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【ジム・クレイマー】勝者の間口が広い相場になっていく!?こういう時は警戒感を上げていかなければ!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの6/2のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

債務上限問題がもめとる時わいは何て言うとった?全部株式を投げて株式市場から逃走するなと言うたやろ?その理由を覚えとるか?一旦株を手放して、その時よりもええ条件で再び株式市場に入ろうとするのは至難の業やというとったやろ?相場に四六時中はりついているプロじゃなかったらかなり難しいというとったやろ。今日のような上昇の日は、わいが言うとったことを良くわかってくれるやろ?いいニュースが立て続けにおこると、警戒して株を売っとった人を置いて株はどんどん上にいくものなんや。

 

今日はダウは+2.12%、SP500は+1.45%、そしてナスダックは+1.07%と大きな上昇の日になったで。今の状況はまさにゴルディロックスの様相や。わいは今この時、全てがうまく動いとるとは実は思ってないわけやが、やけど今日はBullにとっては素晴らしい日やったで。今日の上昇の火付け役は、注目されとった雇用統計の発表や。雇用者の伸びは加速したけども、失業者数も急増しとって、平均時給の伸びが鈍化しとったから、6月のFOMCでは金利は据え置きで、利上げはないんやないかという観測が一気に広まったんや。

 

昨日言うたように、今のマーケットはここまで荒野の七人銘柄に支えられてきたんや。ここにきて、債務上限問題がなくなり、Fedも利上げ停止ということになったら、まさに理想的な展開になってきとると思われるよな。やけど覚えておいてほしいのは、わいはマーケットのポジティブさを、株価の動きがここまで良くない時から言うとったやろ。今ここにきて、じゃあなにを言いたいかというと、用心すべきやということを言っておきたいんや。

 

なぜならわいは勝者株の間口が広くなって、皆がBullモードになって、幅広い株が大きく上昇する相場をあまり好きではないからや。上値が限られて下落余地がどんどん大きくなっていくように感じるからな。株価が上がれば上がるほど警戒レベルも上げていかんとあかん。そのことを頭にいれて、来週のゲームプランを見ていこうやないか。まず、月曜日はOPEC+のミーティングの結果石油価格がどうなるのかに注目や。もしかしたら採掘削減の発表で石油価格が上がるかもしれん。ワイルドカード的な考えやけどな。もしそうなったら、よし、石油株に乗り時やというよりは、わいはむしろ、石油株を処分する方にまわると思うで。石油セクターはどんどん難しくなっとると感じるからな。

 

月曜日はAppleのDeveloper Conferenceに大注目や。Appleに関してはいつもOwn it, don't trade itと言うとるやろ。こういうイベントごとを狙ったトレードをするのは愚か者のすることや。今日この株は52週高値をつけたし、最高値から$2下のとこにおるだけや。この強さをわかるか?わいがトレードせずにずっと持っておけというのがわかるやろ?月曜日は更にAmerican Society of Clinical Oncologyの年会があって、そこでModernaがどのような発表をするのか注目や。COVIDの盛り上がりからの反動で苦しんどるように見えるこの会社やが、次の金鉱脈は癌にあるんや。mRNAのガンワクチンに注目したいで。Merckのアナリストミーティングもあるんやが、彼らも癌の治療薬にフォーカスしとる。Keytrudaはベスト中のベストの薬や。その他のこともやっとるし、買収により自己免疫疾患の分野も手を広げとる。

 

火曜日は、まずJM Smuckerの決算発表があるで。この決算は注目で、消費者製品会社がどれぐらい良くやっとるのかの試金石になるんや。ええ決算を出してきたと思うが株価は冴えない感じになっとる。ウォール街はこういうディフェンシブ株に今興味を失っとるからや。ただここからはどうなるのか、この決算で手がかりを得ようやないか。火曜日も月曜日と同じように、重要なアナリストミーティングがあるで。まずはFirst Horizonや。

 

First Horizonは地銀やが、ここまでの株価の動きは壊滅的や。ただわいはここでStrong Buyやと思うで。ここで好きやで。もしかしたらこのアナリストミーティングの前に株を買っといてもええかもしれんと思っとるで。あとは、Bristol Byersも、これもASCOの絡みで発表があるが、楽しみにしとるで。彼らの素晴らしいがん治療薬のポートフォリオと、あとはAIをこれからどのように駆使していくのか、発表を期待しとるで。株価の動きは冴えなくて、今年9%も下がったりしとるが、何かエキサイティングなことを聞きたいで。

 

さて、火曜日のJMSmuckerの決算が良くて株価が上がったら、水曜日に決算があるCampbell Soupも楽しみやから、この株を前もって買ってもええかもしれんで。CEOのMark Clouseは難しい状況からこの会社を立て直してきて、今のような時こそ素晴らしい発表をしてくれるものなんや。この株は高値から10%以上も下がっとるが、この先どうなるのか聞いてみようやないか。水曜日は更にGameStopの決算発表があるで。いつも議論がわかれる株や。誇大宣伝が過ぎる会社やが、実際の業績を見てみようやないか。

 

水曜日は更にBrinkerの投資家向けミーティングがあるで。Chili'sとかを持っとるレストランチェーンや。わいはこの会社がお気に入りや。わいの旅行を楽しくしてくれる店を持っとるからな。今年実に25%も株価が上がっとって、資金力がついとる。ただ皆、DardenとかChipotleには注目するけど、この会社にはあまり注目しない。CEOのKevin Hochmanは勝者やと思うで。素晴らしい戦略を持っとると思うし、食品コストが下がってくればくるほど、ここからもっと良くなるはずや。労働力コストも下がってくるかもしれんしな。この会社の発表を見逃すんやないで。

 

良く経営されとるといえば、木曜日に決算があるSignet Jewelersもそうや。CEOのVirginia DrososはUPENNで学んどって、イーグルスファンでもあるんや。今この株は年初から4%下落しとって、そこが困惑するところやが、ええ発表をしてくれることを期待したいで。あとはVail Resortsの決算発表もあるんや。わいのワイフのLisaはまさにこの会社のスキーリゾートから帰ってきたところや。COVID以降、皆、お金はあるけど時間が無いというモードになって、人生を楽しもうモードになって、旅行とレジャーの分野が今のブームや。今日のAmerican ExpressとかMarriottの動きを見たか?Vailもどういう発表をするのか注目したいで。

 

木曜日は更にDocusignの決算発表があるんや。今、COVIDが過去のものと思われるようになってもなお、COVID株に今のマーケットは冷たいままなんや。ZoomとかこのDocusignが典型的な例なんやが、Docusignはわいらの不動産売買を電子署名で簡単にした偉大な会社やが、やけど今はこの分野も競争が激しくなって苦しんどる。どういう発表をするか見てみようやないか。木曜日は更にPayPalのアナリストミーティングがあるんや。どういう発表かわいは予想ができん。2021年の7月から株はずっと下り坂や。この会社も競争の激化に苦しんどって、どうやったらTurnaroundができるのかわいにはわからんで。今この株をショートするには遅すぎると思うが、ここで買いたくはないで。

 

金曜日はNioの決算発表がある。中国のEV会社や。中国はなんとかして自国の経済を刺激しようとしとるが、もし何かいい発表でこういう株が上がったら、中国株を持っとる人はその時がいい売り時やと思うで。結論やが、この週は、はたしてFOMCがどうなるのか、終わりのない議論がなされる週になると思うんや。わいは今どう思っとるかというと、もしかしたら後一、二回の利上げはあるかもしれんと思っとるが、それは次のFOMCではないんやないかと思っとるで。そして冒頭でも言うたが、一握りの勝者が相場を支えとった時代から、幅広い勝者が出る間口の広い時代に状況が移りつつある。皆が皆Bullに傾いたら、その時が静かに相場から離れだす時なんや。警戒感をあげていかんとあかんのやで。

 

 

素晴らしい相場が続いていますものね。

 

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