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【ジム・クレイマー】Larry Fink vs Cathie Wood!長期的な儲けの核は○○化にあり! 【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの7/17のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

分散と集中化したリスク、試合をしたらどちらが勝つか?1-0で分散化や。それがわいが、Larry FinkのBlackrockとCathie WoodのARK innovation fundの違いを考える時にいつも思うことや。この二人のやり方は二つの大きく異なる哲学に基づいとる。何でそうなのか、探求する価値があると思うんや。ちなみに今日はイエレン財務長官の、リセッションは想定していないというポジティブにとらえられた発言もあって、ダウは+0.22%、SP500は+0.39%、そしてナスダックは+0.93%と上昇の日になったで。

 

Cathie Woodは長期的な主要なトレンドを特定しようとして、それらに投資するための高度に集中した方法をとっとる。彼女のアクティブに管理されたETF、つまりアーク・イノベーション・ファンドETFは、かつては資産が280億ドルもあったんやが、しかし今では価値が約90億ドルまで下がっている。一方、Larry Finkはブラックロックという世界最大のファンドグループを運営していて、その資産総額は9.4兆ドルや。ワオ、や。そして彼らは今年上半期だけで純流入金1900億ドルに達したんや。とてつもないで。

 

Cathie Woodは世界で最も偉大な投資家と称されたことがあって、まさに2020年においては彼女は絶対的な最高のストックピッカーやった。ほとんどの個人投資家がどれほど価値があるかわからない株をその目利きを持ってどんどん買った。ここでわいが強調したいのはCathie WoodとLarry Finkのスタイルの違いなわけやが、Cathie Woodは、最も成長可能性が高いと思われる数少ない株でスタートを切るんや。

 

彼女の最大の成功は、非常に早い段階でテスラに参入したやった。その彼女の戦略は、ウォールストリートが絶賛する驚異的なリターンを生み出したんや。やけどマーケット全体のスタイルが成長という柱から外れるとともに、彼女のパフォーマンスも同様に外れたんや。そして皆がわかったわけや。結局のところ、Cathie Woodがやっていたのは戦略ではなく、ただの戦術だったのではないか、と。そしてそれは非常にリスキーな戦術だったんや。

 

2021年には、彼女のパフォーマンスはもはやSP500はナスダックのパフォーマンスに劣後したし、さらに2022年にも彼女はかたくなに同様の戦術で同じような種類の株の取り引きをやり続けて、彼女のリーディング・ファンドは驚異的な67%もの落ち込みを見せたんや。ナスダックの落ち込みの倍以上、SP500の落ち込みの3倍以上の落ち込みや。なんでこんなことになるのか?答えはシンプルや。ポートフォリオが分散化されてないからや。そうなると、2020年のような大きな成功をおさめることができる時もある反面、2021年や2022年のように見るも無残なパフォーマンスになってしまうこともある。

 

あと、彼女の決定に首をかしげるところもあるで。例えば彼女は今年初めにNvidiaの株を$234で手放したんや。彼女は何年もNVDA株を保持してきた後で、ついにその評価が高すぎると判断して手放したんや。しかも彼女はCNBCの番組に出演した際、NvidiaをただのAI企業の一つと呼んだんや。しかし、現在その株価は464ドルまで上昇していて、この会社は単なる一AI企業でないことは明らかや。AI企業の中で最も重要な存在になっとるんや。目利きに頼りすぎるとこういうことがどんどんおこるようになる。

 

彼女は、Intuitのような株を選んで評判を築いてきたが、彼女のやり方は目利きが毎回、ある程度高い確率で成功しないといけないという高いリスクが伴うもので、現実的には、誰もがそれほど優れているわけではないんや。彼女は素晴らしいが、その彼女をもってしても長期的にこの方法を維持しながらファンドを発展させられかどうかは疑問で、後は実際彼女が独自の手法でマネーマネジメントを行う能力が不足しているのではないか、とか、彼女が思ったほど綿密に株を追跡していないんやないか、とか投資家が疑問を持って、彼女が選ぶほんの一部の厳選された株式に依存することは良くないんやないかということが、投資家が彼女から離れる原因になったんや。

 

Cathie WoodはCoinbaseとかZoomとかRokuとかRobloxに投資したが、今年も成績としては良くないで。わいは彼女はもっとインフレの状況とか利上げ下という状況を考えんとあかんかったと思う。ZoomなんかCOVID時代の588ドルの高値から今日の72ドル余りに急落しとる。COVID後に社会がどう変わるのか、ZoomのビジネスがMicrosoftやCisco、Googleとかとの競争によって、ビデオ会議ツールというものがコモディティー化するということがよめなかったのか?わいはでも彼女の一つ一つの投資判断をあげつらいわけではなくて、強調したいのは彼女の集中投資スタイルが自己敗北的であるということをいいたいわけや。長期目線で見るとあなたは彼女のような方法で勝つことはできないんや。真似をしようとしたら遅かれ早かれあなたのポートフォリオは壊滅してしまうんや。

 

それでは、もう一方のLarry Finkについて話そうやないか。ブラックロックは、分散を会社の核心であると定めていて、ARKとか極めて対照的な存在なんや。わいは先週の金曜日に、CNBCの番組で彼にインタビューする機会があって、その時に彼が話してくれたことからも、彼の投資の本質に対する理解は比類なきものやと感じたんや。

 

彼は戦術家じゃなくて、広範な思考者や。彼の先週の金曜日のインタビューは、まさに宝石のような知恵と戦略で満たされとったんや。彼が言ったのを引用すると「ダイバーシフィケーション、分散化と強力なパフォーマンスにより、我々はクライアントが彼らの長期的な目標を実現することを助けることができます。彼らの運用目標を達成し、プロセスを効率化するのを助けることができます。」

 

ブラックロックの最大の投資家グループが機関投資家や。Larryが示す判断は、お金の管理とマネジメントがどのように行われるべきかを示しとるんや。そのことを学んでおくことはわいらにとっても素晴らしいチュートリアルや。更に彼の言葉を引用してみよう。「投資家は、複雑な状況に直面しています。競合する財政政策と金融政策、および構造的な力が、今後も長期的にリターンに関わってきます。これらの力には、地政学的な状況によるサプライチェーンの再構築、低炭素経済への移行、先進国の高齢化人口などが含まれ、これらはすべて長期的にはインフレ的に働くでしょう。」

 

彼は更に、一部の指標がインフレの鈍化を示している一方で、バイデン大統領がインフラと環境のために獲得した数兆ドルがインフレを引き起こすだろうと述べたんや。そして、それが時間の経過とともに更に高水準なインフレを引き起こす可能性があると彼は指摘したんや。そしてそのうえで、彼はこのリスキーな環境を管理する方法を知っているといい、彼のクライアントは、「アクティブインデックス、プライベートマーケット、現金を組み合わせたポートフォリオで長期的な結果に焦点を当てています。」と言うたんや。わかるか?これが戦略と呼ばれるものや。一発当てるか、あるいは失敗するかの戦術ではなく、最良の資産を時間をかけて維持するという戦略なんや。

 

わいはこれらの、Cathie WoodとLarry Finkの2つの異なるお金の運用方法を見ていくことによって、人間の性質を強調したいと思っとる。人間の性質というものは、わいらはホットなものに引き寄せられるということや。やけどホットなものというのは冷める時が来るということや。Cathie Woodがかつて最もホットだったという事実は消えないが、その旗艦ファンドは今年は価値を増しているにもかかわらず、投資家はまだ下手をしたら過去最高の数で脱出しとるんや。

 

結論やが、洗練されたお金の管理を試みるということは、ブラックロックのようにやるということや。きったはったではなく、最小限のリスクで最も安全な結果に導くことができるメニューを考えて実行するということや。別にLarryが常に正しいとは限らず、Cathie Woodが常に間違っているとは限らないしそう言っとるわけではないで。しかし、あなたが長期的に資産の価値を増やす最善のチャンスを得たいのであれば、分散された、ダイバーシフィケーションされた戦略が必要や。

 

もしあなたが激しい損失を集中投資から被ったことがあるとしたら、それは厳しい教訓として役立てるべきや。わいはいつも人々に、彼らのお金の大部分をLarry Finkが説明するような分散化された方法で管理するべきだと言うてきたやろ。Am I Diversifiedというコーナーもやっとるし、わいの投資ルールにも分散化を強調したものがある。CNBC Investing Clubに入ってくれたら、わいのファンドがどれほど分散化されとるかわかってくれるやろう。

 

とにかくわいが望まないのは、あなたの投資がほんの少数の株式に集中してしまうことや。もしかしたら短期的な大損にもつながりかねない。そうなったら恐怖や。ブラックロックの分散化されたスタイルは、その恐怖への解毒剤なんや。

 

 

分散化は大事ですよね!

 

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