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【ジム・クレイマー】希望と恐怖が激しく交錯して入れ替わるが、振り回されるな!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの2/23のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

JPMorganのCEOのJamie Dimonが、まだまだ恐ろしいことがこの先に待っとる可能性があるという話をしたら、それは皆びびるやろう。彼はこの先のアメリカ経済の生涯として、ロシア、ウクライナ、原油、ガス、戦争、移民、貿易、中国とかをあげたんや。そして言うまでもなく、これからまだまだ利上げがある可能性にも言及したんや。今織り込まれとるより高い、6%に金利が達することもある、とな。そうじゃないとインフレがおさまらないんやないかということや。

 

そんなことを言われたら恐ろしく感じて当然や。ということでこの日、彼のインタビューの時に大きく相場は下がりだしたんや。ただ、その下がりが午後に回復して、結局プラスで終わった日になったんやけどな。ダウは+0.33%、SP500は+0.53%、そしてナスダックは+0.72%やったんや。さて、今週の始めにわいは、株価下落が止まるにはこれらのことがおこらんとあかんという六つのことを挙げたやろ。そのトップバッターが長期金利の急激な上昇が止まること、ということやったんやが、実際にそれは止まった形になったで。だから最終的にはこの日はプラスの日になったんや。

 

ただわいはこれで、全ての株の下落が止まったなんてさらさら思ってないで。特に利益を出していないテクノロジー会社の株とかの下落はまだまだこれからやと思うで。フィンテックとかSPAC上場した会社のような株は今年の上がりでクレイジーなバリュエーションになっとるから、まだまだやられて当然や。ただ、二月のここまでの下げで株価は確実に少し安くなった。ということは、ええ株は以前よりは買いを考えられるということにもなる。

 

Dimonが語ったロシア、ウクライナ、原油、ガス、戦争、移民、貿易、中国という不安は、別に今はじまったことじゃないやろ。そういうことも頭にいれとかんとあかん。ちなみにJPMorgan Chaseは新しい支店をわいの故郷に近いWest Philadelphiaにオープンしとるんやが、そこでわいは彼としゃべったんや。この後のセクションでその様子をお届けするから楽しみにしておいてくれや。ちなみに新しい支店というやが、単なる支店やないで。もっと大きなコミュニティーセンターのようなもので、素晴らしかったんや。ただそのような社会的に地域を活性化させようというJPMorganの試みでマーケットが動くわけではないで。

 

わいがDimonとしゃべっとる時、まだまだFedの利上げは必要やという話になったんや。Fedはインフレの過熱ぶりをおさめるためにどれだけ利上げしなければいけないやろうか、と。そして彼もわいも金利が19%の時代を越えてきとって、その時も銀行、そしてその顧客はよくやっとったよなという話になったんや。だからもしかしたらFedは金利を6%までに上げるかもしれんが、それが世界の終わりという風にはならないかもしれん。

 

そういう風にマーケットが状況を咀嚼したら、日々のマクロ的なニュースにマーケットが全然反応しなくなる時もあって、そういうサイクルに入ったら株というのは買い時なんや。Dimonはこれからの石油ガス業界の将来性をポジティブに語っとって、だからわいのファンドはHalliburtonを持っとるんや。別に原油価格がまだ下がろうとも、石油サービス会社は良くやって何も不思議じゃないで。石油価格が下落しようとも採掘会社は生産を安定させるために石油を掘り続けんとあかんからな。

 

あと、Dimonはテクノロジー株についても語ったで。特にAIやマシーンラーニングに関わる株や。彼は特定の銘柄の名こそあげんかったが、わいには明らかやったで。彼は結局Nvidiaのことを言うとるんや。今日は素晴らしい決算の後、株価が14%も上がったんや。経営陣はデータセンター用の半導体のオーダーの増加に言及したで。あと、ゲーム業界での半導体の過剰在庫の解消にも言及したで。これら二つは両方とも大きなことや。そしてこれからますますAIがメインストリームに躍り出ると言うたんや。OpenAIのChatGPTのブレークに象徴されるようにな。そしてこれらは全て、Nvidiaにとって素晴らしいニュースや。

 

Nvidiaはデータセンター、マシーンラーニング、AIのためにもう長年突っ走ってきた会社や。今となってはNvidiaの真の対抗馬が見当たらんほどや。今から全く新しい6000億ドルのマーケットが生まれる、そこの中心プレイヤーとしてこれからも躍進するという感じなんや。このマーケットは一年前にはほとんどなかったようなものなんや。CEOのJensen Hangは以前から、インターネットの隆盛、スマホの躍進、PCの普及、それらをことごとく読み取りながらここまできた。世が世ならAIを牛耳るのはIntelでもおかしくなかったところ、やはりCEOの慧眼がNvidiaをここまで、そしてこれからも躍進させるんや。

 

AIに関する会社は多くある。やけどそれを支える半導体は、ほとんどNvidiaしかおらん。そしてそのAIの需要は実際的にこれからもう際限がなくなるほどやろう。ただ、気をつけんとあかんのは、Nvidiaの決算が良かったからといって、多くの他のテクノロジー会社の株を上がっとるが、それはいかがなものかと思うで。そういうのに賭けるのはただ宝くじを買うのと一緒や。Nvidiaだからわいもここまで熱く語っとるんやで。PANWの決算も良かったやろ?やけど他のサイバーセキュリティー会社が全部ええわけやないやろ?

 

ということで結論やが、今は時に一貫性が欠けて、激しく上昇したり下降したりする相場や。時にはそれが一日のうちにおこる。希望と恐怖が激しく交錯して入れ替わるんや。希望が生まれたと思ったら国内の、もしくは国際的な問題が報じられてその希望がぺちゃんこにされて、やけどその後また希望が出てくるような状況や。いちいちそういうことに振り回されないように、地に足を付けて、インフレの状況を注視しながら、銘柄としても何が大事なのかを見極めながらいこうやないか。

 

 

これからもいろいろ株価が動きそうですよね。

 

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