アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】これを抑えとかんとマーケットを大きく見誤ってしまうで!株価の上昇はFedの利上げ減速の可能性が出てきただけではなく。。【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの10/24のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日はダウは+1.34%、SP500は+1.19%、そしてナスダックは+0.86%と上昇の日になったんや。この週のゲームプランでも言うたように、今週はビッグな注目決算が目白押しなわけやが、それにしてもわいがうんざりしとることがあるんや。それは、この決算シーズンの決算はいつもより悪いという言説が広まっとることや。多くの人が口々にそう言うとる。去年と比べても、決算をミスする会社の割合が多いだの、ガイダンスが冴えない率が何パーセントだの、皆そういうことを言うてこの決算シーズンが悪いかのような雰囲気になっとるが、わいはそれにうんざりしとるんや。

 

そういう言説は何も本質をとらえてないんや。なんの意味もないんや。どうかそういう意見に耳を貸さんとってくれ。わいらは株を買う時に、別に全てをひっくるめた総数、アグリゲイトのことばかりにとらわれて株を買うわけやないで。個々の重要な会社の決算により注目すべきなんや。そして、わいが思う重要な会社の決算は今決算シーズンのここまででどうやったかというと、ここまでは素晴らしいんや。スペクタキュラーや。そのことをきちんと実感しようやないか。ということで、先週の重要決算の数々を取り上げていきたいと思うんや。

 

例えば先週の月曜日の最も大きな決算発表はBank of Americaやったんや。巨大なデポジットを持っとる大銀行や。今の高金利状況下で、いわばこういう銀行はお金を刷っとるようなもんなんや。顧客から預かったお金を短期債で運用するだけでリスクフリーで大儲けできるんや。Fedがアグレッシブに利上げをしとる時に大きな勝者になっとるんや。通常は利上げ時は悪いローンの増加を心配すべきなんやが、今はまだそういう悪いローン比率はめちゃめちゃ低いんや。あと、Bank of Americaは随分前からテクノロジーに投資することで、フィンテックの面でも強いんや。CEOのBrian Moynihanは最も信頼すべきCEOの一人で、ここからまだまだこの株は上にいくと思うで。まだまだ株価は安いと思うんや。

 

先週の火曜日はJ&Jの決算発表があったんやが、決算発表直後株価はやられたんや。クラッシュしてしもうたんや。やけどそれは経営陣が皆が待ち望んどるスピンオフの詳しい説明をせんかったからで、メッドテックの分野の成長も予想より早いんや。アナリストによっては期待より成長が遅いと言うとる人もおるが、間違っとるで。今回の決算はわいは素晴らしかったと思うんや。その証拠に、結局決算直後に下がった株価は短期間ですっかり戻ったやろ。わいはここからまだまだ上に行き得るとおもうんや。このように、ただ決算をミスした会社の総数で、失望の議論をするんやなくて、このように重要な会社が実際にどうなのかの詳細を見ることが大事なんや。そうじゃなかったらリアルな勝者にのることで得られる利益が得られないことになりかねないんやで。ところで、もりFedの利上げが減速するんやったら、ドルは弱くなるから、グローバルな企業にはそれは素晴らしい後押しになるんや。JNJはそういう状況にも恩恵を大きく受けるグローバル会社や。

 

先週の火曜日に決算があったゴールドマンサックスの決算はめちゃめちゃひどいものになると思われとったんや。投資銀行部門もトレーディング部門も今の状況的に低調やと思われとったんや。加えてM&Aビジネスを下火やからあかんと思われとったんや。ただ、ちょっと前にわいがやったCEOのDavid Solomonのインタビューを見てくれたらわかったと思うが、彼が言うとったのは、コストを削減してるし、資産管理、運用部門は利益をきちんと出せるほど強いと言うとったんや。その通りやったやろ。

 

更にLockheed Martinの決算もあったんやが、あまりに多くのアナリストがこの会社の決算の数字のミスを予想しとった。やけど実際発表された数字は素晴らしかったんや。後はNetflixやが、この会社はこの週のまさにベストな決算を発表したよな。ただただ巨大なビートやったんや。ガイダンスのアップビートも素晴らしかったで。わいは今回の決算ほど、Netflixの経営陣がBullishやったのを見たことはそうそうないで。広告つきプランもホームランになると思うで。わいは今Netflixは買いやと思うんや。今回の決算はアグレッシブな買いに値するで。

 

水曜日はまたまた見くびられとった会社の決算があったで。P&Gや。前評判と違って決算は美しかったんや。ドル高とコスト増に苦しんどると言われとったが、原材料のコストは向かい風から追い風に変わっとったんや。わいはP&Gはここからも巨大なビジネスの伸びが見られると思うんや。なのに決算以来株価はあまり伸びてなくて、わいはまじかと思っとるんや。Netflixに次ぐアップサイドサプライズやったんやけどな。水曜日は更にIBMの決算発表があったが、素晴らしかったで。クラウドに集中する戦略がワークしとるんや。あまりに多くのBearがこの会社に群がっとったんやが、彼らは間違っとったんや。株価はどんどん上にいっとるで。

 

水曜日は更にTeslaの決算発表があって、わいは中国の心配があることはわかっとるが、Teslaは作り得るかぎりの車を作って売っとって、それらは飛ぶように売れとって、決算はわいは良かったと思うで。中国での競争激化で値下げせんとあかんとか、心配があるのはわかるけどな。後は木曜日にはAT&Tの決算があったんやが、この株は長い間負け犬で、やけど今回の決算は素晴らしかったで。ダメダメやったVerizonとは対照的や。わいはこの株はボトムをつけたと思うで。こんなに素早く全てのカテゴリーでカムバックしたのは驚きや。株価はまだ安くて、上昇余地があると思うで。

 

木曜日はSnapの決算が衝撃的で、SNS株がつられて下落したんやが、やけどSnapはマネタイズが下手な子供のメッセージボードなだけであって、だからMetaとかAlphabetの株価が下がるのは納得がいかんで。逆にSnapが悪い分競合が良くなっとる可能性すらあり得るのに。後はTracor Supplyの決算発表もあったで。この週唯一のビッグなリテールや。この会社の決算ははじめ失望をもってとらえられたんやが、やけど株価はそこから大きく上がっとるんや。木曜日は更にCSXの決算発表があったんやが、このメジャーな鉄道会社もアップサイドサプライズを発表したんや。やけどこの発表も、皆Snapの決算にうつつを抜かしとったから十分注目されんかったんや。

 

金曜日はSchlumbergeの決算発表があったんや。この会社はこの会社はナンバーワンの石油会社の一つや。そして石油会社の全体の良さを暗示する先導者になったんや。素晴らしい決算のビートやったで。後はAmerican Expressの決算発表もあったんや。この決算がたぶんこの週で最も誤解された決算やったんや。わいは決算の数字は悪いととらえられがちやが、ビジネスはここ最近で覚えているものを含めても最も強いものの一つやったと思うんや。成長が強いんや。全てのビジネスが火を噴いとる。そして決算の数字も言われとるほど悪くなかったとわいは思っとるんや。

 

わいはこういう風な感じで、あと10個、素晴らしい決算を出した勝者を挙げることができるで。例えば航空会社とかも素晴らしかったで。あとは銀行は銀行でも小さな地方銀行も素晴らしかったで。結論やが、きちんと決算をフォローすれば、重要な会社の決算は予想よりいいものが続出しとるということなんや。今株価が上がっとるのは何も、Fedが利上げを11月のFOMC以降は減速するかもしれんという雰囲気だけではなくて、この決算シーズンでの個々の会社の決算がリアルにええからなんや。そこのところを抑えとかんとマーケットを大きく見誤ることにつながってしまうで。

 

 

今週の数々の決算も大注目ですね。

 

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