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【ジム・クレイマー】規律をもっているとあなたの運を最大化することができる!ブラックマンデーから学べること!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの9/25のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

厳しい状況は永遠に続くものではないんやが、それが訪れたとき、どのように対応すべきかを知る必要があるんや。準備しておくべき戦略が必要で、戦略がなかったら適切に対応することは難しいからな。トルストイからの言葉を借りれば、すべての幸せなラリーはどれも似ているが、不幸な下落相場はそれぞれのパターンで不幸だ、という感じや。ブルマーケットが株価を押し上げると、皆、参加することが非常に簡単に見えるから、自分自身が天才であるかのように思うやろ。それはだいたい毎回同じや。

 

ただ、大幅な下落局面はもっと難しいんや。短期のベアマーケットの開始かもしれんし、もっとひどいものかもしれん。あるいは、単なる、買いあがっても大丈夫な一時的な何かの不具合かもしれん。だから今回は、下落の一般的な特性を示すために、歴史を振り返ろうやないか。そのことで、次にマーケットが弱くなるとき、どうすればいいかのヒントが得られるで。わいが投資を始めてから40年以上の間に、本当に恐ろしい下落は実はたった2回しかなかったんや。1987年の大クラッシュ、いわゆるブラックマンデーと、2007年から2009年の連続的なクラッシュ、いわゆるリーマンショック、金融危機や。

 

SP500がわずか1ヶ月以上でその価値の35%を失ったときのCOVIDクラッシュでさえ、これら2つほどひどくはなかったで。COVIDの時は特に、マーケットがほぼ即座に回復を始めたからな。ということで、1987年と2007年を考えたいんやが、この二つは大きな下落がおきたということは共通しているものの、実際には正反対だったりするんや。1987年10月19日、ブラックマンデーとも呼ばれるこの日、ダウ・ジョーンズ工業平均は、1日で508ポイント、または22%以上も急落したんや。

 

わいはその日取引をしとって、実はその前の週もマーケットの史上最悪の週の一つだったんや。ブラックマンデーは急激に、そして激しくマーケットに打撃を与えたんや。クラッシュが始まった地点から、その日最終的に終わった地点まで、買い手が全く見当たらないように感じたで。マーケットの終わりのベルまでその状態が続いたんや。しかし、多くの人々が忘れているのは、さっきも言うたが、前の週もひどかったことなんや。それを取り戻そうとした勢力もおったが、月曜日にはそんな力がものともされなくて、買い向かった人たちは大損たで。混乱は次の日も続いて、トラブルチューズデーとして知られるようになった。ダウが完全に崩壊し、マーケットは機能しなくなった。

 

ただ、当時のFedの議長のアラン・グリーンスパンは、市場を安定させるための流動性を提供すると述べたことで、下落をストップさせたんや。わいはその時のことをよく覚えとるで。彼はウォール街の多くの企業、そしてマーケットの底を支えて、当時は信じられないように見えたダウをその安値から4ポイント以上上昇させる驚異的なラリーを生み出したんや。この効果はでも3ヶ月間しか続かず、結局大きな下落の前の取引レベルに株価平均が戻るのは、実際には1989年の半ばまでかかったんや。

 

2007年10月に始まったベアマーケットはまったく異なるものやったんや。ダウは2009年3月6日になるまで底を打たんかった。2007年のダウのレベルに戻るのは、2013年3月までかかった。なぜ一方のセルオフはすぐに終わり、もう一方は6年間かかったのか?この問いは、不幸なセルオフの2つの極端を定義する問いや。ブラックマンデーは、株式市場が、純粋な市場の機能不全のために溶けていった最初の機械的なセルオフやった。それは2010年のフラッシュクラッシュと、2015年のクラッシュも同じような感じやった。両方ともマーケットが単純に機能しなくなったときやった。

 

この話の中心は、シカゴのS&P500先物で、シカゴが、先物の下にある株が取引されるニューヨークのウォール街を圧倒たんや。ブラックマンデーが起こったのは、当時の株式トレーダーが先物市場の力を理解してなくて、瞬時に見えない供給で株式市場を溢れさせることができたためや。誰もそういうことに備えてなかったんや。先物はクラッシュの約5年前に作成された比較的新しい商品だったため、その持っている力を誰も知らなかったんや。先物市場は、初めは株自体よりもはるかに小さなマーケットだったから、そのパワーはわいらを驚かせたで。

 

ポートフォリオマネージャーは先物に簡単に参加し、簡単に退出できるから、先物は特にヘッジファンドマネジャーとかにとって株価の最も強力なドライバーとなって、そしてそれは、企業や株が意味するところの実際の成果よりも強い影響を持ってしまったりしたんや。かつては株の日常の動きは、もっと企業の利益とかで左右されとったんやが、先物市場ができてより物事が複雑になった。そういう状況が重なった上での、非常に珍しい事態がブラックマンデーやったんや。

 

ブラックマンデーの前、わいらは1987年のクラッシュに先立って大きな上昇相場を経験しとったんや。それは、大きな下落がほとんどない驚異的な複数年間のラリーやった。わいは1987年にゴールドマン・サックスを去って、投資家としてもっと価値のあるリターンを得るために自分のヘッジファンドを立ち上げたんや。80年代中頃から後半にかけての数年間のラリーで、皆が大きな利益をあげとって、だから巧妙な営業担当者が大きなファンドに保険ポリシーを提供し始めたんや。これは、ファンドが大きく上昇した後にある程度利益を固定し、損失を防ぐものと主張されとった。

 

いわゆるポートフォリオ保険は、専門家が先物を使って、例えば5%や10%、あるいは取得したポリシーに応じて場合によってはもっと株式市場のリスクにさらされるという、いわゆる「ダイナミックヘッジ」というものを含んどった。これはストップロスのようなもので、このポリシーによって損失を回避できるという考え方やった。そんなことはおかしいということがわからんとあかんのやが、当時は株式先物が非常に新しいものやったから、あとは営業担当者のセールスピッチが素晴らしかったから、多くの人々はそれを信じたんや。

 

しかし実際には、ブラックマンデーに一度に大損失が発生したとき、ポートフォリオ保険は機能せんかった。むしろこれらの保険ポリシーのための先物の売却が、実際に株式市場の下落を加速させ、これらのものを購入した不運な人々に大きな損失をもたらしてしまったんや。後から振り返るに、これらのポリシーを販売した人々は、詐欺師とかいかさま師やった。歴史は彼らを本当にただの愚か者として規定しとるが、わいは今でも詐欺師やと思っとる。確信犯やと思う。なぜなら、リスクを伴わずに株式市場に投資してリターンを得る魔法のような方法は存在しないからや。

 

投資のリターンとリスクは手を取り合っとる。だからどうか、あなたが信念をもってホームワークをやっとすとして、あなたに様々ないかがわしいことを言ってくる人々を信じないでほしいで。そのような人々は詐欺師や。皆そんなに虎視眈々と騙そうとしてくる人なんかおらんと思うやろ?違うんや。おるんや。もちろん、当時、多くの人々が先物の力がクラッシュを引き起こす可能性があるとは知らんかった。わいらは「煙があるところには火がある」と考えとった。

 

マーケットがクラッシュすると経済に何らかの問題があるはずよな?だからブラックマンデーの時も大きな不景気が潜んでいると考えたが、結局それは単独では発生せんかったんや。ダウが1日で22%も急落しても、実は当時のクラッシュ時の経済は強くて、その後も強く推移していったんや。ブラックマンデーと経済との間には一切の相関関係がなかったんや。それは結局実際よりもはるかに強力な先物のシカゴと、予想よりも弱かった現物のニューヨークとの相互作用の複雑さによってひきおこされたものやったんや。

 

財務省がブラックマンデーに何が起こったかを調査したとき、結局先物取引が巨大な売りを引き起こした結果、取引所のフロアの一部のスペシャリストや証券会社が、マーケットを安定させるという役割を果たすのに失敗したと結論付けられたんや。わいはブラックマンデーの時はキャッシュリッチな状態で幸運やったで。前の週の初めにわいのポートフォリオの大部分を売却しとったんや。振り返ってみれば、この幸運がわいのその先のキャリアも支えてくれたで。

 

周りから見たらわいはまさに天才のように見えるやろう。やけど実際わいはその時どう考えとったかというと、マーケットの好調ぶりを恐れてちょっとポートフォリオを再編成したかったというだけのことや。こういう経験からもわいはいつも、幸運であることは素晴らしいというで。ただ、大事なのは、あなたが規律を持っているということで、規律をもっているとあなたの運を最大化することができるんや。ここで結論やが、時には、クラッシュが経済と何の関係もないこともあるんや。マーケットの仕組みによって引き起こされることもある。だからわいらには規律が必要なんや。

 

 

一寸先は闇かもしれないということですよね。

 

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