アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】つまるところ会社の業績も株価も○○○次第なんや!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの11/21のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日はなんか冴えない日やったな。ダウは-0.13%、SP500は-0.39%、そしてナスダックは-1.09%やったんや。やけどマーケット全体がどんよりしてようともある企業にとっては大きな日になったんや。それがDisneyや。CEOだったBob Chapekが退任して2020年までCEOやったBob IgerがCEOに復帰したんや。多くの人がChapekの解任にショックをうけとる。任期の途中で異例の交代やったからな。やけどわいは違うで。あなたも違うやろ。わいはこの前のMad MoneyでもCEOの首を挿げ替えるしかないと言うとったやろ。

 

それぞれの会社を経営して株価を維持していくというのは、アメリカンフットボールチームを運営していくのと同じなんや。コーチChapekは全然試合に勝てんかった。そういう時はコーチを変えんとあかんのや。いわゆるOPUD is over promise and under deliverはあかんのや。そうじゃなくてUPOD、under promise and over deliverやないとあかんのや。

 

わいはIgerがCEOに戻ってきたことにちょっと驚いたで。彼こそがChapekを彼の後任に指名した男やからな。やけど彼が去った2020年からのDisneyの悪い流れをなんとか良いものにしてくれんかなとわいは期待しとるんや。ここまでマーケットの動きもひどかったから、Disney株の動きがひどいのもしょうがなくて、そもそもChapekにそんなに大きな責任があるのか、仕方ないやないか?と思う人もおるかもしれんな。

 

そもそもChapekはCOVIDが映画ビジネスやテーマパークビジネスをめちゃくちゃにしている時にビジネスを引き継いだんや。同情すべき点があると思う人も多いかもしれん。やけどこのDisneyという会社は多くのアイコニックな経営陣に支えられとって、例えばCFOのChristine McCarthyとかもそうやが、彼女は他の経営幹部もChapekの経営手腕に疑問を持っとったんや。

 

この前の11/8のカンファレンスコールの時のChristine McCarthyの様子を覚えとるか?彼女はめちゃめちゃ怒っとるように見えたんや。なんでこの会社がここまで貧相な業績しか残せないのか、フラストレーションがたまっとるように見えたで。この先もポジティブなことが無いことにいらだっとるようやった。そしてChapekではどうしようもないんやないか、株価も下落の一途やし、ということで、彼の解任を求める声が大きくなっていったんや。Disney Wishという新しいクルーズ船を就航させたり、Disney+を発展させたり、進展はあったんやが、十分やないとなったんや。

 

ディズニーは21世紀FOXを買収したわけやが、この買収はわいは明らかにオーバーペイ、お金を払いすぎた買収やと思っとる。そのものが値する価値よりずいぶん上の金額で買収してしまったんや。これはまさに今CEOに返り咲いたIgerの仕事や。実際この買収はこの会社のバランスシートを痛めつけたで。そしてFOXを引き継いだChapekはどうやってこれを使ったり伸ばしたらええのかわからんかったんや。テーマパークをより充実させたりといろいろ打つ手はあったはずなんやけどな。やけどテーマパーク出身のChapekはこのハリウッド会社をどうしてええのかわからんかったんや。

 

AT&Tはワーナーメディアを買収したあと、結局あかんとなってそれを切り離して、スピンオフさせたお金でバランスシートを再強化したりしたやろ。電話会社がメディア会社を一つ屋根の下で持っとってもあかんと気づいたんや。このように活かせないものを買収したらどんどん負担が嵩んでいくんや。

 

さて、ここからどうしていくかやが、Igerがどうしていけばいいのか、こうすればええというクリアなことが一つあるで。ちなみにわいのファンドはまだDis株を持っとるんやが、それはわいはChapekが交代して今日のような希望が見える日が来ると信じとったからや。Igerはなんと言うとるかと言うと、Disney+で大きな利益を上げるというゴールを掲げたんや。今までのサブスクライバー数に基づく無謀なゴールを言うのはやめて、より現実的なゴールで、しかも利益を重視すべきなんや。

 

今までは会員数さえのびていればどれだけ経費がかかっても投資家は気にせずに会員数の伸びを称えてくれとった。やけど今はもうそういう時代やないで。大事なのはどれほど儲けを出すかということなんや。会員数のグロースやないんや。利益なんや。Chapekはこの前の決算やって、Disney+の会員数の伸びを誇って、どれほど彼が良くやっとるか強調しとったやろ。やけど投資家は株価の上昇という反応を返さんかったやろ。今マーケットは利益が大事なんや。

 

アメフトの例えを繰り返すが、試合に負けとるのにうまくいっとると言うコーチがいたらどうや?首にするやろ?ChapekはDisney+を引き合いに出して成果を誇ったが、やけどテーマパークビジネスや他のビジネスは全然ダメやったんや。そこのところを受け止めて改善策を話さないでどうするんや?実際ダメなところを認めずにDisney+の功績だけ強調して自分は良くやっているという態をとったのは率直に言って恥ずべきことやったんや。アメフトのチームの場合のオーナーは、株式会社の場合は株主や。アメフトのチームやったらとっくに首になっとるはずのコーチが、株価の下落という三下り半を株主から突き付けられ続けて、ようやくコーチが首になったんや。

 

後任がIgerというのは興味深い選択や。前に15年もCEOやった時、彼は素晴らしい仕事をしたんや。やけどさっきのFOXの買収のように首をかしげることもやった。彼は今回また素晴らしい仕事をするために、経営陣もどんどん新しい風をいれてほしいで。例えばわいの好きなアクティビスト投資家のNelson Pertzとかをボードメンバーに加えてほしんや。

 

彼はP&Gではボードメンバーに入って素晴らしい仕事をしたんや。ここ最近のDisneyには責任の所在を明らかにするAccountabilityが無かった。Nelson PertzはP&Gで各部署の責任の所在を明らかにして、業績を上向かせたんや。同じことをDisneyでやってくれたらなと思うで。後はどのようにコストをカットしていくのかも注目やで。現金をためて、Huluを2024年にComcastから完全に買うお金をつくらんとあかんからな。なんにせよ、大きなポジションを持っとるNelson Pertzのような人を経営に関わらせるのは利点が多いんや。

 

わいにとってChapekはテーマーパークの男やった。それは彼はうまくやった。やけど残りのビジネスはもっと詳しいパワーのある人で、経営のやり方を知っとる人がやらんとあかんかったんや。今はまるで誰も何も責任を負ってないかのようや。Igerがそれを変えてほしいで。資本主義はトップが何をすべきかを知っていたら素晴らしいシステムで大きな力を発揮するんや。やけどトップがダメやったらそれこそ全然ダメになるのが資本主義や。そしてトップの交代のニュースで株が上がるということは、そのトップがダメやった何よりの証拠なんや。

 

去年ニューヨークジャイアンツは4勝13敗やったんや。ダメダメやったんや。なのに今年はもう7勝もしとる。まだ3敗しかしてない。選手はほとんど同じや。やけどコーチが変わったんや。わいはこういう風にIgerがDisneyを生まれ変わらせてほしいと思うで。

 

結論やが、中国がロックダウンモードに戻ったり、石油価格が下落したりしとるが、トップが有能やったらアイコニックな会社についていくとお金を儲けることができるといういい例にDisneyはなると思うんや。その期待が今日のDisneyの株価の上昇にもあらわれとるんや。つまるところ会社はトップ次第なんや。

 

 

Disney、上向いてほしいです。

 

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