こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの6/12のMad Moneyはどうだったでしょうか。
またまた素晴らしい一日や。今日はダウは+0.56%、SP500は+0.93%、そしてナスダックは+1.53%と大きな続伸の日になったで。さて、わいは以前荒野の七人銘柄を上げて、限られた銘柄が牽引するマーケットのことを言ったことがあったよな。あれを持ち出して、今も、あまりにマーケットは狭い勝者にたよっていて、勝者の間口が狭いから、今のマーケットの上がりも危ないと言う人がいる。今ここにきてそう言う人がいたら、それはその人がホームワークをしてない証拠や。
知っとるか?六月に入ってからというもの、SP500銘柄のなんと10%が52週高値をつけとるんやで。五月もいれると、20%ぐらいになる。幅広い銘柄がどんどん上がっとるんや。確かに、SP500銘柄の上昇の75%はトップ10銘柄から来とるやないかと反論することもできるやろう。まさに荒野の七人銘柄、Apple Amazon Microsoft Nvidia Tesla Google Meta に加えて‘Broadcom AMD Salesforceや。これらは全部テクノロジー会社や。ほら、結局テクノロジー会社が上がるだけの狭いマーケットやないかと言う人もおるやろう。
確かにテクノロジーセクターはすごい。それはその通りや。さっき言った荒野の七人だけではないで。ServiceNowだって素晴らしいし、Adobeだって52週高値をつけたで。半導体製造装置のKLAだってApplied Materialsだって新高値や。テクノロジーセクターの中でも、もはや狭い間口では無くて、どんどん広い分野に株価上昇が波及しとる。やけど、まだ、でも結局テクノロジーセクターにたよりっきりなんでしょ、という人がおるかもしれん。やけど、もうその間口の狭さを指摘してマーケットの危うさに警鐘を鳴らす時は終わったんや。
実際テクノロジーセクター以外で52週高値をつける銘柄が相次いどる。それらを挙げて、以下に幅広い銘柄が上昇しているかを見ておこうやないか。まずはホームビルダーや。LennarもDRHortonもPulteも全部新高値をつけとる。わいにとってはこれはとんでもないことや。利上げ環境下では沈むはずやという昔ながらのルールを知っとったら猶更、今の上昇の凄さを感じるはずや。マテリアル会社も52週高値を続々とつけとるで。VulcanもMartin Mariettaもそうや。
今の株価の上昇の幅広さといったらクレイジーと言ってええやろう。今まであげたような会社は巨大会社というわけではないが、やけど全然小さい会社でもないんやで。わいは時価総額が5000億ドル以下のものはここにあげてないんや。あと52週高値をつけとる銘柄といえばBoeingや。GEもや。これらの会社ががっつりかんどる航空宇宙分野は火を噴いとるから、こういう大きなかいしゃだけではなく、その関連会社、サプライヤーまでどんどん株価が上がっとるんや。文字通り何千というサプライヤーが航空宇宙ビジネスにはおるんやが、全体が上がっとるんや。Howmet Aerospaceも52週高値をつけとる。
航空宇宙分野だけではなく、気候変動問題のセクターだったりデジタル化、自動化のセクターだったり、多くのセクターの株が上がっとる。いい例はEatonや。わいのファンドはEmersonを持っとるんやけどな。あとは、Intersoll RandとかGraingerとかPaccarも52週高値をつけとる。さて、あなたはニュースを注意して聞いとるやろ?今最もダメなセクターはなんや?わかるやろ?商業用不動産セクターや。やけどどういうことや?そこにエレベーターを卸しとるOTISは52週高値をつけとるで。このことこそが、今幅広いセクターで株価が上がっとる証左や。Cintasも52週高値をつけとる。中小企業用のユニフォームの会社や。この会社があがるということは、幅広い分野が好調やということやろ?
多くの人が消費者の財布の紐がかたくなっとるから消費者の消費に関わる会社は死んだと思っとる。やけど、Dardenは52週高値をつけとるで。McdonaldsとかWendy'sが上がるのを待っとるだけでは芸がないで。あとはクルーズ会社、CarnicalもNorwegian CruiseもRoyal Calibbeanも52週高値をつけとる。ポストCOVIDの時代に、皆旅行熱をぶつけとるんや。COVID時代のリベンジでもあり、人生は楽しんでなんぼというCOVID時代の学びによるものでもある。旅行にいったらビールを飲むやろ。Molson Coorsも52週高値や。Walmartが完全に上がりきるのを待っとったら動きに乗り遅れるで。
SnapOnも52週高値や。車の検査・修理機器でベストの会社や。フィンテックのFICOも52週高値や。Moody'sもそうや。とういうことは皆お金を借りまくっとるんや。ヘルスケア分野だって、BiogenもDexcomもIntuitive SurgicalもCardinal Healthも52週高値や。そして極めつけはコングロマリットで全部を持っとるBerkshire Hathawayや。この会社が52週高値ということは幅広い分野で底上げがあるということや。
確かに今のマーケットの上昇分の多くの部分はビッグテックからもたらされとる。やけどそれは単にそれらの会社の時価総額があまりにも巨大やからや。だからといってそれだけに注目して、他のことにめを向けなかったら今のマーケットは読み間違うで。もちろんテクノロジーセクターはリーダーシップセクターやが、今見てきた通り、どれほど幅広い分野で次々と52週高値をつける銘柄が出て来とるか。テクノロジー株だけにたよった間口の狭いマーケットは危ないという言葉を信じたら、今まさに転がっとる投資の好機を見逃してしまうかもしれん。
もしあなたがぼやぼやしとって買いの好機を逃した時、だれかあやまってくれるか?あの時は間違ってたといってくれるか?慰めてくれるか?そんなことないやろ?そして例えあやまってくれたって、そんなこと何の役にも立たんやろ?勝者の間口の狭さを警戒して本当に今のマーケットをダメだと思ってええんか?むしろ、間口が広がる時にこそ、上昇銘柄が増えてそこにこそ好機が転がっとるんやないんか?
今まで見てきたように、テクノロジー株以外の株で多くの勝者が出とる。それをまずはっきり認識して、この先を進もうやないか。間口が広がるということは逆に、上値が重くなっていく時であるともいえるわけやから、警戒感も上げていかんとあかんわけや。そしてゲームプランでも言うたように、CPI、Fed、小売売上高とどんどん注目数字が出てくるわけやから、まだまだマーケットはどっちに動くかわからんことも留意しておかんとあかん。
結論やが、わいは別にあなたをけしかけて、間口が広がっとるからチャンスやと盲目的に株を買ってほしいわけではない。わいはあなたに欲張りになりすぎてほしくもない。やけど、過度に悲観して今と言う時を大部分、現金を温存したままいるみたいな臆病な行動もとってほしくないんや。いかにテクノロジーセクター以外にも買いが広がっているか。そのことを今一度見て考えてほしいんや。テクノロジー株以外のセクターも強いというのは今や否定できない事実や。テクノロジー株だけに惑わされる時は終わった。ビッグキャップのテクノロジー株の光によって盲目になるのではなく、他のセクターで何が起こっているのか自分の目でしっかり見る時なんや。
素晴らしく好調なマーケットですね。
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