アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】Fedは既にもう経済に多くのダメージを与えとるんや!見えにくい部分やあるけれど。。【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの11/14のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今のマーケットは何かが変わりつつある。先週の木曜日、大きな上がりがあった後、いつもならあんなに大きな上がりがあったら翌日の金曜日は下落していてもおかしくないのに、マーケットは思いのほか強くて続伸したやろ?今日だってそうや。FTXのスキャンダルがあって株価が大きく下落で始まって一日中下落でもおかしくなかったよな。週末だってFedのウォラー理事が、CPIの鈍化はいいニュースだったがただの一つのデータポイントにすぎず、まだまだ利上げ停止までの道のりは長いというたんや。もっともっと株式市場が下がってもおかしくなかったんやが、やけどFedに関して言えば今日、ブレイナード副議長が利上げペースを鈍化させることが近いうちに適切になると思うと言うたんや。「近いうちに(soon)」というたんやで。これこそBullが聞きたかったことやろ。だから株価は一時バウンスバックしたで。ただ引けにかけて株価は下落に向かって、結局ダウは-0.63%、SP500は-0.89%、そしてナスダックは-1.12%と下落した日になったんや。

 

やけどわいは確かな変化を感じるで。マーケットが打たれ強くなってきとるんや。なぜかという理由やが、わいはブレイナードが言うとることが的を得とると思うんや。そしてFedはまだまだ引き締めをやめることはないやろうが、そのペースが今まで思われとったよりもアグレッシブじゃないとしたら、Bearは株価を下げ続ける燃料を失ってしまうんや。もしここで株式市場の大きな下落がこれからないとすれば、結構思ったよりも痛みがなく状況が好転するもんだなと思うかもしれん。やけどそれは間違っとるで。マーケットは打たれ強くなっても実経済は痛みの連続や。

 

わいらは右も左もレイオフに囲まれとる。テクノロジー会社もSaasとかのソフトウェア会社も、長い間あまりにも好調やったから、ここまで人の解雇の仕方を忘れたんやないかという動きやったんやが、やけどここにきて続々とレイオフが発表されとるよな。Amazonは約1万人の従業員の削減を計画していることが今日明らかになったで。早ければ今週中にも人員整理が始まるんや。Meta Platformsはより大きな1万1千人の解雇を先週発表しとるが、これらの半分は技術担当や。わいはビッグテックがもっともっとこのリストラ計画に追随すると思うで。Alphabetだって今はもうそんなに多くの社員を抱えておくことはできんやろう。Microsoftだってそうやろう。

 

テクノロジー会社であれば何でも、フィンテックだってなんだって、エンタープライズソフトウェア会社だってなんだって、広告のアドテックだって、その従業員は痛みを感じとるはずや。テクノロジー会社で働いていない人に痛みが見えにくいだけや。しかも痛みは、ただ従業員を解雇するだけではないで。あまりに多くのテック社員が株式連動型の報酬をもらっとるから、株価が下がったらその痛みは大きなものになるんや。こういう状況でスタートアップの会社も苦しくなっとって、今じゃなければIPOできるような会社も全然できていない状況や。IPOに対する投資家の食欲が全然ないんや。食指が動かんのや。マーケットがもっと安全になるまでは今の状況は続くやろう。SPACに関しては言うまでもないんや。SPACのことはまだまだ忘れたままでいるんやで。

 

一方でクレイジーなのは、今人々が買っている株や。普通はリセッションに陥る時にはこれらの株が悪いよというのがあって、そういう株は敬遠されるもんやが、今のサイクルは違うで。そういう株こそ上がったりしているんや。例えばNucorや。リセッションに向かう時にこういう株を買ったらあかんのやが、投資家は買い上がっとるんや。今日だって上がっとるで。こういう株はどんどん下落してしかるべきやが、ここ数週間の上がりはクレイジーやで。こういう株は実際はそうじゃないくせにあたかも経済のスローダウンに免疫があるように見えるんや。

 

そういう工業株は今日の大きな引けにかけての下落でもそんなに下がらんかったんや。それはでもそうなんや。下がったのはテクノロジー株や。やけどいろんなテクノロジー会社がセキュリティーだの財務管理だの顧客管理だの似たようなことをそれぞれやったりしとるわけやが、わいはもはやだいたい二つの企業に集約できるんやないかと思うで。SalesforceとPalo Alto Networksや。ServiceNowとかWorkdayもまあええかもしれんけどな。ところでSalesforceなんか事業を整理して100億ドルの自社株買いを行うんや。前までは株式を公開してどんどん資金調達しとったのが、隔世の感があるで。

 

さて、ここで質問や。テクノロジー会社に痛みが出とると言うたが、その痛みは果たして、Fedが今の利上げを緩めるほどに大きなものやろうか?これは重要な質問よな。わいの考えはこうや。Fedは何事も過剰に無駄なものを排除したいんや。シリコンバレーの職は今まで過剰やった。だってNorfork Sothernとかが過剰やと思うか?Union Padificはどうや?彼らはパンデミック中にあまりに多くの人を解雇しすぎて今労働者不足なんや。明らかに今の状況は過剰じゃないで。やけどシリコンバレーは違ったんや。そしてそれが今整理されとる。

 

仮想通貨業界の崩壊は、あまりに多くの仮想通貨宝くじにあたった大金持ちの発生を終わらせようとしとって、あまりに多くの異なる種類の仮想通貨とかが存在して皆がそれを買い支えとるのはただただ馬鹿げとるんや。いろいろなコインが作られてそれに人々が群がって、それを誰も規制せんのはまるでジョークや。仮想通貨業界の人の声は大きすぎたんや。一方テクノロジー会社に関して言えば、黎明期は様々な異なるソフトウェアの需要が強くて、そのスキームも力強かったが、今は食い合いになっとる面があるんや。めちゃめちゃ多くのクラウド会社とかが誕生してどんどん価格を競争により下げていったんやが、いろいろな会社が大差がなくなってきとるんや。

 

もしあなたが、Alphabetのソフトウェアエンジニアだったり、Meta Platformsのプログラマーだったら、今あなたがピカピカの大きなビーチハウスを買ってやろうと思うやろうか?それともLowe'sで新しい冷蔵庫を買うにとどめとこうと思うやろうか。わいは後者やと思うんや。テクノロジー業界は突然スローダウンが顕著になったんや。明日からはテクノロジー業界とはまた違う、リテール業界の決算発表や小売売上高の発表があるわけやが、それに注目しようということは次の週のゲームプランで言うたやろ?マクロ状況と個々の会社の状況、どっちも大切なんや。

 

大事なのは、旅行を別にすれば、今人々は何もやってないんや。今の状況がどれほど続くのか、財布のひもが固くなっとるんや。結論やが、Fedは既にもう経済に多くのダメージを与えとるんや。やけどそれが特定の、ここまで大きく膨れ上がったテクノロジー業界のようなセクターに限られとるから、ともすればそのダメージが見えにくくなっとったりするだけや。この仮想通貨業界の崩壊で、後はテクノロジー業界が更に沈めば、もしかしたらやけどインフレだって更にクールダウンするかもしれんで。

 

 

まだまだここから大きな痛みがこないといいのですが。

 

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