプレジデントのMarc Tessier-Lavigneと光栄にもしゃべる機会があったんやが、ベスト中のベストのタレントがこういうところから来とる。Marcは学ぶ事は楽しいことやというた。J&JのResearch Hubも訪れたんやが、カリフォルニア大学サンフランシスコ校やスタンフォードとかから優秀な学生がどんどん送り込まれとる。こういう動きをパウエルの利上げは微塵もとめることができない。

 

パウエルの利上げということでいうと、それは多くの会社にネガティブなインパクトを与えるが、やけどそういう状況の中でも自らを生まれ変わらせて状況を打開して成長するのがベストな会社や。Saleforceの昨日の発表を聞いたか?ドリームフォースでの発表がベストな例の一つや。Salesforceは長い間、高価な買収を重ねて、やけどそれ以上の利益を出すことで成長してきたんや。やけど昨日、Co-CEOのBret Taylorは何を言うたかというと、これからのフォーカスは、利益が出る成長やと言うたんや。そして利益をどんどん株主に還元していくと言うたんや。

 

この会社の豊富なキャッシュフローのうち30-40%をも株主に返すと言うたんや。しかも自社株買いもどんどんやっていくんや。素晴らしかったで。しかも2026年度の営業利益率の目標を25%以上に設定したのみならず、2026年度までにおいて売上高目標を500億ドルに定めたんや。なんという変化や。もしあなたがSaleforceの株を持っとって、今株価が冴えないから売ろうと思っとるんやったら、それは待った方がええとわいは言うで。

 

今はタフな状況や。それは変わらん。今までも言うてきた通り、Fedは全ての資産クラスの価値を下げようと動いとるわけや。あなたの家の価値も下げたいし、あなたのポートフォリオの価値も下げたい。お金を借りることをより高くすることによってそうなるわけや。やけど、結論やが、いくつかの数少ないテクノロジー株はそういうお金の調達コストが高くなるという状況も乗り越えていけるビジネスをやっとるんや。そんな会社、滅多になくてまれやけどな。そのビジネスのキーは利益と必要不可欠性や。素晴らしいビジネスをやっとっても、それが必要不可欠じゃなかったり、利益を出していなかったらあかんのやで。その視点をこれからは忘れずにいようやないか。

 

 

必要不可欠性、大事ですね。

 

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