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【ジム・クレイマー】こんなにも優良株が下落して来とる!買いのチャンスがゴロゴロしとるで!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの8/23のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ここのところ、8月のS&P 500で最もパフォーマンスが悪かったいくつかの企業に焦点を当てとるんや。市場の下落の場面が絶好の買い場になる可能性があるとわいは常々言うとるやろ。マーケットが売られすぎ状態に見える時は、そしてもしその売りが一過性のスピードバンプ、すなわち一時的な減速要因で一時的に株価が下落しているだけであれば、それはただの健全な株価調整の機会として捉えて、パニックの理由として捉えないようにせんとあかん。そうとらえるために前向な方法が、下落をしている優良銘柄に注目して買いの好機を探るというものや。

 

今週はすでに、8月ここまでで大きく下落した銘柄でわいが気に入っている10の「8月の敗者」を挙げたんやが、今回、更に良い5つを挙げておきたいと思うんや。まず今回の第一銘柄目は、オンラインブローカーのCharles Schwabや。この株は8月ここまでで12%下落しとる。この株に関しては今年に入って多く語ってきた。Schwabは小さな銀行部門を持っとるんやが、一部の未実現債券により、この春のように地域銀行が打撃を受けたら、それに引きずられることがある。

 

やけど、その引きずられて下落しているところは、意味がなかったりするとわいはここまで何度も言うてきた。特にこの株が5月に51ドルで取引されていたときは、わいはそう力説したんや。株価はそこから先月の高値で68.80ドルまで急上昇した。7/18の決算は素晴らしい数字を発表したんやが、ただ8月に入ってからの売りで、再び株価は戻ってきてしまっとる。今の下落の理由は、今月急激に債券利回りが上がっているから、それが地域銀行にとっては悪いニュースになっとるわけや。

 

昨日だって株価はほぼ5%急落したわけやが、これは、一部のオフィスを閉鎖して、年間で少なくとも5億ドルを節約するために一部の人員を削減すると報じられたからや。同時に、何十億ドルもの債券を発行すると発表されたんやが、人々は何故かこれをSchwabが財政的に困っている証拠と捉えてしまった。私はでもそうではないと考えとる。Schwabはまだ3年前に買収したTD Ameritradeの統合作業を進めていて、コスト削減は株主として期待するものであり、望むものや。債券の発行についても、普通株を売っていない限りは全く問題ないものや。ここまでSchwabが地域銀行の懸念で打撃を受けるたびに、それは素晴らしい買い場を提供したんや。もし前回の買い場を逃した人は、今回、またチャンスがやってきた、この機会を逃したくないかもしれんで。

 

第二銘柄目はわいのファンドでも持っとって、しかもわいが強く薦めとるのに株価が上がらんから大丈夫なのかと思われとって、下手したらわいの個人的な株の選択が疑問視されている一つである、GE Healthcareや。MRIや超音波機器など、高額な医療機器を製造している会社で、今年初めにGEからスピンオフされたんや。この株は下落してきていて、具体的には8月初めからほぼ12%下落しとる。わいはその下落を利用してわいのファンドでこのポジションを積み増していっとるんや。

 

わいはこの株の最近の株価低下には戸惑っとる。この会社は7/25に素晴らしい決算を発表して、売り上げもEPSも予想を上回ったんや。それ以降、会社固有のネガティブな要因は一切ないんや。ウォール街の有力なトレーダーたちは、大統領選挙が近づくにつれて、ヘルスケア株に神経質になる傾向がある。やけど通常、ワシントンからの矢面に立つのは製薬会社やマネージドケアプロバイダーであり、この会社のような医療機器会社じゃないんやで。

 

親会社のGEの、GEHC株の処分とかが話題になっとるが、遅かれ早かれGEHC株は切り離されるやろう。長期的には、新しいアルツハイマー病の薬の新しいブームがこれから来るわけやから、GE Healthcareが大きな勝者になるとわいは見ているで。なぜなら、その薬が効いているかどうかを知るためには、繰り返しMRIスキャンが必要で、ということはこの会社の機器の需要が爆増するということやからや。わいのファンドはこの株を買い増していっとるが、それ以上わいはこの株についていうことはないで。強いて言うなら、この株を買うのを待たずに、買うなら今買うべきだと思うで。信じられないほど安い価格で手に入れる絶好の機会が今与えられていると思う。

 

第三銘柄目はAlbemarleや。これは特殊化学品会社で、EVに不可欠な主要なリチウム事業を展開しとる。リチウム産業は悪名高く、ブームとバスト(急成長と急減少)を繰り返す業界や。わいうは4月末にこの株を推奨して以降、株価は一時急騰したんやが、その上昇分は全部吐き出されとる。八月はここまででほぼ10%の下落や。この会社が打撃を受けている要因の一つは、ウォール街がEVに対する愛情を失っているからや。消費者の需要が減少しとって、やっぱり従来の自動車メーカーにとって、EVへのスケーリングのコストが高すぎるようや。

 

ただ、EVはまだまだ主要な成長分野なんや。Albemarleは特定のメーカーに賭けているわけではないで。業界全体に対してバッテリー用のリチウムを製造しとる。今月初めの8/2に発表された決算は素晴らしかった。EPSなんか7.33ドルだったんや。予想はたったの4.48ドルだったというのに。そして、彼らは年間のガイダンスを見事に引き上げたんや。現在のレベルで、Albemarleの売上は、予測の中間地点である利益の約7倍やが、誰もそれを気にしていないかのようや。

 

アナリストたちは2023年がAlbemarleにとって最後の良い年になると確信しとるようや。今の株価は2024年と2025年の予測に基づいたら高額だと見られとるようや。ただ、わいの見解としては、リチウムに対して長期的に信じとるんや。従来の想定よりは少し時間がかかるかもしれんが、依然としてEVの未来にわいらは向かっとると考えとる。ただ理解しておくべきは、リチウムに関連するものは大きな変動を見せとって、Albemarleに投資する場合は強気相場で売って、弱気相場で買い戻すということを絶え間なくやる覚悟が必要だということや。今は弱気相場なわけやから、買っていける、そういうトレーディングの対象となる銘柄なんや。

 

第四銘柄目は、NXP Semiconductorや。8月ここまでで、約10%下落しとる。この素晴らしい半導体企業は、ビジネスの半分以上を自動車マーケットから、さらに25%を工業分野から得とる。これらの業界は減速の恐れによって打撃を受けとる。さらに、UAW(United Auto Workers)のストライキが車の生産を低下させ、その結果NXPのチップに対する需要も低下する可能性があると投資家は心配しとるんや。ただ、わいはその見方が短絡的だと思うで。もしストライキがあっても、それは長くは続かないやろう。最終的にはホワイトハウスが介入して、主要なアメリカ産業が長期間停滞するのを防ぐように妥協を強いるやろう。

 

NXP semiが発表した7/24の決算は非常に堅調やったで。優れたガイダンスも出したんや。こういうことを見逃したらあかん。株価は決算の翌日には4%以上上昇し、220ドル近くになった。ただ最近の売り圧力で、201ドル以下に下がってきとる。とういうことはつまり、例えば今この株を買ったら、実質良かった決算を「無料」で手に入れることができるということや。

 

最後の第五銘柄目には、Illinois Tool Worksというすばらしい機械製造会社をあげておきたいで。この企業は特殊な産業用機器を製造しており、私はこの会社を「メーカーのためのメーカー」と考えとるんや。この企業は皆にあまり知られていないかもしれんが、最高の産業会社の一つだと私は思っとるし、この番組でも多く取り上げてきたはずや。この会社の株価も、自動車産業への依存性のために、8月ここまでで約9%下落しとる。でも、わいはその下落については心配してないで。たとえ来月のUnited Auto Workersのストライキがあっても、この会社は大丈夫や。

 

8/1に発表した決算も堅調やったんや。その決算の数日後、Illinois Tool Worksは5億ドルの自社株買いをすると発表した。これは、同社の時価総額の約7%に相当するで。大きな楽屋。また、配当を7%引き上げたんや。この数値は驚くほど大きいわけではないが、普通はビジネスに自信がある場合のみ配当を引き上げるものだということを考えると、ITWのこれからに期待したくなるというものや。ITWはわいが注目する中で最もよく運営されている会社の一つで、経営陣は非常に細部に注意を払っとって、資本規律にも非常に厳格や。8月の株価下落はチャンスやとわいは革新しとるで。

 

ということで今回は更にわいがここで買っていけると思う8月の下落銘柄5つを発表した。これで今週、合計15銘柄発表しとる。次回が最後や。全部で20銘柄、このリストを見て、是非皆さんに参考にしてほしいんや。

 

 

ITWが好きです。

 

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