アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】素晴らしい決算に支えられているが....【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/28のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

昨日に引き続き今日も大きな上昇の日になったで。今日はダウは+0.80%、SP500は+0.83%、そしてナスダックは+0.69%やったで。二日連続でこんなに上がるのは久方ぶりや。こういう日がなんでおこるのかわかるか?そしてそもそもなんでわいらは株式市場にいつづけなければいけないと思う?こういう日が来るのは売り手が枯渇して、もう株を売りたいという多くの人がいなくなったからや。ブルマーケットの背後にはこういうことがあるんや。懐疑的な人々がまだまだ存在しながら、ただしぶしぶ株式市場に参加するよりしょうがないかと皆が思って参加する。そういう状況や。

 

なんでそうなったかというと、今回の決算シーズンで不必要に危機を煽っとったアナリストが無能やったということがばれつつあるからや。そしてそんな今の状況がわいは好きや。ただまだまだBearが暴れることができる場面はあるやろう。そういうことも頭にいれて次の週のゲームプランにいってみようやないか。まず月曜日は、結局First Republicがどうなっとるのかに注目や。動きがあるのは週末かもしれんしもしかしたら今夜かもしれん。

 

今日もこのFRC株は43%以上も下落したわけやが、この銀行のおかれとる状況は悪化しとって、FDICがこの銀行を管理下におこうと考えとると報道されとる。わいはそうなると思うし、とにかく何か進展があるやろうからこれに注目や。FRC株は結果的にゼロになるかもしれん。誰かが救うかもしれん。ただ、FRCがダメだとなっても、わいはそこまでのネガティブなピンアクションがそこから生まれるとは思ってないんや。なぜならこの銀行の片がついたら、それが悪い片の付き方であれなんであれ、銀行のミニ危機が終わりに向かっとるということを意味するかもしれんからや。鬱屈した雰囲気がクリアにされて、下手したら株価が上がるということまでありうるで。わいは実はこっちの方やと思っとるんや。マーケットにとってええ事やと思っとるんや。ただBearはどんどんネガティブなことをまた吹聴するやろうけどな。

 

火曜日の朝はまずPfizerの決算発表があるで。COVIDの盛り上がりからの二日酔い状態の会社や。この前がん治療薬のシージェンを430億ドルで買収するというニュースが出たが、それ以外で何の話題があるのかわいにはわからんで。わいはアメリカ片頭痛財団のスポークスマンをしとるわけやが、Pfizerはバイオヘイブンを買収して素晴らしい片頭痛薬を手に入れた。それがどうなっとるのか。実際わいはPfizerは素晴らしい薬のポートフォリオを持っとると思うんやが、まだそれが十分みなに伝わってないと思うんや。もっとええ話を伝えてほしいで。

 

火曜日は更に素晴らしい工業株の決算発表があるんや。CumminsとEatonとITWや。これらの会社を古臭い工業株やと思うかもしれんが、これらの会社は今はデジタル化されてビジネスも進化しとるんや。わいは三つの会社全て素晴らしいストーリーを語ってくれると思うし、今のビジネスの周辺状況も語ってくれると思うで。あと、火曜日はわいのファンドが株を持っとる三つの会社の決算発表もあるんや。FordとAMDとStarbucksや。

 

FordとAMDに関してはアップサイトサプライズを期待したい。そしてStarbucksに関しては安定したストーリーを期待するで。スタバの新しいCEOラクスマン・ナラシムハンやが、就任しても比較的ニュースが無くて大人しいと思うんや。彼のビジョンをもっと知りたいんや。Starbucksがこの先どこに向かうのか。もっともっとプレスやアナリストに自らの考えを伝えてほしいで。火曜日は更にUberの決算発表もあるんやが、わいはこの決算にもポジティブや。利益を出してくれとると思うし、株価は上やと思うで。

 

水曜日はまずCVSとYum Brandsの決算に注目や。Pfizerと同じように、CVSもまた、COVIDの盛り上がりからの反動があるから心配しとる。対照的にYum Brandsはアップサイドサプライズを期待しとるで。水曜日の午後はFOMCのあとパウエル議長が何を言うのかに注目や。皆このFOMCをおそれとる。またなんか過度にネガティブにとらえられることがあるんやないか、とな。First Republicがこんなになっとるのに、本当に利上げをするんか?クレイジーやないんか?そう思う人もおるかもしれんが、別にクレイジーではないとわいは言うとくで。

 

今の時点でサプライズはいらんのや。利上げが見込まれとるが、それを粛々と受け入れたらええ。パウエル議長はこれからも事態を注視しながら利上げの選択肢はまだまだ残ると言うたらええ。わいはここまでパウエル議長は良くやっとると思う。なんとか経済のソフトランディングに向けて、でも賃金インフレや家賃インフレをなんとかして抑えようとしながらやっとると思う。少なくとも今までは、な。銀行の危機が叫ばれとる中で全てが順調なソフトランディングというのは可能ではないやろうが、Fedには少なくとも何かの急激なクラッシュは避けるようにしてほしいんや。

 

木曜日の朝はKelloggの決算発表があるんやが、これはとても興味深いで。わいはこの会社は多くの価値を上積みしとると思っとって、この決算前に株を買っておいてもええんやないかとすら思っとる。パッケージドフードのセクターはめちゃめちゃホットやからな。後はPG&Eの決算発表もあるんやが、これはカリフォルニアのグロース・ユーティリティーや。巨大なカリフォルニアの山火事で打撃をうけて、やけどゆっくりゆっくり事態は好転しとって、そういう時は株は上にいくものや。

 

木曜日の引け後はDoorDashの決算発表があるで。わいは利益が重視するマーケットになって、この会社もそっちのほうにピボットしとることを期待しとるで。後は議論が分かれるCoinbaseの決算発表もあるで。SECとバトルと繰り広げとる会社や。はたしてビットコインはSECの守備範囲なのかどうかも含めて争っとる。最近CoinbaseはSECを訴えたしな。やけどわいはこれはかなり悪手やと思うで。上場しとる会社がSECを敵にまわしてどうするんや。

 

そして最後に木曜日の決算で言うておきたいのは、おそらくこの週で最も重要な決算や。そうや、Appleの決算発表があるで。わいは皆があまりまだ重視してないインド市場について語ってくれることを期待しとるで。わいはこの先いつかの時点で、インドが世界でもっとも魅力的な市場やと認知されるようになると思うで。もし今後数年間でインドで5GのiPhoneが広まったらどうなると思う?多くの若者を含む14億人がおるんやで。めちゃめちゃ購買層がおる。新しい時代や。中国からの逆風を補って余りある。インドの話以外は彼らにとってはいつもの堅実なことを言うだけやろう。サプライズが無ければそれが素晴らしいことになるのがAppleの決算や。

 

最後に金曜日は、二つのエンターテイメント会社の決算があるで。Warner BrothersとAMCや。バランスシートという観点から言えば双方ともチャレンジングや。ただだからといってこの決算が退屈でひどいものになるとは限らん。双方のCEOとも有数の有能なCEOやからな。ただAMCに関してはどういうグロースのストーリーがあるのかわいにはわからんし、昨日のComcastの決算を聞いてもWatner Brothersがどういうええストーリーなのか予想するのは難しい。ただCEOは経験があるから借金を減らす方法を考えとるやろう。
結論やが、ここ数日素晴らしい決算に支えられて株価の素晴らしい上がりがあった。それをもって来週に突入していく。またFirst RepublicやFedの利上げにまつわるNegativeなことが多く聞こえてくる週になるやろう。ただ多くの重要決算がこの週もあって、わいはまたアップサイドサプライズを多く聞ける週になると思うんや。

 

 

来週も楽しみですが、FOMCが要警戒ですね。

 

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