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【ジム・クレイマー】ナンバーワン企業の株は割高でもいいのだ!忍耐は美徳!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの6/27のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日はダウは+0.63%、SP500は+1.15%、そしてナスダックは+1.65%と大きな上昇の日になったんや。消費者信頼感指数は予想より高く、新築住宅販売も一年ぶりの高水準で、経済活動が予想を上回る力強さということが示されて、リセッションの警戒が遠のいたことが背景にある。このような状況でもしかし、昨日も言うたように投資ルールというのは守っていかんとあかん。株式市場という場所は常にわいらにとって友好的な場所というわけではないよな。変動的で、しばしば苦痛を伴い、難しいことが多い。ラリーを台無しにする大きな問題が山ほどある。

 

どのような状況でも、好調な時でもマーケットから敵意を感じるような時でも、常に同じ投資ルールに則っていかなあかん。わいは40年以上のキャリアをかけて、いろいろな痛みと後悔を経て25のルールにたどり着いて、皆さんにはこのルールを守ることで、わいと同じ過ちを繰り返してほしくないんや。株式投資というものにおいては、万人が過ちを犯すんや。それは避けれない。過ちを犯さない人はおらん。やけどそのことを前提にして、自分の規律を守り、ルールを守れば、損失を最小限に抑え、利益を最大化するのに役立つはずや。

 

ということで今回はわいの投資ルールの中でも特に重要な、「ナンバーワン企業の株は割高でも買おう」というルールについて語りたい。わいはいつもその分野で最高の会社の株を買おうと言うとる。ナンバー2でも三番手でもなく、一番にこだわろうと言うとる。だけど何故かこれが難しいんや。他の物だったら大丈夫なのに。例えば車を買うとしよう。あなたはお気に入りの、自分の中でベストの車を買うやろう。性能も、自分の中でのブランドの忠誠心も、中古車として売ることになった時の価値も、他の人からの評判も、いろいろ鑑みて自分のカナでベストを買うやろう。

 

やけど、株式投資となると、なぜ多くの人がこのようにしないんやろうか?ベストの会社を買わずにペニーストックとかにとらわれている人のなんと多いことか。Twitterでも掘り出し物のペニーストックをあさる人達のTweetであふれとる。なぜそんなことをするのかという理由は、皆がゴミのような仮想通貨に群がってしまう理由と一緒なんやが、なんでこういうことになるかというと、皆バーゲン品を探す誘惑に耐えれないからや。そしてバーゲンと「思われる」ものにひきつけられてそれを買ってしまう。

 

しかしここで、「思われる」という言葉を強調しておくで。相場全体の急落とか、そのような状況は別にして、往々にしてバーゲンだと思って何かを買った後は、それは特よりも損につながることの方が多いんや。誤解してもらったら困るのは、わいはバーゲンハントは大好きや。だけどわいが好きなのは、真の品物の価値がしっかりしているのに物の値段だけが割安な、本物のバーゲン品だけで、低品質だから値段が安くなっとるものには興味が無いんや。

 

例えばP&Gのような株を皆はあまり注目しないが、あの会社は最高や。短期的に大きな利益をもたらす可能性は低いかもしれんが、長期的に見れば信頼できる存在で、素晴らしいバランスシートを持つ業界のリーダーで、素晴らしくやって来た長い歴史がある。だからもしP&Gの株がセールで手に入るのならそれは素晴らしいことやが、やけど特にセールではなくてもきちんとこの優良株に見合った株価だったら株を買ってもっておけばええんや。こういう堅実な株にいかずに、もっとわかりやすいバーゲン品はないかと探し回る人がなんと多いことか。

 

わいは例えばLightning Roundでも、何か銘柄を聞かれたときにそれがその業界のベスト銘柄でなければ、いやいや、ベストを持つんやでといつも言っとるんやが、ベストの会社に投資することが長期的に見れば最も効率よく富を築ける方法なんや。ナンバーワン企業を持てというのはプロの間で鉄則になっとるが、一般投資家の間では全く浸透してないんや。一般投資家はいわゆる「安い」株の方がええと思っとるんや。ナンバーワン企業より、第二位とか第三位のプレイヤーがPERが低かったら、バーゲン価格やと思ってこれらの方を買ってしまうんやが、これが素人判断なんや。報われることは稀なんや。

 

なんで株価が低いかと言うと、それらのビジネスの価値が往々にして低いからで、本当のバーゲン品はごくわずかしかないということを覚えておかんとあかん。例えPERがより高かろうが、ベストの会社がええんや。ベストの会社の株を買って後悔はせんのや。ナンバーワン企業は例えPERがより高い場合でも、しばしば最もお買い得なんや。PERがより高いのは、内容が良かったり経営陣が素晴らしかったりするからや。

 

例えば、Nvidiaのような優れた企業は、常に非常に株価が高いんやが、その株価は一時的な落ち込みを除いて、10年以上にわたって着実に上昇し続けてとる。なぜか?それはNvidiaは最高の、その業界でナンバーワンやからや。そういう企業の株は、例え高くても、そのクオリティーに見合った高さな株なのにもかかわらず高いからというだけで株を買うことをやめるのは、はっきりいってそれは罪や。そしてここで大事なことを付け加えたいんやが、こういう優良株は長い間動かないこともある。下がることもある。だけど、大儲けには忍耐が必要やということも付け加えておきたい。

 

「忍耐は美徳、短期は損気」や。時にほれ込んで買った銘柄は少しも動かないことがあるんや。それも何か月もや。ヘッジファンドをやっとった時はこれが頭痛の種やったんや。なぜなら顧客が毎日のように電話をかけてきて、どれぐらい財産が増えたか教えろ、と聞いてくるからや。やけど個人投資家にはそんなプレッシャーは存在しないやろ?ずっと持ってたってかまわないやないか。それなのに皆勝手に不安にかられはじるんや。

 

わいはあまりに多くの人が、リアルな資産を持っとるええビジネスをしとる会社の株を持っとって、やけどただその株価がしばらく上がらずに、そのことが我慢できなくて株を手放してしまうのを見てきたんや。そしてわいはそのことに忸怩たる思いを覚えるんや。わいが例えば1980年代にインテルで一儲けするまでどれほど我慢したことか。18か月も全然動かんかったがわいは信じ続けたんや。まあヘッジファンドの預かり資産が膨らむにつれてそんな贅沢はできなくなったんやけどな。

 

例えば以前、AppleのCEOのTim Cookに、株価が$136から$93に下落したときにインタビューしたんやが、その時多くの人がApple株を見放しとったんや。わいはAppleの顧客満足度の高さやサービス収入の増加やバランスシートの強固さを見て、なんで皆Apple株を売っとるのかとそのインタビューでも言うたんや。PERもその時低かったし、やけど素晴らしい製品を作り続けとる会社なのに、と。そしてこの時がちょうど底やったんや。ただ単に皆のネガティブさが絶好の買い場を作っとっただけやったんや。

 

魅力的なストーリーもそれが実現するまでにはしばしば時間がかかるもんや。会社の価値が正当に評価されるまで待つのはしばしば我慢を強いられるんや。下手したら18か月から2年ぐらいのタイムラグがある時すらある。ゲートを出たところで足踏みしとるサラブレッドのような銘柄もあるんや。やけどそこからスピードに乗ることもあるんや。ほとんどの人は我慢できなくて去っていってしまう。やけど率直に言って、我慢できない人は、お金を運用する資格が無い人や。誰か他の人にあなたのお金を運用してもらうか、もうただインデックスファンドにお金を入れておいた方がええで。

 

ここでキーとなるのは、AppleにしてもNvidiaにしても、最高級のビジネスをやっとるということや。その業界でナンバーワン企業やということや。同一業種に属する2社ないし3社の中から一つ選びたいときは、株価のいかんにかかわらずナンバーワン企業を常に選ぶべきなんや。安物の代替物を選ぶんやないで。負け犬企業が最終的に勝ちをおさめることは、ほとんどないんやから。最高の会社はだいたい、ナンバーツーやそれより下位の会社よりもPERは高いんやが、株を買う時にその高いプレミアムを払うことを恐れたらあかんで。その企業は最高なゆえに、プレミアムを払うに値するんや。割高でもそれだけの価値があることが多い。反対に二番手三番手の企業は、割安でもそれがお得ではないことが多い。最高の会社に賭けて、そして大事なことは、例えBearが一時的にあなたをおそれさせて株価の下落をおこしても、忍耐強くいくんや。そうしたら大儲けの道が見えてくるというものや。

 

 

トランプ時代がなつかしいですね。

 

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