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【ジム・クレイマー】多くの人があまりに近視眼的になりすぎてるのではないか?過去48時間で重要だった唯一の情報がこれだ!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/21のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

このごろはどこに行っても極度に悲観的なことばっかりを聞く。皆もう希望が無いかのような顔でまくしたてるんや。銀行のシステムが崩壊していっている。中国とアメリカの競争はどうなってしまうのか。ロシアの傍若無人さが世界に伝播している。経済が悪くなってもう自分たちは銀行からお金を借りられないのではないか。不動産セクターはこれからどうなってしまうのか。アメリカの借金の天井問題はどうなるのか。そういうことばかり言う人には、わいは Johnny Mercer の言葉を言いたいで。You've got to accentuate the positive. Eliminate the negative.や。もっともっとポジティブなことに注目しようやないか。そしてもっと建設的にならんとあかん。

 

株に投資するということは今までも大枠ではいつもワークしてきた。これからもそうやと思うことに何の無理があろうか。今日のような日はそれを思い起こさせてくれる。ダウは+0.98%、SP500は+1.30%、そしてナスダックは+1.58%と大きく上昇した日になったで。そして別にわいは今日一日がええ日になったからというだけで、建設的にならんといかんというとるわけやないんや。皆マーケットはいろいろなものを知っていて賢くてあらかじめ様々な要因を織り込んで動くと思いすぎや。皆勝手に思い込んでしまうだけなんや。そしてその思い込みにマーケットは反応しとるけど、そもそもそれが正しいかどうかなんかわからんかったりするんや。

 

例えば民主党と共和党は仲が悪くて少なくとも2024年までは何か重要なことで合意するはずもないから、今回の銀行破綻やって対応が後手後手にまわるやろう、とか、増え続ける債務はもうどうやっても止めることができずにこの先経済の崩壊の兆しになるんやないか、とか。やけどリーマンショックも、債務上限問題が大きく取り上げられてマーケットに影響した時も随分前のことやし、しかもわいらはそれを乗り越えてきた。株式上全体を見ても、COVIDのアウトブレイク以降はそこまで大きくクラッシュしたことはないで。

 

わいが皆にとにかく伝えたいのは、マーケットの日々の動きをおっても、それはマーケットが確固たる理由をもって動いているのとは違う動きをおっとるだけやということや。もちろん日々の動きでそうなんやから、一時間ごとの動きとか、一分ごとの動きにつられて何かええことがあると思うのは厳しいで。あまりに多くのネガティブな声がメディアから拡散されて、それがマーケットを動かして、そしてわいらはあたかもそのマーケットの動きが確固たるもののように思ってしまうが、ただ単にわいらの感情的なものが積み重なっとるだけかもしれんのや。

 

例えばこの前の銀行破綻や。SVBは破綻したし、Signature Bankの破綻もあまりに突発的やった。これはどこまで連鎖するかわからんとなって、恐怖は一気に広まった。大恐慌の再来かとまで言う人も多くおった。あるいはリーマンショックの再来か、と。詳細を考えずにあの時のような金融危機がおこると思った。きちんと考えれば相違点がいっぱいあってそんなはずないのに。そして今度はCredit Suisseや。三年前からスキャンダル続きで顧客流出が続き、株価も下落が続いとったんやが、筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンクの総裁が追加出資は絶対にないという発言がニュースになったら更なる株価急落を引き起こした。

 

スイス国立銀行が500億フランの流動性供給策を発表したが、貸し手の間に広がった信用危機を食い止めることはできん。そこにスイスの金融大手のUBSがクレディ・スイスの買収を決めた。この買収においてはかなりの負債をスイス国立銀行が処理するようにと求めた格好や。そしてこの買収でこれでめちゃめちゃ大きな損失を負った機関もあって、まだまだごたごたは続くやろう。そしてまだまだ危ない銀行はあるで。その代表格はFirst Republicや。政府はなんとかこれを助けようとしとる。SVBとSignature Bank破綻でとった措置も早かったが、この日だって、中小規模の金融機関が経営難に陥った場合、政府は預金者保護のためにそういう最近取った思い切った措置を繰り返し講じると表明したんや。

 

First Republicの株価は一日一日大きく上下しとる。ニュースによる人々の感情がこの株を大きく動かしとる。やけどSVB破綻後の政府やFRBやFDICの素早い動き、イエレンの発言は株式市場にポジティブになるべきということを示しとるんやないんか?今日First Republicが30%上がったのも、物事のはじまりというよりは終わりに近いことを示しとるんやないんか?繰り返すが、マーケットは人々の恐怖の写し鏡になる時があるが、もっと建設的にいくべきではないのか?今日の銀行株の上昇はただのショートカバーというよりは、銀行株がボトムをつけたことを意味するんやないんか?

 

じゃあこのマーケットの動きで、よし、ここからは上やと思ってええと思うか?もちろんそんなことはないで。繰り返すが、マーケットは全部を知って理知的に動いとるわけでは決してないんや。ただただわいらはわからんのや。First Republicがこの先どうなるのか、まだ誰にもわからん。今マーケットが動いとるのを理解するのは経済学じゃなくて心理学の方がしっくりくるくらいや。どれだけ皆が恐怖を持ったって、銀行はつぶれる時はつぶれるし、助かる時は助かる。とにかくわいらには正確にはわからん。誰もわかるものはおらん。だからマーケットの今の短期の動きが正しいということも全然ない。なのにマーケットは正しいことを知っとるかの如く動くと思っとる人があまりにも多い。そこが問題やとわいは言いたいわけや。

 

ただ短期でどうなるかわからんからと言って、長期でどうなるかを考えることが不可能なわけではないで。例えば先週、マーケットが銀行破綻の連鎖の恐怖の波に飲み込まれたとき、強い経済が輝くのに必要な石油ガス株や工業株がひどく売られた。やけど今日はFirst Repiblicはたぶん救われるやろうということになって、そういう株が息を吹き返した。やけどこういう株の上下動もたいして意味のないものや。逆に言うと、下がった株は上がることがわかっとったともいえる。だからわいのファンドは石油株とか買い増したんや。メンバーの人やったらわかるやろ?

 

逆にや、先週リセッションでも良くやるリセッションプルーフの株が良く上がったが、そういう株は逆に今日は下げとる。食品株とか製薬株とかな。そしてここのところはFedの金融引き締めが和らぐという目論見のもとテクノロジー株が好調や。そしてGoogleはアナリストからの高評価で今日も大きく上がって、Metaも売り上げ成長期待で上がっとる。これらの株はこれからもええとわいは思うんやが、ただリアルにええニュース、見逃したらあかんニュースは何かというと、Nvidiaや。NVDAはGOOGLはMETAの状況とはまた全然違うんや。ポジティブさの質が違う。

 

今は皆Generative AIにエキサイトしとる。いきなりメインストリームに躍り出た感がある。CEOのJensen Huangは、この盛り上がりを、iPhoneモーメントやと言うたんや。iPhoneが出てきた時と同じ衝撃ということや。彼の今日のGTC conferenceの講演を聞いたか?ChatGPTはほんの始まりにすぎない。AIは全ての産業に進出する。その背後には常にNvidiaがいる。そこのプランをどうやっていくのか聞いたか?彼の青写真を聞いたか?これらのことが過去48時間でわいが聞いた唯一の重要情報や。それ以外のことはただの感情的な一過性ニュースに基づく揺れにすぎない。それを基にした株価の動きを逐一追ったってお金が無くなるだけや。

 

そもそも明日はパウエルの会見がある。利上げはどうなるのか?彼のトーンはどうなのか?そしてそれをウォール街はどういう反応で返すのか?0.25%の利上げやったら予想通りで、株式市場はポジティブかもしれん。利上げが無しだったらどうなるのか?人々は金融が弱すぎるサインだととらえてしまうのか?ただ0.25%の利上げなのか利上げ無しなのか、そんなことはあまり大きなことではないかもしれん。大切なのは、金融引き締めサイクルの終わりに入っとるんやないかということや。わいにとってはそれが一番重要なことや。些末なことはええんや。大枠が重要や。そしてわいは、今のマーケットは馬鹿げた動きを多くすると思うが、そんな馬鹿げたマーケットでも今の状況のポジティブさを理解して、その通りに動いてほしいと思っとるんや。

 

結論やが、日々のニュースを気にしなくていいとは言ってないで。無視してええとも言ってない。ただあまりに多くの人が近視眼的になりすぎとるんやないかと思うんや。最近のマーケットの動きを見てどうや?そういう近視眼的な考えは結局間違いやったと後で気づくことが多いと思うやろ?長期的視野で見たら、ハイクオリティーな株を持つことが大事やとわかるはずや。今は特にバランスシートの素晴らしい会社の株を持つべきや。そういう投資をしていると、歴史は勝者になることができるというとるんや。

 

 

Nvidiaに更なる期待をしてしまいます!

 

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