アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】今まで利確をしていくらかの現金ポジションを確保したのなら、それを投入するのをそこまで急ぐ必要はないで!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/21のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

下落に転じているからもう全部売り払った方がいいのか?こういう質問を今は頻繁にもらう。わいは今の時点でのマーケットがどうだとかいうことだけを気にしてるわけやないんや。今日はダウは-0.30%、SP500は-0.52%、そしてナスダックは-1.21%と続落の日になったが、わいはそもそもここのところ、利確を薦めとったやろ。ちょっとは横によけておくんやと言うとったやろ。皆がそうやってくれとることを望むで。そして今はどうすればいいのか、わいの意見は待ち、ということや。待つんや。

 

今まだいろいろ売り払うべきやという意見の人もおるやろう。今あまりに多くの素晴らしい会社の株が、ここまで大きく上がってきたとはいえ下落に転じている。CNBC Investing Clubのメンバーやったらわいは最近ちょこちょこ利確しとったことは知っとるやろ。例えばPANWはわいのお気に入り銘柄やが、それでも部分的には利確した。COSTもLINもそうや。わいは欲張り豚になることを恐れたんや。いつも言うとるように、bullはお金を儲ける。Bearもお金を儲ける。でも欲豚は死、あるのみや。

 

株価が大きく上昇し続けて含み益が膨らんでいる時、やっぱりちょっとでも利確しておかんとあかんのや。その時の利確が難しいのはわかる。タフだよな。やけど例えばAMDだって92%も利がのっとったから、規律を持って部分的に利確するのが正しい行いなんや。LLYを利確した時だって80%も利がのっとったからな。80%も90%も利益がのっとって部分的にも利確しないのは、これは欲豚や。ただ、矛盾するようやが、今のポジションでどれだけ上がっているかというのは実は関係ないという見方もできて、今この時点で割高なら売るという考え方も大事なんや。

 

そういう考え方をしないと、往々にしてあまりに早く売りすぎてしまうことになって、大きく売った後にまだまだ株価が続伸するのを指を咥えて見ているしかなくなってしまう。大事なのはここからの株価の動きで現時点での割安か割高かということや。実はそういう意味ではFedの動きとかは周辺事項になるんや。今日はパウエル議長が議会証言で、Fedの委員はインフレ抑制のために年内にあと2回の利上げがあるのはかなり妥当だと言うて、そのことも株価の下落につながったんやが、より本質を見ようと思うことが大事や。

 

利確をして初めて皆どれだけ儲けたのかわかるんや。ブルマーケットの中にも株価の動きが弱い局面はあるわけやから、利が大きく乗ったら利確するのは当然の規律を持った行動や。ただ、全部売れと言っているわけではないで。経済の根幹で何か間違っていることがおこっていたり、金融システムの危機があったりしたら別やけどな。今はそのどちらのケースでもないから、株を売り払う必要はない。ただ、部分的に利確をしたら現金ポジションが増えるやろ。それがとても健全なことなんや。そうなったら次の買いに向けて現実的な弾薬があるということやからな。

 

さて、ここまで三日連続の下げがあったから、今はどちらとも言えないモードに突入しとると思う。株価が多少冷えた部分があるから、売りを強く勧めるほど株価がめちゃくちゃ高いというほどでもない。ただここで本格的に買いに入ろうと思えるほど株価がめちゃくちゃ引くわけでもない。そういう時はどうすればええと思う?ただ待てばええんや。わいらは別にトレードしないと死ぬという病にかかっとるわけではない。ただ、明らかにまだ買い場ではない。SP500オシレーターの数字はまだ買われすぎのレベルやからな。

 

わいのファンドは利確をして現金をためたが、それを使おうと今あせるなんてことはわいは思ってないで。売られすぎの状態になるまで待てばええんや。あとは、ここから一段と株が上がるキャタリストが見当たらん気がするんや。例えばGE Healthcareの株をわいは今ここで大好きや。わいのファンドも小さなポジションを持っとるが、明らかにそれは小さすぎてわいは買い増しをしたいと思っとる。だからといって、今飛びつく状況かというと、それは行き当たりばったりの考えやと思う。

 

そうじゃなくて、何かやっぱりここからこの株が上がる要因がもっと見えてこないと、なんとなくだと買う理由としては弱いんや。買う要因、キャタリストがあるか、もしくはもっともっと売られすぎの状態になるか。二つに一つや。今日は荒野の七人銘柄がこぞって売りになった第一日目や。わいの経験からいうと、こういう売りは一日では終わらん。あと数日かかるやろう。そうなったら典型的なこととして、皆過度に悲観的になって、もっと自分のポジションも処分せんとあかんのやないかと思うやろう。やけどそれもどうかな。でもじゃあ逆に、そこでもう売りは終わるやろうから資金をどかんと投入しようという考えも、それもどうやろうか。

 

今まで利確をしていくらかの現金ポジションを確保したのなら、それを投入するのをそこまで急ぐ必要はないで。リーダー銘柄がきちんと回復するのかどうか、見極めてからでも遅くはない。まだまだバットは肩において、いつでも株価が下がったら球を打てるようにしておきながら、でもあせる必要はないんや。ということで今は待ちや。待つのは苦しい。だけど、苦しいことが往々にして、儲けにつながる行動なんや。

 

 

利確していないけど、待とうと思います。

 

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