アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】もううんざりや!どいつもこいつもリセッションの話ばかりしやがって!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの12/8のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

もうわいはうんざりや。心底うんざりしとるんや。何にかというと、果てしなく皆が、今はリセッションなのか、そうでなかったらいつリセッションが来るのか、そしてそれはどれほどのシビアさなのか、そういうことを終わりなく議論しとることにや。リセッションが飛び交う議論にうんざりしとるんや。今日のような日だってそれは続いとるんやで。今日は株式市場は上昇した日になったな。ダウは+0.55%、SP500は+0.75%、そしてナスダックは+1.13%やったんや。

 

それにしても、アナリストもジャーナリストも皆リセッションの推測ゲームをエンドレスに語っとる。そんなことをずっと聞いていたらおかしくなってしまうで。まるでもうシビアなリセッションが来ることが確定しとるみたいに思い込んでしまう。そんな風に飲み込まれてしまうことほど、投資において勘が狂ってしまうことはないんや。わいはそんなのには飲み込まれんで。あなたにも飲み込まれてほしくない。確かに逆イールドは広がっとる。長短金利格差はマイナス83bpに拡大して、歯止めがかからん。わいはこれが経済にとって悪いサインであることぐらいはわかっとる。

 

そして確かにFedがタカ派姿勢を崩さなかったらどんどん経済が崩壊していって、シビアなリセッションに陥る未来が可能であることも確かや。やけど、実はわいは逆方向の物事を目にし始めとるんや。そしてFedが経済を痛めつけるその手綱を緩めて、よりソフトな未来が待っとることも可能なんや。今それぞれの会社のCEOの多くは、先行きをどんどん悲観していっとる。Fedが経済全体を大きく崩壊させることなしに、インフレの手綱を握ることもまた可能なんや。

 

わいらは痛みを受けとる。そして基本的には、もしわいらが痛みをうけとったら、Fedはそれほど経済を痛めつけなくてもインフレを飼いならせるはずや。痛みをわいらが自分自身で抱えとる状況が続く今ならなおさらや。わいはここからバラ色の未来が待っとるとも、ここまで良かったとも言うてないで。ここまで痛い道やった。ここからも痛い道やろうが、思われとるほど経済は崩壊しないこともあるでと言いたいだけや。わいはわいの感覚から言うとるんか?そうじゃないで。あなたもただその両目を見開いて物事をまっすぐみれば、そうやって感じ取れることがいっぱいおきとるんや。一つずつあげていこうやないか。

 

まず第一に、皆食品価格が上がったらそれはもう下がることはないと思っとるんやないか?この前のWingstopのCEOが言うとったことを聞いたか?チキンウィングの値段が下落しとると言うとったやろ。ちなみに別に手羽先の値段だけが落ちとるんやないで。当たり前やけど。鶏肉全体の値段が落ちとるんや。後は小麦の価格が崩壊しとるのをしっとったか?今ここ14カ月で底値なんやで。実際ロシアで小麦の過剰在庫が蓄積しとるのを知っとったか?あれあれ?戦争の影響で小麦価格は高止まりしとったんやなかったっけ?いきなり余るようになったんか?

 

でも小麦と鶏肉だけでしょ?なんて言うんやないやろうな。小麦も鶏肉もめちゃめちゃでかいんやで。例えば鶏肉の値段が下がったら、もし牛肉が高くてももうそこに手を出さんかったらええやないか。これを代替効果というんや。実際どうなっとるかというと、鶏肉の値段が下がって、それが牛肉の過剰在庫につながっとるんや。小麦なんかもっと大きなストーリーやで。小麦が余っとったら、他のいろいろな穀物の過剰在庫をひきおこすんや。だからこれらはめちゃめちゃ重要な動きなんやで。

 

Bearはこれらの点を完全に見過ごしとる。BearはFedがわいらをもっともっと痛めつけて経済が崩壊するとわいらを脅しとる。やけどどんどん他もあげていくで。電気自動車はどうや?ちょっと前にいろいろなEV会社に投資資金が集まった時があったんや。その時はただお金が将来の期待で集まっただけやったが、実際そろそろそれぞれの会社がどんどんリアルな車を多く売り始めとるんや。そういうEV会社のほとんどはまだまだマーケット的にはいけてないわけやが、やけどFiskarもLucidもRivianも多くの車を納車し始めとる。来年の今頃には凄いことになっとるやろう。そうなったらEVの価格はどんどん下がるはずや。

 

石油ガスはどうや?石油価格は崩壊しとる。今年のはじめに$100を超えた時には、ストレートに$150までいくんやないかと思われたんや。やけど最近どんどん下がって今$71や。そして今石油株がどう取引されとるのから類推するに、わいらはもうすぐガソリン価格が一ガロン$3という低下を見るやろう。こんなにガソリンが下がるのにまだ物価のインフレが過熱しすぎるという未来がわいには見えないんや。石油価格は時期に$60台に落ちるように見えるで。

 

先月わいがしゃべったいろんな会社のCEOは口をそろえて、もう労働者を探すのは以前ほどは難しくないと言うとったんや。多くの人がCOVID時代にたまった豊富なキャッシュがつきはじめたようや。労働力が帰って来とるんや。まだまだやから賃金インフレはしつこいんやが、やけどええ方向にはいっとるように見えるんや。もし本当に労働力不足が解消されたら、そしたら賃金インフレという、インフレの中でも最もしつこくて解消が難しい部分に大きな進展が望めるんや。

 

さっきEVのことを言うたが、中古車はどうや?中古車の値段の爆上がりがCPIの上がりとかに大きく寄与しとったわけやが、やけど中古車の値段が一か月前に既にピークをつけとることを知っとるか?値段がどんどん下がって来とることを知っとるか?もう値段は一年前と変わらないぐらいになっとる。そしてYoYの比較はどんどん下がっとるんや。幅広く注目されるマンハイム米中古車価格指数は11月に前年同月比14.2%も低下しとるんや。Carvanaはデフォルト懸念が噂されて株価はだだ下がりや。そうならまた中古車の過剰在庫に拍車がかかるかもしれんで。

 

ハウジングはどうや?既に高くなってしまっとるローン金利で家を買うことはどんどん下火になっとる。不動産売買を商売にしてなければまだそれほどわからんかもしれんが、このままいけば家の値段の下落につながるやろう。不動産のダウンサイクルはいつもこんな感じで、ある程度粘ったあげくの下落をみせるんや。家の売買はそれ自体大きなことやから、他のものよりタイムラグがあったりするのが歴史的に見てもそうなんや。わいはあと一か月もしたら売り手がとうとう規律を破って、こぞって値段を下げだすと思うで。今そのきわきわのところにおるかもしれんのや。

 

過剰在庫は他にもあるで。例えばPCやその部品の値段とかもどんどん下がっとるのは広告を見とったらわかるやろ。家電も大きなディスカウントがあるし、おもちゃとかもそうや。ハーシーは今日アップグレードされたが、キャンディーだって値下げされとるんやで。

 

結論やが、わいがどういうたって、いやいや、シビアなリセッションが来るのは確実だと信じ込んどる人も多いやろう。やけどわいの目から見たら、もういろんな値段は下がっとってインフレ戦争の進展がありありで、必ずしもシビアなリセッションがこの先に待っとるわけではないかもしれんと思うで。もう過熱は随分おさまっとって、この低いレベルのところで経済が安定することが必要や。わいはそれはもうはじまっとって、Bearは信じようとしないが、わいはよりソフトな未来が最も確からしい未来やと思っとるんや。

 

 

ソフトな未来になればいいですよね。

 

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