【ジム・クレイマー】わいらは中国に住んどるわけやないで！今週最も大事な日は。。。今週のゲームプラン！【Mad Money】

中国がごたついとる。ゼロコロナ政策への市民の反発が広がっとる。大規模な抗議活動が起きとる。そのことがアメリカの株価にも影響を及ぼしとるわけやが、やけどこういう時に改めて認識しておきたいのは、わいらは中国に住んでないということや。中国で働いてもないで。後はセントルイス連銀のブラード総裁とかニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がタカ派発言をして、株価が下落した日になったんや。ダウは-1.45%、SP500は-1.54%、そしてナスダックは-1.58%やったんや。

繰り返すが中国で市民が多く逮捕されとるからって、アメリカ市場に必ずしも直接的な打撃があるとは限らんのや。トランプ大統領の時に中国への関税の発表とかで株式市場が急落したりもしたから、その時の印象が強いかもしれんが、そして確かにいくつかのテクノロジー会社は、Appleとかやが、製造やサプライチェーンに問題を抱えるかもしれんが、それだけといえばそれだけなんや。そういうことはこれからも語っていくが、ここでは今週のゲームプランを見ておこうやないか。

ちなみにその前に、石油価格が落ちとって石油株も落ちとるんやが、わいは12/4のOPECプラスのミーティングで大幅な生産の減産が検討されると思っとるで。そうなったら石油価格は持ち直すんや。こういうことも考慮にいれてわいのファンドでは石油株を持っとるんや。中国がスローダウンしたって、ヨーロッパの旅行需要とかはめちゃめちゃ強いんや。こういうことも石油価格の押し上げにつながるかもしれんで。

ということで今週のゲームプランやが、今日はサイバーマンデーやったな。EtsyとかShopifyはCOVID時代に火を噴いて、人々のショッピングの慣習をよりオンラインに変えてきたんや。そしてそのトレンドは今だって強くなっとるんやで。勘違いせんでくれよ。わいはオンラインリテールの株は今まで一年以上好きやなかったんや。ただ現時点においてはまた再度好きになってきたんやで。以前まではCOVID時代との比較になってそれは難しかったんや。やけどその状況が終わった。ブラックフライデーの売上高が記録的になったと発表されて、SHOP株はめちゃ上がっとるやろ。EtsyとかShopifyとか、あとはわいのお気に入りのLulu Lemonとかはええと思うで。

火曜日の引け後はWorkdayの決算発表があるで。クラウドセクターはここまで最も弱いとされてきたセクターや。そしてもしかしたらまだまだ弱いままかもしれん。WDAYだって以前の素晴らしい決算の数字を再現するのはタフかもしれん。後はCrowdstrikeの決算発表もあるで。Palo Alto Networksはただのグロース株から利益の出るグロース株へと変貌して、株価も上向きに転換したんや。Crowdstrikeが同じような動きをできるのかどうか。興味深く見てみようやないか。

水曜日の注目は、パウエル議長が、ブルッキングズ研究所主催のイベントで経済見通しと労働市場について講演するんや。ちなみに後でもでてくるが、金曜日には雇用統計の発表があって、それを控えとる状態でアグレッシブなことはなかなか言えんのやないかと思うで。12月の13-14日のFOMCでの利上げの減速とかを示唆製てくれたらマーケットにはええやろうが、今日のFedの委員の発言を聞いてもそれに賭けて火曜日に株を買おうなんて考えるのはリスキーすぎる気がするで。

水曜日は更にHormel Foodsの決算発表があるで。PepsicoとかGeneral Millsの牽引もあって、食品株は下落から上昇に転じとる。リセッションでは食品株は良くやるんや。不況でもスパムは食べるやろ。Petcoの決算発表もあるで。わいはこのペットプレイを心配しとるんや。この会社の経営陣は耳障りのええことをいうがいつもええ数字を出さんのや。わいはそのパターンは続くかもしれんと思うで。

水曜日の引け後はエンタープライズソフトウェア会社の決算がいっぱいあるで。まずはSalesforceや。数字がちょっと軟調やとしてもわいはこの株を持ち続けてええと思うんや。利益がではじめとるし、アクティビスト投資家にも利益を出すようにけしかけられとる。巨額の自社株買いもやっとる。今年CRM株はインテルに次いで二番目にパフォーマンスの悪いダウ銘柄になっとるんやが、この状況の継続をMark Benioffはそうは許さんと思うで。

Oktaも決算発表があるで。COVID時代とは違い今回の決算も難しくなるかもしれんと思うで。わいはかつてこういう株が大好きやったが、今は言葉がないで。わいはあまりこういうことを言いたくはないが、やけどOktaみたいな会社は従業員の解雇をしてコスト削減をやらんとあかんと思うで。それはOktaだけじゃなくて、この日に更に決算発表があるSplunkもや。こういうデジタイザーはもう一年以上もウォール街から嫌われとるんや。いつどのようにこういう会社が上昇基調に転換するのか、わいにはわからんで。

Snowflakeも決算発表があるで。わいはこの会社は長期的視野をもってビジネスをやっとると思うで。ただ直近だと、どれだけ投資家は粘り強く待てるのかというところや。水曜日は更にPVHの決算発表もあるで。あまりテレビで取り上げられん会社やが、どうなるか見てみようやないか。

木曜日はDollar Generalの決算発表があるで。徐々に売っとるものが高くなっとるわけやが、やけどウォール街はまだこの銘柄が好きや。どんな数字なのか見てみようやないか。更にKrogerの決算発表もあるで。数字はええとわいは思っとるが誰もそんなこと気にせんかもしれん。Albertsonsとの合併のニュースの方が注目されとるからな。ただ連邦取引委員会（ＦＴＣ）は合併に反対するやろうからどうなるやろうか。

さて、木曜日の引け後は勝者の発表があるで。Ulta Beautyや。わいは大きなビートを期待しとるで。Lulu Lemonと同様のや。素晴らしい経営陣やと思うで。ああとはMarvel Techの決算発表もあるで。半導体会社が沈む中でこの会社は素晴らしい経営をされとるんや。ただわいはまだこの株を自信を持ってお薦めすることはできん。供給過剰が終わらんとあかん。Marvelは最も供給過剰が起きとる消費者向け半導体のExposureは少ないんやが、それでもや。

さて、この週で最も大事な日は金曜日や。雇用統計の発表があるで。非農業部門の雇用者数に大注目や。失業率にもや。失業率が上がっとって、時給は安定しとって、多くの解雇がおこっとることが見られたらええんや。ただそれらの動きが見えずにただただいろんな雇用の数字が強かったら、Fedはまだまだ利上げの手を緩めることはできんとなるやろうな。

結論やが、雇用統計が強すぎたら、厳しい週末になって来週は厳しい週になるかもしれん。ただシーズナルパターン的には上がるはずで、その前の厳しさが来るかもしれんで。