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【ジム・クレイマー】ソフトウェア会社も変わって来とる!この3銘柄に代表される利益重視への方針転換!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの2/10のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ここまで口を酸っぱくして言うてきたことがあるやろ。今は利益が大事やということや。リアルに物をつくって、それを売ることで利益を出して、その利益を自社株買いとか配当で株主に返している会社に注目しようということや。このことを今ことさら強調したいのはなぜかというと、今年に入ってナスダックが好調で、ともすればその好調さが続くんやないかと思って、軽々に利益が出ていないソフトウェア会社とかにのったらだめだよと言いたいからや。まだその時じゃないということは常々言うとるやろ。

 

しかし、ここにきてとても興味深い現象がいろいろな株でおきとるんや。エンタープライズソフトウェア株で、実際にウォール街が強く気に入りはじめた株が出始めとるんや。ここまで大きく売られてきたからその反動で上がっている、もしくはコストカットが期待できるだけで上がっている、そういうことではなく、きちんと上がっている株が出始めとるんや。

 

エンタープライズソフトウェア株は去年は本当に悲惨やった。ほとんどの株が負け犬やったんや。なぜかというと、この類の会社は売り上げ成長率の高さを一番に考えるからや。利益を犠牲にしても成長が大きい限りは以前は高く評価されとったんやが、Fedがインフレとの戦争を宣言してから状況が一変して、利上げ局面では一気にダメな株になってしまったんや。そしてこのセクターのほとんど全ての株がアンタッチャブルになったんや。

 

確かに多くの株は2023年に入って少しはカムバックしてきた。やけどまだまだ利上げ局面や。だからここに飛び乗るのは慎重になった方が良くて、だからわいは利益を強調してきたわけやが、やけど今週、素晴らしい発表をしたソフトウェア会社が散見されたんや。ここではそれらのうちの3つの取り上げたいで。New RelicとCloudflareとAlteryxや。これら三つを見ていくことでこのソフトウェア業界の潮流と未来がわかるというものや。

 

まずはNew Relicを見ていこうやないか。ソフトウエア分析製品のプロバイダーや。あなたのウェブサイトとかアップリケーションが信頼に足る状態であるか確認してくれる会社や。実際この業界は競合が多いんや。そして実際Rew Relicは過去に結構マーケットシェアを失ったことがあったんやが、使った分だけ料金を取るという新しいモデルを2020年に始めてから復活してきたんや。

 

そしてこの会社の火曜日の夜の決算が素晴らしかったんや。売り上げも予想をビートしたし、YoYで80%も上昇したし、EPSも予想より良くて、プラスやったんや。もう一度くり返すで、プラスやったんや。利益を出したんや。赤字じゃなかったんやで。しかもガイダンスも良かったんや。この決算で株価は水曜日だけで18%以上も上昇したんや。素晴らしい動きや。

 

次はCloudflareや。サイバーセキュリティー会社や。コンテンツデリバリーネットワークやインターネットセキュリティサービスの会社や。この会社はFedがインフレとの戦争を宣言する前は最もホットな銘柄の一つやったんや。なぜなら売り上げの成長が四半期ごとに素晴らしいものを発表しとったからや。CEOのMatthew Princeは素晴らしいんや。やけどそこから大きく下落しとて、実に83%も下落したりしとったんや。やけど昨夜の決算は素晴らしかったな。株価はもしかしたら上がりすぎなんじゃないかと思うぐらい上昇したで。

 

決算は売り上げは予想通りで、YoYで42%成長やったんや。成長率はこれから38%に落ちるかもしれんと経営陣はいうとる。そしてそれはOKなんや。なぜならこの会社もEPSはプラスやったんや。そして今のマーケットは利益を出すかどうかを重視する方向に変わっとるからや。売り上げ成長よりも利益なんや。そういう意味ではこの会社のガイダンスは素晴らしいんや。ピボットが見えたで。何をさしおいても売り上げ成長を優先する会社から、利益の成長を重視する会社へのピボットや。

 

決算後のカンファレンスコールでは経営陣はコストカットをどうするのかを議論しとったで。かつての会社とは一線を画しとるんや。今はキャッシュフローもポジティブで、わいはこの状態を待ち望んどったんや。今朝この株は10%以上ジャンプして、そしてそこからショートカバーが入ってしまったんやが、やけど3%は上昇して今日を終えたんや。今日ナスダックが下落の日じゃなかったらもっと上がっとったやろう。

 

最後はデータ分析会社のAlteryxや。多くの人の時間の無駄をなくしとる会社や。こういうデータ分析会社はめちゃめちゃ多く存在するんや。競争はどんどん激化しとる。Alteryxは数年前に実際黒字化したんやが、そこからまた赤字に戻ってしもうた。株価も$185から$39まで落ちたんやで。他の多くのソフトウェア会社と同様に今年に入ってある程度株価がカムバックしたんやが、まだまだ高値からは大きく下落しとる水準や。

 

ただ昨夜の決算が素晴らしかったんや。売り上げは予想をビートしてYoYで73%成長や。いかもEPSがポジティブで、しかも大きく予想をビートしたんや。予想が0.51のところを0.84やったんやで。実に0.33のビートや。需要がめちゃめちゃ強いんや。しかもここでリアルに大事なのは、ガイダンスも強かったということや。通年のガイダンスは予想より大きく上やったんや。しかもコストカットの方向性もクリアなんや。

 

彼らのカンファレスコールでも利益を追い求めていくことを繰り返し繰り返し語っとったで。Profitabilityという言葉を20回も使っとったからな。わいはきちんと数えたんや。CFOが言うとったのは、去年に大きな投資サイクルは完了した、ここからは稼ぐ力を、利益を出す力を見せていく時だというたんや。ビジネスは強くて、今の経済状況でも利益率を拡大していくとはっきり言うたんや。ここから経済がスローダウンしても問題ないというたんや。株価は一時期15%も上がったんやが、この日のナスダックの下落に巻き込まれて+5%で終わってしもうた。

 

さて、このNew Relic、Couldflare、Alteryxに共通しとるのは何かというと、ソフトウェア会社にも関わらず利益を出すことを重視しとって、実際にそれを実現しとるということや。そしてそのことをウェオール街が好感しとるということや。かつては成長率をちょっと削る代わりに利益を出そうとしようものなら株価は下がっとったんやが、状況ががらっと変わっとるんや。

 

さて、一歩下がってみてみると、ソフトウェア会社は決算が出る前から今年既に大きく上がっとる株が多い。WisdomTree Computing Cloud ETFはもう25%も上昇しとったりするほどや。ということや、例えば中古車価格がまたぶり返して上昇し始めとるというような、インフレのぶり返しが示唆される数字が出たら、今想定されとるよりもFedはアグレッシブに利上げをせんとあかんという風になって、そうなったらソフトウェア会社のようなハイグローステクノロジー会社の株はまたすぐ打撃を受けるかもしれん。

 

そういう状況やということを踏まえたうえで、今回言及した三つの決算からわかることは、ソフトウェア会社も変わって来とるということや。成長率重視から、短期の利益重視に変わった。今月の後半は多くのソフトウェア会社の決算発表があるが、わいはそういう会社が増えとると思っとるんや。結論やが、わいらは今ブルマーケットモードや。ということは大きな打撃を今までうけてきたソフトウェア株は、その会社が利益重視の姿勢に転換しとるということが確認出来たら、もしかしたら買う価値があるものになっとるかもしれんということなんや。やけどもし利益重視じゃなかったり、この期に及んで赤字を出しとる会社のことはきれいさっぱり忘れるんや。

 

 

だんだんいい雰囲気になってきましたよね。

 

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