こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの11/4のMad Moneyはどうだったでしょうか。
パウエル議長は水曜日、タカ派発言をしたやろ。ハードやったで。その上で今日はスモーキングホットな失業率の数字が発表されたんや。今日の雇用統計は非農業部門雇用者数は26万1000人増で予想より大幅に上やったんやが、失業率は3.7%と、市場予想の3.6%よりも上やったんや。強弱いりまじった結果という感じやが、失業率の増加はFedが見たかったことなんや。そして今日マーケットは大きく下落した時もあったけども結局上昇で終わったで。ダウは+1.26%、SP500は+1.36%、ナスダックは+1.28%やったんや。
非農業部門雇用者数は予想より上やったが、雇用の増加ペースは鈍化しつつあって、今月の伸びは2020年12月以降で最小やったんや。こういうこともあって今日はマーケットは悪くなかったんやが、やけど雇用者数が多かった、経済が強かった、経済は大丈夫やったら株式市場も大丈夫やろうと思って今日株を買った人は間違えとるで。それはFedに逆らっとるということや。そういう考え方をして勝てることはないんや。そういうことを頭に入れて、来週のゲームプランを見ていこうやないか。
まずは大注目のFedの動きからや。月曜日はまずクリーブランド連銀のメスター総裁の講演があるで。彼女はFedの中でも最もタカ派と言われとるんや。この講演の質疑応答で、利上げについての質問が出るやろう。そしてそれを機ととらえて、インフレが真に落ちつくまでは断固として利上げをし続けることの大切さを切々と説くと思うんや。マーケットがどう反応するのか要注意や。この週、大事な数字としては木曜日の消費者物価指数の発表や。今年ここまでの悪さがつまったような数字になると思うんや。コモディティーインフレが落ち着いとることはわかっとるが、やけどたぶんもう一回ぐらいレッドホットなCPIの数字が発表されるんやないかと思うんや。そうしたらマーケットは下落するかもしれん。その準備を皆しておくべきや。
木曜日、悪いことに、CPIの発表の後、またクリーブランド連銀のメスター総裁の講演があるんや。もしCPIの数字がホットやったら、彼女はそれをことさらにとりあげて、一時間なぜ断固とした利上げがこれからも必要なのかしゃべり倒すに決まっとるんや。わいは今冗談のように言うとるこのことが本当に冗談ですんだらええなと思っとるで。やけどわいはここまでのFedのメンバーのタカ派発言でマーケットが下落することに心からうんざりしとるんや。
じゃあこの週の個々の会社の決算はどうや?まず月曜日はBionteckの決算発表があるで。今日この会社の株は6%も上がったが、中国がこの会社のCOVIDのmRNAワクチンを外国人には許可するというニュースが流れたからや。そこら辺がどうなっとるのか注目しようやないか。あと、更にTreeHouseの決算発表があるで。この会社は食品メーカーなんやが、今、スーパーでの消費者の購買力が下落してないということなんや。わいはこのことをダブルチェックしたからな。このことはFedはまだまだアグレッシブでい続けんとあかん理由の一つになっとるわけやが、どうなっとるのかの手がかりを得ようやないか。
月曜日の引け後はTake Two Interactiveの決算発表があるで。このゲーム会社はCOVID時代は絶好調やったが、COVIDプレイやと思われてポストCOVID時代では株価は大きく下落しとる。やけどわいはこの会社は新旧素晴らしいゲームを作っとって、大きく儲けとると思うんや。もしかしたらこの決算ぐらいから、ただのCOVIDプレイではないということを示せるかもしれんで。火曜日はGlobalFoundriesの決算発表があるで。半導体メーカーや。この決算は重要やで。まだまだ例えば車載用の半導体とかでは不足しとる半導体分野があるんや。別にこの会社がボトルネックになるわけではないで、この決算を聞くことで今どこでまだ半導体不足がおきているのか、状況を知ることができるで。
火曜日は更にDisneyの決算発表があるで。この株が皆からあきらめられとることにわいは信じられない気持ちや。なんでこんなに下がっとるのかわいには理解ができんが、今は確かに強力なベアマーケットやから、こういう株に対する注目がなくなってもまあ不思議ではないかもしれん。わいのファンドはこの株の大きなポジションを持っとるし、$90まで下がったらまた買い増すで。更にAMCの決算発表もあるで。この株はミーム株として激しい動きを繰り返して今は大きく下がってきとるが、たぶん経営陣はミーム株の盛り上がりはゲームみたいなものととらえて、そんなにこの株価の下落を深刻にとらえてないと思うで。まあでもわいはこの株を今買うことは決してないけどな。
火曜日は更にOccidental Petroleumの決算発表があるで。わいはこの会社は素晴らしい数字を発表すると思うで。ウォーレンバフェットがこの株のバックにいることは言うまでもないで。わいはこの会社よりもええ石油会社はいっぱいあると思うが、もっともバフェットがいれこんどるのがこの会社や。水曜日はまずRobloxの決算発表があるで。これもまたCOVIDプレイとみなされとる負け犬株や。こういうグループはどんな数字を発表してもあまり関係ないぐらい嫌われとるが、ただ今日はDoordashが決算後上がったりしたからな。果たしてどんな結果やろうか。
さて、水曜日はWynn Resortsの決算発表もあるんやが、これは重要やで。この会社は中国のゼロコロナ政策に人質をとられとるような状態やったんやが、もし中国政府がよりリーズナブルな動きをするなら、そしてわいはそれを期待してこの株をわいのファンドで買ってここまではそれが間違っとったわけやが、もしこれから良くなっていくなら、このWYNN株はもう大きく下落してリスクがだいぶ取り除かれとる状態やから、ここから期待できるかもしれんで。
木曜日はIPO銘柄の決算発表があるで。ここ二年間のIPO銘柄はもし投資するんやったら宝くじを買うようなものや。決算発表があるCompassは不動産テクノロジープレイで、Matterportは3Dカメラプレイで、これらの会社はだれでもIPOができるような時代に上場した会社たちで、あとToastはレストラン向けクラウドの会社やが、これらの株価が焼かれなければ(toastされなければ)ええなと思うで。わいはメキシカンバーをやっとるからわかるが、Toastという会社は深い堀、ワイドモートがあるとウォール街に思わせて上場したが、確かに彼らの製品はええかもしれんが、それがええ株の動きにつながるとは限らないことは他の多くの例で見てきたやろ。
金曜日は中国の独身の日や。わいはこの日がお気に入りやで。中国でショッピングホリデーとして作られた日やが、中国がmRNAワクチンにかたむきだしたこともあるし、中国の景気や動向が大注目やで。結論やが、まだまだウォール街における個々の会社の業績への期待は高くて、それがまだまだ低くなるまでは本格的に買い出動が安全にできるということにはならないで。ただ、大きな下落があった時に良い株を拾っておくということをしなければ、後で後悔することにはなると思うで。マーケットが本当に売られすぎになったらわいがきちんとその時を言うから、まだまだわいに注目してくれよな。
言及が無かったですが、中間選挙の週ですね。
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