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【ジム・クレイマー】10月に前のめりになれるか否か、全てはこの数字から始まる!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの9/29のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

昨日の木曜日の株式市場の勢いは素晴らしくて、その続きかと思うような今日金曜日のマーケットの入りやったんやが、株価は上向きの軌道を続けることができるかに見えたけど、ラリーは失速してしまったよな。結局、ダウは-0.47%、SP500は-0.27%、そしてナスダックは+0.14%やったんや。この下降の背後にある原因は何や?まあ、いろんな危険因子をリストアップすることができるよな。自動車メーカーの経営陣とUAWの間の熱烈な言葉の応酬は、ますますエスカレートしとるように見える。あとは、政府の予算案で、下院の共和党員たちが互いに争い、ましてや民主党となんか合意できないという政治闘争がある。

 

そういう危険因子で状況は良くなるどころか悪化しているんやないかということで、ここまでの9月の日々と同じく高い金利と高い原油価格の恐れが、この日のマーケット全体に影を落としたんや。さあ、でもここでいいニュースがある。もう9月が終わり、来週からは10月やということや。10月になって果たして風向きが本当に変わるのか、ゲームプランを見ていきたいんやが、今回はとりあえず金曜日にまず注目しようやないか。なぜならば、金曜日には9月の雇用統計が発表されるからや。

 

これはこの週に政府から得られる数字の中で最も重要なものや。この数字如何で、果たして本当に10月のマーケットが強いのかどうか決まるかもしれん。マーケットが勢いを取り戻すには、労働力には余裕がありながらも雇用が弱くなっているという数字を見ることが必要や。でもここの匙加減は微妙で、わいらは各企業の一株当たりの利益とかのガイダンスで大きなダウングレードがあるとか、いわゆる全面的な経済崩壊を見ることは望んでないんや。ただ、やっぱり強い失業率の数字がほしいところなんや。なぜならそうなった場合、Fedのパウエル議長における利上げの結論が難しくなると思うからや。

 

今のところわいらは11月のFOMCで0.25%の追加利上げを見ることになると考えとる。そうなったらまた債券金利がぐんとあがり、20年物国債の利回りなんか6%近くになる可能性があると思っとる。わいはそのことが株式市場にとってマイナスと見なされることは知っとるが、だからといって世界の終わりでもなんでもないんや。1980年代おか90年代では、金利が上昇しても株が強く上昇したマーケットがたくさんあったことやしな。もし雇用データが弱めだった場合は、そしてそれが雇用の持続的な弱さの始まりであるかのように見えた場合は、長期金利は下落し始めるやろう。そうしたら株価は急騰する可能性もある。どうなるのか、とにかく金曜日の雇用統計が今週の最注目ポイントや。

 

同時に、マーケットは石油価格によって人質に取られている状態やった。ここから原油価格が100ドルを突破する場合、まだまだ株式市場にとっては厳しさが続くということになるかもしれん。わいはそこらへんで原油価格の上昇は一服すると思っとるが、油断はできん。まだ早急な結論を引き出すことはできん。後は、政府が閉鎖される可能性が高いんや。アメリカ議会が10月1日に新会計年度が始まる前に暫定予算を成立させなければ、連邦政府機関は一時的な閉鎖に追い込まれるで。

 

その場合、さっき金曜日の雇用統計が大注目やと言うたが、雇用統計も発表されなくなるやろう。この確率は高いから、雇用統計が発表されなくてもパニックになったらあかんで。さて、月曜日のゲームプランに戻ると、まず注目は、Kellogg'sがスナックフードビジネスであるkilonovaと、北米のシリアルビジネスであるWK Kelloggに分割されるんや。成長を求める投資家は、この分割で双方の価値が引き出されるかもしれないことに魅力を感じるやろうが、ただKelloggの株は分割が発表されてから決して勝者とは言えない動きをしとる。今人々は食品株を嫌っとるが、実際に分割になったらどうなるか。

 

さて、月曜日は後は、やっぱり政府の閉鎖と自動車会社のストライキの両方に関するニュースに注目や。どちらの状況も経済の衰退の一因と見なされる可能性がある。政府の閉鎖は、必須でない連邦支出の25%に影響を与えるで。自動車会社のストライキは本当に厄介な問題で、拡大し続けとる。それが来週も拡大し続けるなら、状況は悪いと言わざるを得ないで。自動車会社の株はまるで合意があるかのように取引されとるが、United Auto Workersの責任者であるShawn Fainの言葉を聞くと、彼はなんだか気まぐれな人のようにも思えるんや。

 

特に彼がバイデン大統領が応援に駆け付けた時なんかは勇気づけられたやろう。今日の午後、FordのCEOのJim Farleyが、どれほどFordのオファーが寛大であるのかを非常にはっきりと述べたで。そしてそれがFainをまた怒らせたんやが、もうなんだか個人的な好みが入ってきてないか?わいはこの状況は気に入らないで。あと、月曜日にPowell議長の講演があるが、彼が何か今の状況に影響を与えることを言うのかどうかはわからんで。彼の目的はとにかくインフレを止めることで、巨大な失業がどんどんおこっても、今は経済成長を促進することが彼の目的ではないからや。ただ彼は明らかに巨大な失業は望んでいない、非常に良い男や。でも結局金利を下げられる状況になるためには、もっと多くの失業が必要なんや。

 

火曜日には、スパイス会社のMcCormickの決算発表があるで。さっきのKelloggのところでも言うたが、今は食品系の株はあまり評価されてないから、どうやろうか。厳しいかもしれんな。ただ、そんな中で良い話として、アナリストのとても良い見解がMolson Coorsに対して出とるで。この会社は象徴的なビール会社で、火曜日にアナリストミーティングがあるんやが、リカー全体が絶好調とは言えない状況でビールの売上は依然として強く、この会社の製品はほぼ全てのセクターで好調や。何を言うのか聞いてみようやないか。

 

わいはMolson Coorsの株を気に入ってはいるが、木曜日に決算発表があるConstellation Brandsほどではないで。この会社はCoronaとかModeloの親会社やが、わいのファンドでこの会社の株を持っとるんや。わいはこの木曜日の決算は良い数字を期待しとって、11月にアナリストミーティングがあるから、そこでわいは大きなリストラクチャーがあると思うんやが、それへのヒントを得ることができるかもしれん。

 

一日戻って、水曜日はOktaのアナリストミーティングがあるで。サイバーセキュリティ会社で、年会の名前はOktaneというんや。Salesforceの年会はDreamforceやが、Oktaneとか、なんか変わった名前をつけるのが流行っとるんやろうか。CEOのTodd McKinnonは、いかにまだまだアイデンティティービジネスの将来性が高いかを話すやろう。悪党たちは決して止まらなくて、いろいろな人になりすまして悪事を働くわけやから、Oktaのビジネスがまだまだ必要であることをアピールするやろうし、サイバーセキュリティー上の脅威が増していることはわいのファンドがPalo Alto Networksの大きなポジションを持っている理由でもあるんや。

 

さて、木曜日に戻るが、木曜日はあとは、Conagra Brandsの決算発表があるで。最近こういう株がとにかく敬遠されとって、この株も40ドルから28ドルに落ちたんや。今、配当の利回りは5%やが、結局今は債券でリスクフリーでこの程度の利回りは得られるわけやから、厳しいよな。結局これらの食品の株はただただひどいということになってしまう。木曜日は更に、Levi'sの決算発表もあるで。今週アナリストからのアップグレードがあったで。Chip BerghはCEOを退任し、新しくMichelle Gassに交代するんや。株価は低迷しているが、さあどうなるやろうか。

 

さて、素晴らしいアナリストミーティングが株価を動かすことが今週あるとするならば、それは木曜日にアナリストミーティングがあるDellやろう。彼らは本当に素晴らしい四半期を過ごして、前回のガイダンスの数字もこれからの伸びしろを感じさせるものやった。どういう発表があるのか注目や。ということで、後は金曜日に戻ってくるわけやが、雇用統計が10月に本当に株価のラリーがあるかのキーになるやろう。あだ、繰り返すが、政府の閉鎖があったらこの数字を発表されることはないやろう。この週を終えればいよいよ本格的な決算シーズンが始まるわけやから、一つでも多く手がかりを得たいところやが、どうなるやろうか。果たして前のめりの姿勢で10月はいけるのかどうか、注目しようやないか。

 

 

政府閉鎖か。。。

 

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