こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの4/25のMad Moneyはどうだったでしょうか。
銀行危機がまた叫ばれて、今のマーケットはそのことほど下落要因になることはないんや。銀行危機は意外に大丈夫なんやないかと皆思っていたから衝撃がより大きくなったよな。そうや、First Republicの決算で、預金量が去年末の時点と比べて41%も減少しとったことが明らかになったんや。だからFRC株は今日49%も下落したんやが、これがマーケット全体を引き下げて、今日はダウは-1.02%、ナスダックは-1.98%、そしてSP500は-1.58%と全体的にも大きな下落の日になったで。
First RepublicはまるでもはやSVBのようや。カンファレンスコールもひどいものやった。CEOは皆さん、サポートをありがとうみたいなことを言うとったが、誰もサポートしてないで。むしろあなたの銀行がだもうあかんやろうことを皆思っとるんや。預金が半分もなくなって、サポートをありがとうやって？どんなコメントなんやそれは。こんなに預金量が減って生き残った銀行なんかないで。もうこんなこと聞くのはあの2008年の金融危機以来のことや。
やけど今と2008年とは状況に違いがあるで。今はシステミックリスクではないんや。金融システム全体を揺るがすような危険性ではないとわいは思っとるんや。いや、そんなことないよと反論したい人は多くいるかもしれんが、わいには全然そう見えないんや。確かにFirst Republicに関してはめちゃめちゃ惨めな状態や。かつてあんなに愛されとった銀行なのにな。そしてわいはFirst Republicはもっといろいろな手をうてたんやないかと言いたくなるで。愚かなのか安穏としすぎなのか、もしかしたらその両方なのか。
みんな銀行危機は大丈夫だと思っとったからこそ衝撃が大きくて、いい株も悪い株もひっくるめて今日は売られたんやが、やけど今日という日は実は素晴らしい日だったことを認識しておかんとあかん。多くの会社が素晴らしい決算を発表したんやで。やけど多くの会社がそれに値する株価の動きを得られなかった、First Republicのせいでな。SVBが破綻した時にFirst Republicも続くかと思われたが、やけど銀行連合が支援して支えたんや。300億ドルの資金を出すことでどうにか生きながらえた。皆First Republicがつぶれて悪影響が広く波及するのを心配したからや。
やけど結局その300億ドルはたりんかったんやないかということになっとる。こんなに危ない銀行は、例え支援されても、誰もお金をここに預けておきたくないやろ。焼け石に水とはこのことや。顧客はどんどん逃げるに決まっとる。いくらこの銀行のサービスが評判が良くてももはや関係がない。お金持たちは保険でカバーされない資金を危ない銀行においておくリスクなんかとりたくないんや。
だけど例えば今日のVerizonの決算はわいは比較的良かったと思うで。株価も+0.54%だったが、こういういいことまでFirst Republicが悪かったからといって忘れ去りたくはないで。Pepsicoの決算も素晴らしかった。株価は+2.27%も上がったで。GEの決算もわいは良かったと思うんや。Raytheonの決算は航空宇宙分野の強さを十分感じられるものやったと思うで。Centeneの決算も素晴らしくて株価は+2.41%も上がったで。Pultehomesもハウジングの強さを見せつけて株価は+1.71%やった。
ハウジングに関してはトリッキーや。直感に反してローン金利が高い状況で家がどんどん売れとる。結局この国は慢性的な家不足に見舞われとるということなんや。もっともっと多くの家が、需要に対応するためには必要なんや。家が売れるということは家の値段が下がらんということで、インフレの観点からはＦｅｄの頭痛の種や。しかしこのアグレッシブな利上げ状況下でハウジングセクターにブルマーケットが来とるのはすごいな。
この状況だと家の値段や家賃が下がらないだけではなく、まだまだ問題の賃金インフレも相まって、まだFedはアグレッシブな利上げを続けんとあかんかもということになっとる。もう次は0.25%の利上げだと足りないんやないか、そう皆が思っとるところでの、このFirst Republicの危機や。前にも言うたことやが、銀行危機はこの上なくデフレ的に働くんや。悪影響が波及しないために特に地銀は現金をためておこうとして資金を貸し手にあまりまわさなくなる、そうしたら結果利上げと同じ効果になるんや。
ただSVBが破綻した時に皆Fedの利上げは終わったんやないかと思ったんやが、どうも経済がホットすぎるということになっとる。ということは今回のFirst Republicの危機がひときわ叫ばれたところで、利上げと同等の効果があるかなんてもはやわからんという見方もできる。そうなるとどんどんまだ利上げが続くから個々の会社はまだまだコストカットせんとあかんとなっとって、例えば今日3Mは6000人の人員削減を発表したやろ。
さあどうなるかやが、確かにFirst Republicの危機はここから大きく波及するかもしれん。やけどわいはそれよりも大きな、こうやって下がった日は買いの好機になるという可能性があると思うんや。今日の引け後、例えばAlphabetもMicrosoftもChiptoleも素晴らしい決算を発表して株価が大きく吹き上がっとるやろ。アフターアワーでCMG株もMSFT株も8%も上がっとるんや。CMG株はわいは$2000までいくとこの前言うたが、もう間もなくになっとる。
SVBの破綻の時に株価は下落したが、その時買った人は今大儲けしとるやろ。果たして今回はどうなるか？
買いの好機なのか否か。。。
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