アメリカ発ーマカベェの米株取引

アメリカ在住マカベェがジム・クレーマーの発言等の米株情報をアップデートします。

景況 銘柄

【ジム・クレイマー】最も議論が分かれる決算はたぶんこれ!【Mad Money】

投稿日:

 

こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの9/22のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日ははじめは株式市場が反発しとったよな。ただ、その後暗雲が戻ってきて、結局ダウは-0.31%、SP500は-0.23%、そしてナスダックは-0.09%と下落の日になったで。それほど悪い下落ではなく、売りが一休みかという感じやったが、果たして下落は続くんやろうか。9月の終わりに向けて、物事がようやくポジティブな方向に動き出すんやろうか。そういうことを考えながら、来週のゲームプランにいってみようやないか。

 

月曜日は相変わらずのUAWのストライキがどうなっているのかについて注目や。今日、フォードはUAWとの間の交渉で大きな進展があったと発表されたんや。一方で、GMと、クライスラーの親会社のステランティスはUAWの怒りをどんどん買っていて、ストライキがどんどん広がっとる。フォードはそもそも他の大手自動車メーカーよりも労働組合との関係が良好だったんや。彼らは何年もの間、労働組合の人々を雇用し続けて、一方で競合他社は彼らを解雇したりしてきたからな。だから今の動きもわいにとっては理にかなっとるように思えるで。

 

UAWのショーン・フェイン委員長が、そもそもフォードの賃金の格差が他の2社よりもUAWにとって有利であるにもかかわらず、大手3社を平等に扱おうとしとったのは常に不合理に思っとったんや。もしフォードがこの問題をうまく乗り切って、労働コストをそこまで大幅に上げずに適切な条件で合意に至ることができれば、わいのファンドでも持っとるフォード株は持続的な上昇を開始することができるかもしれん。そういうところにこれからますます注目や。

 

火曜日、まずCintasの決算発表があるで。彼らは制服のレンタルサービスとか、その他のものも多く中小企業とかに提供しとる会社や。この会社の成長は、商業活動に支えられとるから、今巷のビジネスがどうなのかを見積もるには、この決算はとても役に立つんや。わいは彼らの決算の数字は素晴らしいものになると思うで。ビジネスが強くないときでさえ新しい契約をきちんと得ることができるこの会社は、長い間わいのお気に入りやったんやが、今の注目は果たして新規または既存のクライアントのビジネスの減速があるかどうかや。彼らは100万のクライアントを持っとるから、その内容に注目すべきやで。

 

火曜日は更にCarrier GlobalのWeb Conferenceがあるで。わいはこの会社の素晴らしさを良くしとる。空調システムの会社やが、最も環境に優しい暖房、換気、空調、またはHVACシステムの提供者として会社をどんどん発展させとるんや。今気候制御問題への意識が高まるなかで、空調で使われるエネルギーをより効率的にクリーンにすることで、この会社はクライアントがより環境に優しくなるのを助け、同時に電気代も削減しとるんや。今、Carrier Globalには巨大な取引があって、12億ユーロのViessmann Climate Solutionsを買おうとしとるんや。年末までにこの買収が終了する可能性があるんや。Viessmannは特別なボイラー技術を使用して、はるかに少ないエネルギーで熱を作れる素晴らしい製品を持つ驚異的な会社や。この取引の進展具合がどうなっとるのかも聞いてみようやないか。

 

火曜日の引け後は、私のお気に入りのリテールのCostcoの決算発表があるで。注目点がいっぱいや。成長率はどうなのか、エグゼクティブメンバーを含む新規メンバーの数はどうなのか、海外への拡大はうまくいっているのか。あとは、そろそろ時期的にふさわしいと言われている特別配当を出したり、会員費の値上げに踏み切ったりするのかどうか、確認する必要があるで。今は人々の財布の紐がどんどんかたくなって、ブランド物の新製品からプレミアムな自社ブランドのKirklandにどれほど客が流れているのか。こういう情報がつまったCostcoの決算すべてが、今アメリカで実際に何が起こっているのかを理解するのに役立つんや。わいはCostcoが大好きなんやが、このリテールが実際に消費の減速を見ているかどうかを確認する必要があるで。なぜなら、Fedは消費者の消費が冷えるまで金利を引き上げ続けるからや。

 

次に、水曜日はまずPaychexの決算発表があるで。この会社は主に中小企業のための給与処理業者で、わいは今の状況で中小企業のリストラとか破産がとても少ない一方で、多くの新しいビジネスがまだまだ生まれてきているという現状は驚くべきことやと思っとるで。Cintasと同様、Paychexの決算もこの国のビジネスの好不調をとらえるのに役にたつんや。ビジネスが好調なようやったら、まだまだこれからももっと金利の引き上げが来るという事実を受け入れんとあかん。わいは何度も言っとることやが、今のアメリカのビジネスや経済は、Fedが緩和を考える、そして金利の引き下げを考えるには、あまりにも強力やで。

 

さて、PC業界における長い低迷は終わったと考えている人はおるか?半導体の在庫は整理されて、今や新しいAIへの需要とともに半導体会社に期待しとる人はおるか?そういうことを教えてくれる決算が水曜日にあるで。そうや、Micronの決算や。わいはMicronが好きや。CEOのSanjay Mehrotraは、率直に物を言う男や。巨大なDRAMユーザーがどこに行くのか。まだこの会社の半導体の巨大な在庫が底をつくまでには時間がかかると思うが、株価は上昇傾向にあるんや。まだPCレベルでの大きな需要はないにしても、でもAIのさまざまな作業を行う新しいPCの需要が今後どうなるのか、Sanjayが何と言うか聞いてみようやないか。

 

木曜日の朝は、テクノロジー業界で最も安定した企業の一つであるAccentureの決算発表があるで。もちろん、厳密に言えば、この会社はテクノロジー企業というよりは、デジタル化を望む企業にコンサルティングを提供するコンサル会社や。この決算を聞くことで、果たしてAIは過大評価されているのか、それとも本当に革新的なのか、どれだけ早くAIから利益を上げることができるのか、それとも損失を出すのか、そういうことが見えてくると思うで。Accentureは決算をほとんどミスしないし、ミスをしても基本的には時間の経過とともに下落した株価が元に戻るんや。それは彼らの基本的なビジネスが非常に強力だからや。

 

さて、木曜日は更にCarmaxの決算発表もあるで。わいはこの中古車会社が素晴らしい数字を出すことを期待しとるで。ただ心配なのは、やっぱり皆の経済状況が悪くなっているということや。金利も上昇しとるし、人々は車を購入する際に、いわゆる「時間をかけて」ファイナンスを行い、金利上昇はこれらの中古車ディーラー全体に悪影響を及ぼしとる。そういう意味で、Carmaxは、Fedが経済の成長を鈍らせる試みの最前線におるようなものや。今までこのカテゴリーでは、価格が最高値から下がってきたにもかかわらず、意味のある減速はありませんでした。高い金利がついに販売を窒息させているのか、それとも良好な状態が続いているのか、確認しようやないか。

 

来週、最も議論を呼ぶ決算はおそらく、木曜日の最後の一つとして言及したい、Nikeの決算やろう。中国での売上がどれほど持続しているのかを気にする必要があるで。わいはNikeの株を批判するのは避けたいところなんやが、Nike株はここまで大きく下落しとる。でも最終的には、Nikeは非常に優れた企業や。果たしてどういう数字を発表してくれるのか。金曜日はクルーズ船銘柄のCarnivalの決算発表があるで。今ウォール街はクルーズ船株にポジティブなわけやが、わいは今、憂鬱さがマーケットを覆っとるということもあって、今この株を買うのはお薦めしないで。こういう株を買うにはもっと雰囲気がブルよりになる必要があるで。

 

さて、最後に言及したいのは、金曜日発表されるPCEの数字や。Fedがとても重視するマクロ経済指標や。具体的にはコアPCEデフレータの月次および年次データが出て、これは大注目や。今、わいは物価上昇をうけて消費者の消極的な姿勢に注目しとる。金利が70年ぶりの水準に達しとることを考えると、やっぱり安定したリターンを求めて株から債券への移行が進んどる。この状況が逆流するには、コアPCEデフレータのような指標の高騰がやむだけでなく、実際に下落する必要があるんや。わいは残念ながら、経済はまだ強いし、雇用市場もまだまだ非常に好調やと思うが、債券金利の驚異的な上昇は、今後の人々や企業の支出を抑制するやろうとは思っとるで。

 

結論として、今株価は全体として下落しとるが、株価が下落すればするほどわいらは株を買いやすくなる。ただやっぱり、Fedが実際にインフレを打ち負かしている兆候を見るまで、今のこの株式市場にそれほどエキサイトするのは難しいかもしれん。ただ、ここまで冷えとるマーケットでもまだまだいろいろな予想外の動きがあるかもしれんから、引き続き注視していこうやないか。

 

 

PCEの数字が気になります。

 

記事に価値を感じていただけた場合、Amazon JapanもしくはPayPal経由で投げ銭いただけると励みになります。

 

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

米国株ランキング

-景況, 銘柄
-

Copyright© アメリカ発ーマカベェの米株取引 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.