こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/20のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日はビジーな日やったな。どうビジーやったかというと、Bearが忙しくハントされる日やったんや。それもそのはずや。Bearはよってたかって今週多くの人を恐れさせたんや。Bearは何ていうとった?Fedはタカ派すぎる。このままだとシビアなリセッションに突入して経済は崩壊する、いや、もうその入り口にいるなんてことを延々と言うとったんや。今の相場から逃げなければいけない。今まで想定されとったよりもこのマーケットは危険だ。
やけどそういうBearは、ただ株式市場が下落した日にだけわらわらとわいてくる。そういうこともわいはわかっとったから、今週下落の日でもわいは慌てるんやないで、スタンダードな下落なだけやからと言うとったやろ。ほらみろ。結局戻ったやないか。今日はダウは+1%、SP500は+1.89%、そしてナスダックは+2.66%と、大きく上がった日になったんや。
なんでこんなに上がったんや?何か新しい現実になったんか?昨日も言うたように、去年の9-10月から上がる株は大きく上がっとったんやが、メガテック株がいけてないことが目くらましになっとって、それで皆あかんと思っとったんや。そしてそんな中でメガテックが輝きを放ったらそれは上がる日になるやろ?そうや、Netflixや。新しい息吹が感じられる決算やったやろ。あとはグーグルや。全世界の従業員の6%に相当する約1万2000人を削減すると発表したやろ。モンスターな削減や。
これらの発表があったから、皆Feeling goodになったんや。じゃあ来週はどうなるのか?Game Planにいきたいと思うんやが、わいはあなたにはオープンマインドなままでいてほしいんや。何か偏った情報にとらわれないでほしいんや。Bearが何かを言うたからといって、必要以上に怖れたりしないでほしいんや。トレーダーの中にはネガティブが大好物な奴もいっぱいおるが、惑わされないでほしいんや。そういう人は今日は多く刈られたはずやで。何日か下落が続いたらBearがわいてくるが、そして時には世界の終わりかのようなことを言う奴まででるが、そういう戯言に耳を貸すんやないで。この番組ではフェアに正面から今おこっとることとその背景を伝えていきたいと思うんや。
さて、来週の月曜日はAdobeのアナリストミーティングがあるで。去年$550だった株価は今$356や。以前のところに戻っていくと思うんやが、まあ最近の買収は皆がもろ手をあげて賛成というものではないんやが、今までのこの大きな下落を取り戻しにかかると思うで。ただ発表によってはまた勢いを失うやろうな。注目しようやないか。
火曜日から注目決算が目白押しなんやが、もう注目決算が多すぎて、わいはベストを尽くすが、全部を完全にフォローするのは不可能や。まずGEの決算発表があるで。ヘルスケア部門がスピンオフしたが、次のエネルギー部門のスピンオフがどうなるのか、そして今ブームしている航空宇宙ビジネスがどれほど好調なのか、注目や。あとは3Mの決算発表もあるんやが、注意せんとあかんで。かつてのような輝きを放ってないで。訴訟もいっぱい抱えとるし、耳栓の欠陥の訴訟も破産申請した部門に押し付けようとしたがそれはできんという判決もでたで。3Mについてポジティブなことを無理やり言おうとすれば、5%の配当があるよということなんやが、そのポジティブさは今のこの株のリスクに対して十分じゃないで。
火曜日は更にJ&Jの決算発表があるで。真のバーゲン株や。今までも言うてきたが、J&Jは消費者製品部門をスピンオフさせるんや。そして残った製薬や医療機器部門はより輝くようになるで。わいはたった今$168の株価は、現時点で$200の価値はあると思うで。今週のこの株のパフォーマンスはひどくて、やけどそれはセクターローテーションのせいや。やけどJNJは素晴らしくやると思うで。
火曜日は更にUnion Pacificの決算発表があるで。アメリカのコマースの状態がどうなっとるのか、この決算から読み取ろうやないか。そして引け後はMicrosoftの決算発表があるで。今週大きな解雇を発表したが、それは結果的に失望をうむのか、手堅いと評価されるのか、この決算後の株価の動きを見てみようやないか。さて、今とにかくFedは家の値段が下がってほしいんやが、火曜日に決算発表があるDR Hortonの決算でどうなのか見てみようやないか。
水曜日はBoeingの決算発表があるんやが、わいは冗談を言うとるわけではなく、この長い間でようやくはじめてのいい決算になるんやないかと期待しとるで。まあそうなるんやないかという感じの株価の動きなんやけどな。更にNorfork southernの決算発表もあるで。以前にも言うたが、経済の状態は何も政府発表のマクロの数字だけで判断すればいいというものではなく、こういう個々の会社の決算の中身の方が雄弁なこともあるんや。Fedの委員がしゃべるよりも雄弁なことがあるんや。ところで、なんでFedの委員はいろんなところでこそこそ講演会をやるんやろうか?堂々とテレビで、もっと多くの人が見とる前で意見を言えばええなやないか。
水曜日の引け後はIBMの決算発表があるで。今週複数の食い違うアナリストレポートが出て議論がわかれとる株やが、わいはこの株は比較的ディフェンシブやし、4.7%の配当もあるから好きなんや。後はServiceNowの決算発表もあるで。この会社はグロースが大事や。わいはこの決算で新しい契約、そしてそれによる素晴らしいグロースを発表してくれると思うで。まあただその結果株価が上がるかはわからんけどな。月曜日のAdobeのアナリストミーティングと水曜日のServiceNowの決算で、エンタープライズソフトウェア株が結局どうなのか、大枠がつかめると思うんや。
水曜日は更にTeslaの決算発表があるで。かつてはこの会社のカンファレンスコールが決算シーズンのハイライトやったんやが、エンターテイメントとしても素晴らしかったんやが、今は訴訟とかの話とか大したことない買収の話とか、それほどのエキサイトメントを感じないで。今回しかも車のディスカウントに対しても説明せんとあかんやろうしな。Twitterのためにイーロンマスクは多くの株を売っとるしな。
水曜日は更にLam Researchの決算発表があるで。半導体の過剰在庫がどうなっとるのか、半導体のビジネスサイクルのどこに今わいらはおるのか、半導体製造装置の会社の決算を聞けばわかるというものや。CEOのTimothy Archerはしかも、いつもはっきり言うてくれる男なんや。木曜日はかつてはDow Chemicalとよばれた、Dowの決算発表があるで。同業のPPGの株価が決算を受けて今日上がったんや。PPGと比べるとDowの方がハードルが低くなっとるから、5%の配当もあいまってこの株は買いに見えるで。
さて、更にMastercardの決算発表もあるんやが、こんなにええ会社が皆から注目されてないのにわいは驚きや。良く経営されとって、この会社ほど消費者の消費の状態を知っとる会社もないわけやから、注目しようやないか。更にSouthwest Airlinesの決算発表もあるで。この前の寒波の時に欠航が相次いだ件がどうなっとるのか。かつては最もよく経営されとる航空会社と言われとったが、もはやそうではないで。
木曜日の引け後はIntelの決算発表があるで。半導体の過剰在庫がどうなっとるのか。解決されとるんやったら、新しいファウンドリーはどうなっとるのか。以前よりも良くやっとるという状況を聞きたいし、聞けると思うで。そうじゃなかったら半導体株全体の下落につながるかもしれんが、かつてほどIntelの存在感は高くないんやで。金曜日はAmerican Expressの決算発表があるで。わいは1981年から会員や。Capital OneとかDiscoveryとかの他のクレジットカード会社と格が違うで。わいの財布にはこの会社のカードが入っておいてほしいで。素晴らしい”Life is too short”プレイやと思うで。アップサイドサプライズを期待しとるで。ちなみにLife is too shortプレイは先日も言うたが、わいしか注目してないが、この分野はこれから来ると思うで。
あとはChevronの決算発表があるで。素晴らしい結果を発表すると思うが、ここまで株価が上がってきたからめちゃめちゃクレイジーに期待するというわけでもないで。あとはColgateの決算発表もあるんや。消費者製品株は勢いを失っとって、なぜならば以前よりFedがアグレッシブになる必要がないんやないかということになると、消費者製品株のようなディフェンシブプレイはそんなにいらんということになるからなんやが、でもわいはそんなことないと思うんや。やけどわいが持っとるのはGolgateじゃなくてP&Gや。いいマネーマネジャーはきちんと分散をきかしとるから、消費者製品株もきちんとポートフォリオにいれとって、P&Gがベスト中のベストや。
結論やが、めちゃめちゃ重要な週や。この決算シーズンの三週目や。注意深く、すぐ動けるように身構えておくんや。カンファレンスコールを注意深く聞くんや。決算直後によくわからんままに動いたらあかんで。手堅く、注意深く行くんや。そしてこの注目決算目白押しの状況で、今の経済をより確実に読み取ろうやないか。
トランプ時代がなつかしいですね。
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