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【ジム・クレイマー】中間選挙の結果マーケットはどうなるのか!?重要な留意点と注意点!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの11/7のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

明日は中間選挙があるよな。実はこの中間選挙には、一時的にせよそうでないにせよ、モメンタムをぐいっと変えてしまうパワーがあるんや。今のところ共和党が議席を伸ばしそうよな。そういう目論見もあって今日は株式市場は上昇した日になったで。ダウは+1.31%、SP500は+0.96%、そしてナスダックは+0.85%やったんや。なんでこうなのかというと、今の大統領のバイデンはAnti-businessやからや。共和党の勝利が見えたらマーケットは喜びを表すやろうと思われとるんや。しかも、ウォール街はとにかく分裂する議会が好きなんや。膠着して何も新しいことが決められない状態こそが、不確定要素が減るから好きなんや。

 

じゃあわいらにとって中間選挙で共和党が勝つとなったらそのことをどう解釈したらええんや?BullとBear、それぞれのケースについて見ていくで。中間選挙後から次の年の6/30までを考えると、歴史的に常に株式は上昇してきたんや。1930年から毎回やで。例外なしやで。しかもだいたいはかなり大きな上昇を見せるんや。歴史的な大幅上昇の中においては、過去5回の上昇は控えめやったけど、やけど上昇するというのは例外なしなんや。100%上がるんやで。

 

あと、上院であれ下院であれ、共和党が主導権を握るとなったら、それは2024年の大統領選挙に向けて大きなことやで。そしてバイデン大統領は株式市場にフレンドリーじゃない大統領やから、二年後の大統領選挙に向けた動きもマーケットに大きく影響を与えるんや。実際わいはバイデンほど株式市場がどうでもええ大統領を他に知らんで。前にも言うたと思うが、数十年前に彼とワシントン行きのアムトラックで会った時、彼は株式市場、何それ、という感じやったからな。やけどわいの意見はどうでもええ。ウォール街がバイデンを嫌っとる。特にトランプ大統領との比較においては顕著にそうや。

 

ということで共和党が主導権を握るとなったら、それが上院であれ下院であれマーケットはポップするかもしれん。中でも最も大きな勝利者は誰やと思う?まずは石油ガス会社や。シンプルに石油、ガスサービス会社とかや。わいのファンドは例えばハリバートンを持っとるで。後はサービス会社とは違う、石油ガス採掘会社、生産者もええやろう。わいらにはもっと多くのパイプラインが必要や。石油ガス会社に加えて、銀行も勝者になるやろう。共和党が勝つということはレギュレーションが緩くなるということや。

 

バイデン政権はめちゃめちゃAnti-Bankだととらえられとるんや。共和党が勝つと思うんやったら、メジャーどころのJPMorganとかBank of AmericaとかWells Fargoをもっとけばええで。わいのファンドはWells Fargoの大きなポジションを持っとるで。ここまで銀行株は上がって来とって、それは利上げ環境下で大きく儲けとるからやが、実は共和党が勝つんやないかという思惑からそうなっとる面もあるんや。あとは、共和党が勝ったらより買収が盛んになるやろう。今は上場会社が小さな非上場会社を買収することは行われとるが、上場会社が他の上場会社を買収することに関しては規制がかかっとるんや。法務省の独禁法部門が精力的に動いとるからな。やけど共和党主導になったらその状況も変わり得るんや。ただ、それは、後で述べるように、ここ2年はむしろ逆かもしれんのやけどな。

 

ただ、共和党が勝ったらBullなケースばかりではないで。Bearケースも当然あるんや。むしろBullケースの逆がおこりやすいということなんや。例えば、共和党が勝つということは民主党の大統領とで政府が割れるということやが、そうなった時には大きなビジネスに対して茶々が入りやすいんや。特にバイデンの二年後の再選が厳しいんやないかとなった途端、じゃあ今のうちにできることはやっとかんといかんということで途端にビジネスへの締め付けが激しくなる危険があるんや。だからここからの2年間はM&Aにおいてはめちゃめちゃネガティブになるかもいしれんで。こういう状況になったら例えばGoldman Sachsのような会社にはマイナスや。

 

第二に、似たような状況で、新しいパイプラインのプランが全部つぶされるかもしれんで。大統領が民主党のうちは規制を握る部署が全部握りつぶすことが可能なんや。わいはバイデンが再選を目指すならむしろどんどんパイプラインを作ってエネルギー価格を下げる方向に動いた方がええと思うんやけどな。第三に、銀行に関してより厳しい監査が入るやろう。確かに高金利下では、顧客から預かったお金を短期債で運用するだけで大きな儲けが入る。やけど銀行は狡猾で、その儲けた分をリーズナブルに顧客に返すわけではないで。これはアンフェアに聞こえるやろうし、政府は調査をするかもしれんのや。

 

第四に、政治的に石炭がやられるかもしれんで。石炭の輸送は今鉄道会社にとっては大きな利益のもとや。やけどバイデン大統領は石炭を憎んどるから、関税をかけたりしてくるかもしれん。中国には売れんようにしたりするかもしれん。中国という意味で言えば全大統領のトランプは中国に大きな関税をかけて厳しい姿勢を見せたよな。一方バイデン大統領は中国に関しては特にテクノロジー会社を狙い撃ちにしとる。直接的に軍事につながるからや。そしてそれは台湾に関係があって、台湾は今半導体業界で超重要な位置を占めとる国やからな。だから第五としては、もし中間選挙で共和党が勝てば、わいは一時的には半導体株や半導体製造装置の株は上昇すると思うで。やけどその上昇は短命かもしれん。なぜならまだまだバイデン政権は輸出規制を強化するやろうからや。

 

第六に、これが最も重要なことなんやが、共和党が勝ったら債務上限の問題がより大きくなるやろう。実際この点が多くの人が今議論しとるところや。2011年の債務上限危機を覚えとるか?あの時も民主党の大統領で、やけど議会は共和党が握っとった時や。あのような災害がまたおこる可能性があるんや。わいらはまた債務上限の問題でもめてそのことで様々な打撃を受けることを警戒せんとあかん。わいらにお金が無いから危機がおこるんやないんや。政治システムが機能せずに危機がおこるんや。わいは今、残りのバイデン政権の期間でこれを一番心配しとる。11年前にこの債務上限危機があった時はマーケットは19%も下落したんや。歴史的にはいずれはなんとかなるものやから、債務上限の引き上げのごたごたで株価が下がっときはわいは買い上がることを薦めるで。

 

ということで今日の株式市場の上昇は、明日の中間選挙で共和党が勝ってそれで更にマーケットが上がるという目論見によるものや。ただ共和党が勝ったら民主党が残りの二年また過激になることや、債務上限の引き上げ問題が紛糾するやろうことはマーケットに織り込まれてないで。ということで結論やが、明日も今日のように、共和党が中間選挙で勝つという目論見でマーケットが上がるんやったら、既にマーケットはここまで大きく上がってきたことを今一度意識しとかんとあかんで。別に金利が下がっとるわけでも決算の結果がええわけでもないわけやから、別に議会の様相が変わってもそこのところは変わりがないことを心に留めとかんとあかんで。

 

 

中間選挙の結果に注目ですね。

 

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