こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/16のMad Moneyはどうだったでしょうか。
Fedは完全に利上げモードや。そしてそれが皆をびびらせとる。それがこの金曜日も続落の人なった理由や。ダウは-0.85%、SP500は-1.11%、そしてナスダックは-0.97%やったんや。ただ大きく下がったがそれがましやったと思うぐらい、日中はもっと下がっとったんや。引けにかけて上がったからまだましになったぐらいなんやで。なんで多くの人が株を売っとるんや?なんでちょっと前ではなく今売っとるんや?それはやっぱりFedが皆を恐れさせたからや。
Fedはまだまだ多くの解雇がおこってほしいんや。人々に失職してほしい。それがインフレのおさまりにつながるからな。やけどまだそこまで多くのレイオフはおこってないんや。人々はそこまでまだ利上げを、それによる景気後退を恐れてない。アメリカのそれぞれの会社ではまだ緊急やという意識が足りてないんや。多くの会社は、それらの競合が既にあかんくなっとるのに、自分だけは大丈夫やとのんきに思っとったりする。パウエルはそれが気に入らん。彼は誰一人、直接解雇することはできんが、多くの会社の従業員が解雇されてほしいんや。実際講演で直接的にそう言うたこともある。
まあでもそれも時間の問題や。もう既にいくつかの会社での解雇ははじまっとるし、わいはクリスマス後にはもっともっといろいろな会社での大規模な解雇が発表されるとふんどるんや。クリスマス前は避けたいというCEOもおるやろうしな。今週のFedの声明とパウエルのプレスカンファレンスは、アメリカの全てのCEOにおいて、彼らが解雇を実行するにおいて根拠を与えることになったと思うで。さしずめ、Fedがそうしろと仕向けてるようなものや。
わいは解雇のエピセンターはシリコンバレーやと思うんや。エンタープライズソフトウェアの会社がグランドゼロや。過去十年に渡ってベンチャーキャピタルが同じようなことをやっているクラウドソフトウェア会社を多く作り出してしまったんや。データを解析する。データを守る。顧客管理をする。経理システムを便利にする。これらの会社は、多くの会社がクラウドに移行する過渡期を迎えとる時はめちゃめちゃうまくいっとったんや。ただ顧客がどんどん減ってきて、業界全体がしぼんでいっとる。株価も下落しまくりや。
それなのに、や。これらの会社は問題を多く抱えて立ち行かなくなっとる会社も多いのに、なかなか人々を解雇しようとしないんや。なぜなら解雇することで会社のビジネスが下火になったとみられることが怖いからや。やけどそんな評判を怖がっとる場合やないで。彼らが怖がるべきはもっと大事な、己の生存や。そしてそのことはやはり、パウエルと密接に関係している。
パウエルは断固として利上げをし続けると言うたんや。ここまで金利が上がってきたから容赦するのではなく、毅然として言うたんや。事ここにいたっては、それならもっと投資を控えてコストカットせんとあかんと多くの会社のCEOが思ったことやろう。ゴールドマン・サックスが最大4000人を削減する可能性があるというニュースが今日流れたのもそういうことや。他の多くの同業者もそうせなあかんのやないかと思うことやろう。他の業界も同様や。中古車ビジネスの会社はCarvanaを見てあせるべきや。リテールはBBBYを見てあせるべきや。
パウエルだけやないで。昨日ECBのラガルド総裁は、利上げをしたことは昨日言うたが、その時なんと言うたかしっとるか?0.5%の利上げをあと3回はやると言うたんや。そしてそれを聞いてわいらはまた、アメリカもうかうかしとれんと思って株価が下がっとるわけや。解雇を望む、解雇のニュースを喜ぶ、そんなこと馬鹿げとると思うかもしれんが、やけどどうなろうが、結局解雇の波は来るんや。問題はどれほどの規模になるかということだけや。1980年にボルカーがやったことを覚えとるか?利上げしまくってシビアな景気後退を招いてしもうた。こういう未来がくることを皆おそれとるんやないか?ということで、こういうことを頭にいれて、来週のゲームプランを見ていこうやないか。
月曜日は別に何も注目点がないんや。珍しい、なんか不思議な日や。わいがある会社のCEOやったらこの日を決算発表日にして注目を集めるけどな。ということで火曜日から行こうやないか。まず火曜日は8:30AMに住宅関連指標の発表があるで。住宅着工件数とか住宅建築許可件数が発表されるんや。利上げ状況下では実はシリコンバレーよりもハウジング業界に解雇の嵐が吹き荒れるのが普通なんやが、やけど今回は違うで。そもそもアメリカはまだ家が足りてないんや。人口増加においつかない家しか長年たててこなかったんや。だから今でも家不足があって家の値段が下がってこない、これはFedの失望を誘ったんや。ハウジングはインフレの中でも大きな部分を占めるからな。とにかくいっぱいまだまだ家を作り続けてほしい。そういう数字を見たい。そうじゃないと家の値段は下がらん。ただ今の経済の状況でそれは厳しいかもしれん。後はパウエルはローン金利を上げる方向に行動することで、人々が家を買いたくないようにして家の値段を下げようとしとる。ただその戦法はまだ時間がかかるかもしれんのや。
火曜日はあとは、General Millsの決算発表があるで。彼らはブランドが愛されとるから何回もの値上げに成功して、コストを顧客に転嫁することに成功したんや。ここまで好調で株価も大きく上がってきて、年初から29%も上昇して、だから、ここからどれほどの上昇余地があるのかわいはわからんが、やけど発表される数字はええと思うで。そして今、マーケットは全体は売られすぎな状況やから、もしかしたらそれがこの株の上昇を助けるかもしれんで。後はFedexの決算発表もあるで。この会社はタフな時間をすごしとる。Fedexは前回の決算では彼らのコストカットプランが実行できていなくて利益がブーストされてなかったんや。もしあなたが、Fedが今言うとるよりも利上げをそこまで高くしないんやないかと思っとるんやったら、実は今回の決算後株価が下がったら株を拾うチャンスかもしれんで。わいは新しい経営陣はこの会社を上向かすと思うんや。
火曜日はNikeの決算発表もあるで。何も要素が無いのに最近多くのアップグレードとか目標株価の引き上げがあったで。Estee Lauderもそうやし、Starbucksもそうや。これら二つはわいのファンドで持っとるで。たぶんアナリスト達はこれらの株に、中国のリオープニングが本格的になる前に入っておこうと思っとるんやろう。わいは彼らは正しいと思うで。Nikeもワークすると思うで。さて、水曜日はまずCarnival Cruiseの決算発表があるで。皆旅行は旺盛にしとるんやが、クルーズはどうや?わいはこの会社にはBullishやで。まだまだ多くの人が満足に旅行にいけてなくてその機会を伺っとるんや。クルージング株はバーゲンやと思うで。経済がスローダウンしても経験にお金を払うビジネスは打たれ強いんや。
水曜日は更にCintasの決算発表があるが、これを聞くことで中小企業がどれぐらい良くやっとるかわかるで。いいバロメーターなんや。もしこの会社のビジネスがうまくいっとるようなら、Fedはまだまだアグレッシブに利上げを続けんとあかんということや。後は水曜日の引け後にはMicronの決算発表もあるで。今は厳しい過剰在庫に苦しんどる。中国のロックダウンもきいとるやろう。今回の決算で過剰在庫にまだまだ苦しんどるという声が聞かれたが、半導体株全体がまた下落に向かうかもしれん。わいは程度の差はあれそういうことになると思うから、木曜日は半導体株が下がる日になるかもしれんと思うで。
Cintasはええ中小企業のバロメーターやったが、それよりも更にええバロメーターなのか、木曜日に決算があるPaychexや。Cintasの時と同様、この会社の場合ももしうまくやっとるという結果なら、Fedはもっと、何回かの0.5%の利上げをしないといけないということになる。木曜日は更にCarmaxの決算発表があるで。中古車の値段は下がって来とって、売れ行きも弱くなって来とると言われとるが、今回はどうやろうか。とにかく今は中古車業界全体がトラブルを抱えとるセクターや。
わいは今までこうやって説明してて、悪い結果が出てほしいと繰り返すことにあきあきしとるんやが、やけど今いろいろな会社の決算で悪い結果が出なかったら、将来はもっともっとひどいことになるんや。そういう意味で注目なのが、金曜日の朝8:30に発表されるPCEコアデフレータの数字や。個人消費支出(Personal Consumption Expenditure)のデフレーターで、消費段階での物価上昇圧力を測る尺度なんや。PCEデフレーターから価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたものを「PCEコアデフレーター」と呼ぶんやが、この数字はFedがめちゃめちゃ重視しとる物価指標や。この数字がホットやったらFedはまだまだアクセルを踏まんとあかんということになるんや。
結論やが、Fedはわいらを脅した。わいらはびびった。ただ、ただタカ派姿勢を強調しただけで、ただ言うことは、実際にアクションすることよりもベターや。Fedは皆をびびらすことで経済をスローダウンさせたい。Fedが利上げをし続けたら経済は崩壊する。わいは実は楽観的で、経済が冷える様を見るにつれ、パウエルはもっと軟化していって、今思われとるよりも利上げ幅が最終的に小さくなることもあるかもしれんと思っとる。やけど今日のような日は、わいのような楽観主義者は少数派なんやと感じてしまう。わいはなんて孤独なんやろうか。
利上げ幅が想定よりも小さくなりますように。
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