こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーがMad Moneyで、株価の回復について語っています。
株価が回復してきたな。利下げへの期待もあるんやが、わいが思うに、コロナウイルスに対する事実をマーケットが飲み込み始めて、パニックが収まったということやと思うで。
わいが以前、コロナウイルスについては唯一この人の言葉を聞けと言った、NIAIDのTony Fauci博士が、New England Journal of Medicineに寄稿しとるんや。
ここで何が書かれとるか?Covid-19は2002年から猛威を振るったSARSや2012年から猛威を振るったMERSのように、深刻な公衆衛生上の脅威やと書かれておる。
しかしやな。ここが大事なんやが、致死率は2%なんや。他の研究では1.4%となっとるところもある。しかもこれは重症化した人を分母に持って来とるから、症状の出ない人や出ても軽い人を考えると、致死率は1%を優に切るやろうと考えられるで。ということは、新型コロナウイルスは致死率が9-10%のSARSや36%のMERSに近いというよりはむしろ、致死率が0.1%程度の季節性インフルエンザに近いんや。
わいは今日マーケットが上がったのはウォール街が冷静になって、シビアな風邪と同等のコロナウイルスの威力をきちんととらえ始めたからやと思うで。
致死率が1%を切っているのに、株式市場を永遠に下げさせることはできんで。
株が上がったのは、先週の金曜日に、金融市場の動揺を抑えようとFRBのパウエル議長が緊急の声明を発表して、「景気を下支えするために適切に行動する」として今月にも利下げに踏み切る可能性を示唆したことも当然大きいで。
市場では今月17日から始まるFRBの会合を待たずに、緊急で利下げをするべきだという声もあるよな。
しかしながらわいは、利下げについてはどうなんやろうと思うで。コロナウイルスの不安に対しては、治療薬の確率が一番や。これは公衆衛生上の問題や。マネタリーポリシーはコロナウイルスを直すことはできんで。
油断して中国や旅行やレジャーに関連する株を買ったらあかんで。コロナウイルスの影響はまだまだ続くのは当たり前やから、ポートフォリオを見直すいい機会にするんや。
ちなみにTonyさんの記事では、春先にもコロナウイルスの治療薬における臨床試験のフェーズ1がはじまるだろうことや、可能性のある治療薬候補として、Lopinavir-Ritonavir(ABBVの抗HIV薬カレトラ)やGILDのremdesivirなどが触れられています。
特効薬ができればいいのですが。。。
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