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【ジム・クレイマー】今のマーケットはいろいろなエキサイティングなことがおこっとるが、何はともあれ一番大事なのはインフレの収まり具合や!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの11/11のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

仮想通貨界隈がめちゃめちゃ騒がしいな。暗号資産の申し子ともてはやされたバンクマンフリードが転落しとる。あまりに多くのお金が塵となって消えてしまっとるんや。ビットコインも続落で今日は-4.24%や。そういうことに隠れてしまっとるかもしれんが、今株式市場にBullが戻って来とるのはリアルなストーリーやと思うんや。昨日のCPI発表からの大きな上がりの勢いがパワフルすぎて、今日もラリーが続いたんや。ダウは-0.10%ととんとんやったが、SP500は+0.92%、そしてナスダックが一番勢いがすごくて、+1.88%の続伸やったんや。テクノロジー株の勢いがすごいで。一方でリセッションプルーフな株の勢いは弱いんや。めちゃめちゃクオリティーの高い製薬株とかが冴えなくて、Speculativeなクラウド株とかが大きく続伸しとる。

 

そういう状況の中で来週はどういう週になるのか。何が来週一番大事かと言うと、インフレがおさまりつつあるのが本当なのかということが確認できるかどうかなんや。インフレがおさまりつつあったらFedも金融引き締めの手を緩めて経済を痛めつけるその度合いを緩やかにできるんや。ということを頭にいれて来週のゲームプランを見ていきたいわけやが、来週の注目決算の大部分はリテールなんや。そうや、あなたにかかわることや。あなたがどれぐらい買い物をしとるのかということや。そしてその買い物の値段がどうなっとるのかということや。

 

そういう意味でまず一番に言うておきたいのは、火曜日の小売売上高の発表や。わいはリテール株のいろんな決算はよくあってほしいんやが、この全体を合計したこの小売売上高の統計の数字は弱くあってほしいんや。そして弱いインフレを感じたいんや。わいはこの数字が弱かったらマーケットはこの週も強いままかもしれんと思うで。今まで何回も言うてきたが、今は悪いニュースはいいニュースモードなんや。小売売上高の弱い数字は、Fedがインフレ戦争の勝利までにもうそこまで経済を痛めつけなくてもいいかもしれんことを意味するからな。

 

個々の注目決算にいってみようやないか。まず月曜日はHighpeak Energyの決算発表があるで。わいは素晴らしい数字やと思うで。わいが以前から今持つべき株の条件としてあげとるのが、利益をあげてその利益を株主に返しとる会社や。Highpeak Energyは古臭い会社に見えつかもしれんが利益を株主に返している点で素晴らしくて、しかもグロースもあるんや。石油価格がここから上に行くとあなたが思うんやったら、こういう会社の株を持つべきなんや。

 

火曜日はWalmartの決算発表があるで。ウォール街の大半はこの株はここからええと思っとるで。今回の決算も良くて株価が上昇し続けると思っとるで。やけどわいはそこのポジションにCostcoをもってきとって、わいのファンドはCostcoを持っとるんや。わいはWalmartにも多くのチャンスを上げたんやが、ここのところのあまりに多くのネガティブサプライズで白旗をあげたんや。ただ、今ええニュースとしては、経済は今じゅうぶん弱くなっとるかもしれんくて、そういう時は人々は財布のひもを締めるんや。そういう時にWalmartというのは輝くんや。売っとるものが安いからな。

 

火曜日はHome Depotの決算もあるんやが、この株は反対に、ハウジングのいけてない状況から、多くの人がダメやと思っとる。わいはでも悪くないんやないかと思うし、それは水曜日に決算発表があるLowe'sも一緒やで。わいは両方の会社の業績が良くても驚かんで。リノベーションとかは今でも盛んにおこなわれとるからな。ただだからといって株価がその後場外ホームランのような動きはせんやろうけどな。後はTJXの決算発表もあるで。今特にこの会社は状況的にベスト中のベストや。この会社は他のリテーラーの在庫を買い取って安く売るビジネスモデルや。他のリテールは売れない在庫が積み上がったら新製品を陳列できなくて邪魔やから、在庫を売りたいんや。そしてTJXは驚くべき安価で在庫を買うわけや。一般にこの会社はオフプライスリテーラーと言われるが、わいはキャッシュマシーンと呼ぶで。

 

水曜日は更にTargetの決算発表もあるで。多くの人がこの会社をショートしとるが、わいは間違っとると思うで。CEOのBrian Cornellは新しく3年間の契約にサインしたし、わいは彼はこれからもやってくれると思うで。ビリーバーやで。さて、議論が分かれるNvidiaの決算発表もあるんや。この会社は前の決算をミスしたんや。政府が課す、対中輸出規制も大きいで。ただNvidiaは対策を練って、中国に輸出できる半導体を開発したりしとる。ただわいは今の株価の上がりはショートセラーが焼かれとるだけで、持続可能性がないんやないかと心配しとるで。実際に積み上がっとる在庫がはけたりしとるのかどうか、心配しとるで。

 

水曜日の引け後はCiscoの決算発表があるで。わいはええんやないかと思うで。今リスクリワード的に好きやで。後はBowleroの決算発表もあるで。ボウリングセンターとかをやっとる会社やが、SPACにしては珍しく良くやっとるんや。わいが持ちたいような株やで。ポートフォリオの中のSpeculative株の枠として持ちたいで。

 

木曜日はまずAlibabaの決算発表があるで。中国で最大のeコマースプレイやが、わいはええ数字を発表することは可能やと思うで。中国政府はええ数字を発表してほしいやろう。アメリカの投資家もまた取り込みたいやろう。アメリカの投資家を中国に関心を向けさせるにはAlibabaのような会社が素晴らしい業績をあげるのが一番やからや。ただ、わいの個人的意見としては、わいはもう中国政府を信用することにはうんざりしとるや。Alibabaのビジネスは常に共産党に人質をとられながらやっとるような状態や。例えば今回の決算が仮に良くても次の決算はわからん。そういうところにわいはお金をおきたくないで。

 

木曜日は更にタフな二つの決算発表があるで。Kohl'sとGapや。プレアナウンスメント的にKohl'sの数字はOKかもしれん。ただ暫定CEOのTom Kingsburyがわいは好きやが、今ここに近寄ろうとは思わんで。Gapに関しては、株価が安いことは確かやが、ここにも近づきたくないで。一方でわいがめちゃめちゃ好きなのが、更に木曜日に決算発表があるPalo Alto Networksや。もし決算前に株価が落ちることがあればこれを買うべきや。今週いろいろな会社の決算があると言うてきたが、何か買いたければまずこれを買うべきや。この会社はナンバーワンのサイバーセキュリティー会社で、モンスター決算を発表すると思うで。

 

最後に金曜日やが、Foot Lockerの決算発表があるで。わいは長年好きじゃないやが、これは新しいCEOのMary Dillonの初めての決算や。彼女はUlta Beuty時代、本当に素晴らしい仕事をしたんや。わいは彼女はトラブルが頻発するこの会社もターンアラウンドを成し遂げてくれると思うで。この週は今週に引き続き仮想通貨のニュースで忙しくなるやろうが、わいは仮想通貨はとにかく政府が規制すべきやと言うてきたし、今でもそれを言い続けたい。善良な市民の多額のお金が溶けとるんや。もう手遅れの部分もあると思うが、何とかしてほしいし、わいは仮想通貨やなくて、来週もいろいろな注目点がある株式市場で儲けたいんや。

 

結論やが、今のマーケットはいろいろなエキサイティングなことがおこっとるが、何はともあれ一番大事なのはインフレの収まり具合や。インフレがおさまっとるというサインが引き続き見られたら、今のマーケットは強いままでいけるやろう。そうじゃなかったら、今の上昇の勢いはなくなってしまうやろう。

 

 

小売売上高に注目ですね。

 

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