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【ジム・クレイマー】今年の「株主への手紙」でバフェットがわいらに教えてくれていること!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの2/27のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

前の週末、ウォーレンバフェットがBerkshireの決算を発表して、そして恒例の、株主への手紙を公表したんや。この手紙をウォール街はいつも心待ちにしてめちゃめちゃ注目しとるんや。株式投資をしとるマネーマネジャーだけではなく、お金に触れる人全員が読むべきものなんや。いつもこの株主への手紙の中のバフェットは、バークシャーが投資しとる個々の会社について楽観的なんや。バフェットの言動には学ぶべき点が満載なわけやが、ちょっとハイライトを言うとこうやないか。

 

まずは去年のパフォーマンスや。SP500は去年、-19.44%と大きく下落した年になったんやが、Berkshireは実に+3.3%とプラスやったんや。このプラスには配当も含まれとるんやけどな。これがバフェットや。じゃあ1965年から振り返ってみようやないか。この長期間でSP500の平均パフォーマンスは+9,9%や。翻ってBerkshireはなんと+19.8%なんやで。1965年からの長期間でやで。一年二年、たまたまパフォーマンスが良かったのとはわけが違うで。ちょうどSP500の二倍をこんなに長期間にわたってや。

 

バフェットがいかに高名があるかわかるやろ。バフェットのこの年次の株主への手紙は、今Berkshireがどのように良くやっとるのかの総括や。Berkshireのビジネスは二つに分かれとる。完全に会社を買ってその経営でお金を儲けとる部分と、株を買うことで投資をしてそれで儲けとる部分や。両方とも基本は変わらんで。長期目線で個々の会社のビジネスの将来性と伸びに賭けるわけや。彼のパートナーのチャーリーマンガーの言葉がわいは好きなんや。「自分たちは株を選ぶ人(stock picker)ではありません。ビジネスを目利きする人(business picker)なのです」そういう態度で皆自分のポートフォリオを運用すべきなんや。

 

彼らはBerkshireのstock picker能力はまあまあの域を出てないと自分たちで言うとるんや。ということは別に、たまたま買った株が上がる運の良さという要素は、彼らのパフォーマンスには全然ないということや。でもそれはわかるやろ。彼らのパフォーマンスの凄さはそんなことで実現できるものではない、と。たまたまではなくて、彼の投資は幾重にも折り重なるいい判断・決断の結果なんや。こんなことが他の誰から聞ける?ただただ驚くべきことや。奇跡といってもいい。

 

バフェットは今もっとる銘柄で最も長期間投資しとる銘柄にも触れとる。例えばそれがAmerican ExpressやCoca Colaや。1980年代の後半、もしくは1990年代のはじめに買ったり買い増したりして以降、そのポジションには触ってないんや。彼がこれらについやしたお金は13億ドルや。それからというもの、両方の会社は配当をブーストして、704 millionがCoca Colaで配当が積み重なったもの、302 millionがAmerican Expressや。元手が13億ドルなのに、配当だけで実に10億ドルを超えとるんや。たった配当だけで、やで。そして株の価値そのものはCoca Colaは250億ドルや。American Expressは220億ドルや。

 

バフェットがこれらの会社を買った時はAmerican ExpressとかCoca Colaは無名やったか?そんなことないで。皆が知っとる会社やった。バフェットが買い始める前から既にアイコニックな会社やった。その会社に長期間賭けとるだけでこんなことになるんや。こういことを考えると、よし、自分もこの先長期で持てるような株を探そう、と思うやろ。

 

さて、株主への手紙でバフェットは去年のパフォーマンスについても言及しとる。そしてそれぞれの会社の自社株買いに言及しとるんや。バフェットは自社株買いを重視しとる。そして彼は、「すべての自社株買いが株主や国家にとって有害、とりわけCEOを優遇する措置だとする説は、経済を全く理解していない人物か、弁の立つ扇動政治家の主張だ」とはっきり言うとるんや。自社株買いが新しく課税対象になって、バイデン大統領の一般教書演説でそれを4倍に引き上げることが提案されたから、これに対するものや。そこまではっきりとは言うてないけどな。

 

そしていつもの、アメリカ経済の強さを楽観的に語っとるんや。彼はアメリカ経済の逆に賭けたことがない。日々のニュースに埋もれたら改めて意識しなくなるやろうが、アメリカという国はビジネスをやるのに素晴らしい国や。わいはここではっきり言うとくで。ビジネスの観点からアメリカ以上にいい国なんてこの世に無いんや。そしてその上で彼の今の持ち株についてもアップデートを語っとるんや。去年末の時点で、Berkshireは以下の会社の筆頭株主や。American Express、Coca Cola、HP、Chevron、Bank of America、Moody's、Paramount、OXY。

 

これらのバークシャーの持ち株からもわいらは学ぶ事ができるで。例えばParamountとかMoody'sとかや。Paramountは今全然さえない。やけど4.3%の配当がある。そしてバフェットはとにかく、彼がどれほど配当で儲けるのかを強調するんや。Moody'sも、今格付け会社はいけてなくて、しかもSPGlobalの方がわいはええと思う。やけどバフェットは真の長期投資家であることを忘れたらあかんで。今年のことはおろか、来年のことも気にせんかもしれん。もしかしたら今後数年沈んでも気にせんかもしれん。BerkshireはMoody'sを何十年も持っとるんや。金融危機の時も彼はパニックをおこさんかった。

 

ちなみにパニックをおこさないことこそ、バフェットがわいらに教えてくれる最大のレッスンの一つや。長期的視野にたって、分散を大事にして、複利の力でお金持ちになる。バフェットが強調しとるのはこれや。そしてバフェットは常にキャッシュを確保しとるし、債券も持っとる。パニックになりようがない。そしてBerkshireにはfinish lineがないんや。どこまででも長期で成長していくんや。全てをBerkshireの真似をすることなんかできん。彼の今の莫大な財産はどんな短期的な打撃も無効にするし、いくらでも嵐を耐えることができる。下落し続ける優良株をいつまででも買い増すことができる。

 

彼はもう特別なライセンスを持っとるようなものや。翻ってわいらはどうや?ただの凡人や。わいらはもっと賢くいかんと今のバフェットのような贅沢はとてもじゃないけどできん。ただ彼から学ぶ事は本当に大事なことが数多くあるんや。ということで結論やが、バフェットの株主への手紙はわいらへのレッスンであふれとる。是非読んでほしい。15分で読めるから。

 

 

すごい人がいるものです。

 

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