アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】だから決算直後の株価の動きに惑わされるなと言うたやろ!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/13のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

この日決算発表があったCiti以外の全ての銀行の株価が、決算直後は大きく下落したよな。そこでプチパニックが発生したりしとったんや。JPMorganとかWells Fargoとかな。やけどカンファレンスコールが進むにつれてどんどん株価は戻っていったんや。特にわいのお気に入りのWells Fargoに関してはな。そしてこのようなカムバックの動きが株式市場全体にも波及して、今日はダウは+0.33%、SP500は+0.40%、そしてナスダックは+0.71%やったで。

 

だからわいは言うやろ。今週のMad Moneyでも、決算シーズンでどのようなことに気をつければいいのか。株価のはじめの動きは間違っとることが多いと言うたやろ。動く時はゆっくり動かんと間違うと言うたやろ。こういうことや。決算発表直後の株価の動きに飛び乗るなということはこういうことや。カンファレンスコールが大事というのはこういうことや。とにかく自分で情報を解析して、動くというよりは待った方がええんや。ただ多くの人がわいの言うことを聞いてくれん。そしてわいはそれをなぜなのか、わかっとるで。多くの人が愚かやからや。

 

なぜ今日の銀行の決算で、ヘッドラインの数字の発表直後は株価が下落して、そしてその後回復したのか、それはシンプルや。カンファレンスコールで、状況が思われとるよりもベターやということが明らかになったからや。特にBearが思っとるよりは全然良かったんや。わいが常々言うてきたように、銀行というのは利上げ状況下では儲けるんや。高金利やと、顧客から預かったお金を短期債で運用するだけでリスクフリーで大儲けできるんやから。

 

しかも経済の落ち込みによるローンの減少もそれほど悪くはなかったんや。カンファレンスコールを聞いたら誰でもわかることや。消費者の状態も思われとったよりええということがわかるはずや。確かにわいらは注意深くいかんとあかんことは変わらんが、これがFedが目指しとることや。それほどひどくない落ち込みやけど消費が減って、それによってインフレが和らぐのが理想や。そしてその状態で金融引き締めサイクルのトンネルの出口が見えだしたら、それは株式市場にとっては大きなプラスや。決算発表直後の変なネガティブバイアスなんて、なんてことはないんや。完全に間違っとったんや。

 

じゃあこのようなええ感じが来週も続くんか?それが大事よな?ということで来週のゲームプランを見ていこうやないか。決算シーズンがはじまって注目決算が目白押しなんやが、月曜日はマーチンルーサーキングデーで株式市場はお休みやで。火曜日は、Goldman SachsとMorgan Stanleyの決算発表があるで。これらは注目やで。GSは弱いと思われとって、IPOとか買収があまりおこってなかったりもするわけやが、利益のたった10倍で取引されとるんやで。決算発表後にどんどん株価が上がってもおかしくはないで。めちゃめちゃ儲けとると思うんや。

 

わいはGoldman Sachsが好きで期待しとるが、わいのそれ以上のお気に入りがMorgan Stanleyや。もしかしたらベストな決算を発表するかもしれんで。より安定な、フィーベースの資産管理ビジネスの方にアグレッシブに進んどって、素晴らしい数字を発表してくれると思うんや。IPOとか買収が活発化したらもっと良くなるやろうが、CEOのJames Gormanは素晴らしい仕事をしとる。火曜日は更にUnited Airlineの決算発表があるで。今週のAmericanは素晴らしかった。Deltaは標準以下やった。わいはUnitedは素晴らしい数字を発表してくれると思うで。Unitedは国際線をいっぱいやっとって、国際間の旅行はブームしとるからな。

 

水曜日はまずJB Huntの決算発表があるで。サプライチェーン問題がひどかったときはこの会社のようなところがネックになっとったわけやが、今回の決算がどうなのか、何かビジネスの減速の兆しがないかどうか、注意深く聞かんとあかんと思うで。今コマース分野は判断が難しいんやが、そこのところもこの会社の決算を聞いて判断しようやないか。わいらは消費者の動向を、何も政府発表のマクロな数字だけで知るわけやないんや。こういう会社が何を言うかが重要なんや。JBHuntは商務省より労働省よりよく状況を把握しとるかもしれんのやで。

 

水曜日は更にAlcoaの決算発表があるで。メタルの株が今上がっとるが、このモメンタムにただ乗ればいいみたいな雑なことはしたくないんや。Alcoaの決算を聞くことで、金属関係の今の上昇がただのショートスクイーズなのか、それとも持続力を持ったリアルな需要の裏付けがあるものなのかわかるはずや。特に中国の需要がどうなのか注目やで。

 

さて、今週は大事な決算がいっぱいある週やが、だからと言って他の重要なことを無視はできんで。そうや、アメリカの連邦債務上限問題や。イエレン財務長官はアメリカ債務が19日にも債務上限に達すると警告しとるんや。政府がごたごたもめとることで株式市場に影響があったらそれは決して愉快なことではないわけやが、イエレンは財務省が債務上限問題を巡って特別措置を講じると言うとるし、どうなるか注目しようやないか。場合によっては株価下落の要因になりうるで。

 

あと、木曜日は住宅着工件数・建設許可件数の発表があるで。これらの数字は解釈が難しいものになるかもしれん。わいらが見たいのは、多くの家が建てられとるのを見たいんや。だって家に対する需要はまだ強いんやから。やけど家の値段は上がってほしくないんや。ホームビルダーには業績を落としてほしいんや。供給が需要を上回ってほしいんや。Fedにとって家の値段はメジャーな問題になりうるで。もっともっと大きく家の値段は下がらんとあかんのやが、やけど買い手はわらわらわいてきて、そこまで下がらんという状況かもしれん。どうなるのか、この日の数字でまた考えようやないか。

 

木曜日は更にP&Gの決算発表があるで。わいはええ決算やと思うで。これまでは強いドルが利益を削ってたんやが、それがなくなって、やけど原材料コストの高騰を顧客に転嫁するためにやって値上げはそのままで、原材料コストも下がって、ここまでの向かい風が追い風に変わっとるところやと思うんや。わいのファンドも持っとるしわいはこの株が好きや。

 

さて、FANGというのはわいが考えた略語やが、そのうちの一つが今ブレイクアウトしてて、スーパーブルモードになっとる。それが、木曜日に決算発表があるNetflixや。もしかしたらこの2023年を通して、全ての銘柄の中でも強い動きを見せてくれるかもしれんで。さて、わいが石油の動きのブル方向を信じとるのは知っとるやろ。あなたもわいにアグリーしてくるんやったら、金曜日に決算発表があるSLBに注目や。

 

この会社は以前schlumbergerという名前やったが、今はただ単にSLBや。この石油サービス会社はめちゃめちゃ手堅くて、しかも正直やから、何か悪いことがあれば正直に言うてくれるんや。Disneyとかと違うで。彼らは全体で悪くやっとっても、映画の話でお茶を濁そうとしたりするからな。わいはSLBは素晴らしい数字を発表してくれると思うし、ロシアのアップデートとかいろいろなアップデートをしてくれると思うで。

 

結論やが、この週はまだ決算シーズンが始まって第二週やが、やけどとても重要な週や。わいはCNBC Investing Clubのメンバーにも言うたんやが、今年に入って物事が想定よりもちょっと良い感じになっとる。まだまだSpeculationが渦巻いとるから気をつけんとあかんが、去年はめちゃめちゃ悪かったから、だから今年はBullishになってちょっと買いに入ってもええと思うんや。今日だって銀行株は下がったのにすぐ戻ったやろ。そういう動きが増えて来とるのは、Bullサイドにとってはとてもええことなんや。

 

 

上昇が続きますように。

 

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