こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/27のMad Moneyはどうだったでしょうか。
本当に長い間マーケットを牽引してきたのはメガテクノロジー株やった。いわゆるFAANG+Mや。ただその確固だった地位は今は見る影もないんや。皆これらの株から逃げ出して、これらの株を売ったお金でもっといい株はないかと探しとるんや。そしてファンドマネジャーは今どういう株を買っとるかというと、バリュエーションがリーズナブルで、実際に物を作ってそれを売って利益をあげて、その利益を自社株買いや配当で株主に返している、そういう会社の株を買っとるんや。そういう傾向がまた顕著に見られたような今日という一日やったで。
物を作って売って手堅く儲ける会社の株が集まっとるダウは+0.61%と上昇したんや。やけどSP500は-0.61%と下がったし、株主に配当を出したりすることが少ないテクノロジー株が集まっとるナスダックは-1.63%と一番下落したんや。テクノロジー株は実に去年の11月から安定して下落し続けとるんや。長らくマーケットはFAANGや他のテクノロジー株の動向に支配されとったんやが、ようやくそういう呪縛から逃れてきとるような状況や。そしてわいに言わせれば、それはマーケットにとってええことや。
誤解せんでくれよ、わいはテクノロジー株は好きやし、FAANGのいくつかをはじめ、テクノロジー株はわいのファンドで持ち続けとるが、そしてそれはもう現時点となっては売り払うのは遅すぎるという側面もあるからや。金利が低くてその分夢がどんどん膨らむような時代は、ハイグロースというコンセプトは素晴らしくて、予想を超えた成長を見せた決算の後は株価は跳ね上がったもんや。ただ今はどうや?FAANGの各決算を見たか?AlphabetやMicrosoftは大きく下落しとるし、Facebookに関しては目も当てられないで。
そして今日の引け後、Amazonの決算発表があったが、ほとんど全ての要素で予想をミスしてしまったんや。AWSでもや。そして次の四半期のガイダンスもひどかったんや。株価は時間外で14%も下落しとる。Appleに関しては後から出てくるが、要はもう、メガテックの時代ではなくなってしまったということや。じゃあこれからのマーケットリーダーはどういうセクターなんや?わいらは今までのリーダーやったメガテックがあかんからって、両手をあげてただ降参したいわけやないやろ?
これからの新しいリーダーは、株主を真の会社のオーナーとして扱う会社たちや。シリコンバレーとは全く違う哲学や。テクノロジー株全盛の時に出遅れたように見えた会社は、それでも長期間手堅く商売を続けて利益を出し続けて、今日の目を見ようとしとるんや。これから六つのセクターを挙げていきたいが、まず挙げたいのが、この環境問題対策全盛の時代に最も直感に反する、やけど今現に最も儲けとるセクターである、化石燃料セクターや。
原油価格は一時期からは大きく落ちたが、石油会社は最もバリュー・オリエンティッドな会社や。無駄な支出をすることを嫌って、株主にどんどん利益を返すんや。Chevron Exon Devon Pioneer。どれも素晴らしい配当を出しとって、大きな自社株買いもやっとるんや。後は石炭株もええんや。わかっとる。わいは石炭は嫌いや。今の時代にあわん。あなたもそう思っとるやろう。やけどわいらの考えがなんやというんや?実際に石炭株はブームしとるんや。なぜなら、環境問題に配慮して原子力発電所とか天然ガスのプラントを閉じたりした結果、戦争もあってエネルギー不足がおこって、じゃあどうなるとなった時に石炭もまた選択肢として存在感が高まったんや。Norfolk Southernはアップサイドサプライズやったやろ。石炭をいっぱい運んどるんや。Peabody Energyのような石炭株もええんやで。わいは石炭産業の再興を望まんが、そうなってしまっとるんや。
二つ目のリーダーシップ・セクターとして挙げたいのが、ヘルスケアや。United HealthやHumanaのような保険会社は良くやっとる。わいのファンドはHumanaを持っとるし、UNHはダウ銘柄や。今はナスダック銘柄やなくて、ダウ銘柄がええんや。ヘルスケアには更に製薬株が含まれるで。Merckは1980-90年代の良かった時を思い起こさせるで。癌治療薬のキイトルーダに代表される薬が好調や。Bristol MyersもJohnson and Jhonsonもええで。J&Jはわいのファンドでも持っとるが、消費者製品部門をスピンオフさせて価値向上を狙っとるんや。今はどの分野も好調なんや。COVIDのワクチンで儲けとるPfizerも好きやし、中でもわいの一番のお気に入りはEli Lillyや。肥満治療薬、糖尿病治療薬は、アメージングな薬になっていくで。
三つ目のリーダーシップ・セクターとして挙げたいのが、トラベルや。旅行分野や。今はCOVIDで旅行制限がかかっとったのは過去のことや。むしろCOVID時代にできなかった分を取り戻そうと、皆旅行にいきまくっとるで。だからわいはUnited AirlineとDeltaが好きやで。Boeingもここからええかもしれんで。Boeingは誤解されとる株やが、ここから皆が予想しとる以上にワークするかもしれんのや。
四つ目のリーダーシップ・セクターは防衛セクターや。そうや、わいらは兵器無しには自国を守ることができん。ロシアとウクライナの戦争でわかるやろう。こういう世の中ではLockheed MartinやGeneral Dynamics、Northrop Graman、そしてわいのお気に入りのL3 Harrisとかが強いんや。あとはRaytheonや。ミサイルが大事や。
五つ目のリーダーシップ・セクターは食品・飲料セクターや。このセクターはここまでファンタスティックや。Pepsicoの決算で何を聞いた?コモディティーインフレがピークを迎えて、原材料コストが今向かい風から追い風に変わっとると言うとったやろ。Coca Colaも良かったし、ベストはGeneral Millsや。シリアルがめちゃめちゃ強かったし、素晴らしい業績を出しとるんや。そしてわいのお気に入りと言えばもうわかるやろ、P&Gや。わいのファンドで持っとるし、素晴らしい2023年を過ごすと思うで。
さて、テクノロジー会社やが、全てのテクノロジー株がアンタッチャブルなわけやないで。アップルの決算があったばかりやが、わいは素晴らしかったと思うで。iPhone 14が弱いと言われたりもしたが、やけど決算を見るとほとんど全ての分野で予想を上回ったんや。他の会社のサブスクサービスがあまり伸びてない中で、アップルのサービス売り上げもきちんと5%、YoYで伸びとるんや。原材料コストが下がってきたからハードウェアの分野もこれからもっと良くなっていくはずや。ここからドルが弱くなったら素晴らしい追い風や。他のメガテックがPCセクターの減速やオンライン広告の不調に悩まされとる中、アップルはその圧倒的な顧客満足度を背景に、経営陣はますます何が顧客が必要としているかを読み取ってそれを与え続けていくんや。だからわいはいつも言うとるんや。Own it, don't trade itとな。
結論やが、メガテクノロジー会社はクラッシュしてしもうた。他のテクノロジー会社ももがいている会社が多い。Fedが利上げをしとる局面では、リセッション・レジスタントな株がワークするんや。利益を出して、株主に寛大にその利益を返しとる会社や。新しいリーダーとして、石油、ヘルスケア、旅行、防衛、食品・飲料の五セクターおよびそれぞれの注目銘柄、そしてアップルをあげたが、わいはそのリーダーシップポジションは近い将来は変わらずにいると思うで。FAANGに関しては持ち続けてもええが今は時じゃなくて、新規買いができるようになるまでは彼らは人を解雇して規律をもった経営をせんとあかんくて、それは時を要するやろう。
わかりやすい転換ですね。
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