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【ジム・クレイマー】荒野の7人銘柄の勢いは2024年も続くのか!?それともそれ以外の493銘柄が追い付こうとするのか!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの11/20のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

当然のことやが、株式市場では、それぞれの株の値段が違うよな。だから株価が何ドル上がったかというのは別に意味がない情報で、株が何パーセント上がったかというのが大事よな。当たり前のことや。そして株式市場全体の数字が伸びる時は、希望が広がる時や。今日はダウは+0.58%、SP500は+0.74%、そしてナスダックは+1.13%と大きな続伸の日になったが、希望が広がっとる。さて、今年も終わりにさしかかっとるわけやが、結局今年の素晴らしいパフォーマンスが何に支えられたかというと、やっぱりMagnificent seven、荒野の7人銘柄やろう。

 

2023年の素晴らしいパフォーマンスは荒野の7人銘柄が大きく上がったおかげやが、じゃあ2024年はどうなるんやろうか?このまま荒野の7人銘柄にまだまだ頼りっきりの相場になるんか?それとも変化はあり得るんやろうか?わいは、おそらく荒野の7人銘柄からマーケットの他の部分に資金が移動するのを見始めることになると思うんや。ただ、それには条件があって、二つのことが起こる必要がある。当たり前に聞こえるやろうが、一つは荒野の七人銘柄の成長に陰りが見られること、もう一つは、SP500の残りの493銘柄において、今まで株価の勢いがなかったところが埋め合わせるかのようにキャッチアップがおこること。どちらも難しいという見方もできるで。

 

まず一つ目の荒野の七人銘柄からいきたいんやが、これらの株が勢いを来年も保つのは可能かどうか。今年の信じられないほどの走りを続けるのは難しいのかどうか。彼らはここまで大きく上がってきたわけやが、ここからのロードマップもあると思うべきや。荒野の7人銘柄全てはAIのパワーで驚くべきことができる会社であり、それを支える会社たちや。彼らの技術の高さをわいらは忘れがちになるが、それでは状況を見誤ってしまう。

 

例えばNvidiaやが、明日の夜に決算を発表するとき、なんでNvidia株のバリュエーションが高いのか、それが正当化されるのか、聞くことになると思うで。彼らの超高性能チップはAI分野を伸ばしたい会社のコストの大きな部分を占めるんや。Nvidiaという会社は長年の間、GPU技術の開発を積み重ねてきた。今回Nvidiaがどのような数字を報告するかわいには分からんが、でもいつも言うとる通り、この株はOwn it, don't trade itの株や。ただ、所有しておけばええんや。トレードするのではなく、な。

 

Nvidia株は今日新高値更新したわけやが、同じく今日新高値を更新したMicrosoftはどうや?この会社は、1ユーザーあたり月額30ドルのAIプラットフォーム「Co-Pilot」を提供しとって、すでにわいらの時代の最大の生産性向上ツールの一つとして称賛されとる。わいはMicrosoftという会社がAIからもっと多くのお金を稼ぐと思うで。そうでなければ、CEOのナデラは、OpenAIをおいだされたOpenAIの創設者のサム・アルトマンを雇うといった余分な努力をしなかったやろう。

 

後は、Amazonについては、AI使用がもっと伸びることで、Amazon Web Services(AWS)の成長が再燃するかもしれん。そのことでAmazonにより速い売り上げ成長とより大きな利益をもたらすかもしれん。Googleの親会社のAlphabetは、Google Cloud Platformを再び成長軌道に乗せる必要があるで。そうなったらまたこの株は点火するやろう。AlphabetがNFLからどれだけの広告を得て、それをYouTubeのスポーツ拡大にどう活用できるかを定量化できれば、素晴らしいワンツーパンチになるかもしれんで。

 

Meta Platformsにおいては、もっともっと伸びるためには、2024年にメタバース事業の成果を示す必要があると思うんや。果たして意味のある収益化を始めることができるのか。できるんやったらそれが2024年の良いストーリーになるで。Teslaは、単純に、モデル3の大量販売を再び成長軌道にのせる必要があるで。そうなったら株価はまた大きく上昇する可能性があるやろう。Appleにとっては、iPhone 15が良く売れて、それが成長軌道を描くことが今非常に重要や。VisionProも大事やし、ウェアラブル、Mac、iPadを合わせたものとほぼ同じくらい巨大なサービス収入の成長も必要や。さらに、インドでのビジネスの劇的な拡大を示すことで、中国に対する投資家の不安を和らげる必要があるで。

 

ここまで、荒野の7人銘柄それぞれにおける、ここからの成長には何が必要かということを述べてきたが、これらは不可能かというと、わいは全て実行可能やと思うんや。だから、冒頭でわいは荒野の7人銘柄から他の部分に資金移動がおこるかも、と言うたが、荒野の7人銘柄の輝きが消えない2024年になることも十分考えられるで。じゃあ他のS&P 500の493株についてはどうなんや?残りの株たちにとっての大事なのは、規模で荒野の7人銘柄に挑むことではないで。そんなことしても太刀打ちできん。ただ、そこまで上がっていない銘柄も多いから、パーセンテージの増加で挑むことができるかもしれんのや。

 

例えば先週、Gapの株が30%も急上昇したよな。さあ、この勢いに多くのリテールが続けるのかどうか。今週のゲームプランで言うた通り、明日火曜日は多くのリテールの決算発表があるから楽しみやで。重要なのは、例えばBest BuyとかKohl'sのようなここまで叩かれてきた会社の株が、パーセンテージベースで急騰するのかどうか、や。製薬業界については、Eli LillyとNovo NordiskのGLP-1受容体作動薬のような、新しいヒット薬がそれぞれの会社に必要やろう。

 

ただ、製薬会社が躍進をとげるためのブレイクスルーには、バイオテクノロジー企業の買収が必須になるで。そのうちの多くは、規制当局からの助けが必要や。たとえば、JPMorganがFirst Republicのような小規模銀行を買収することが許可されれば、業界においてとても良い収益の増加とはるかに良い効率性を実現することができて、セクター全体が盛り上がるやろう。銀行セクターは正直に言って、銀行が多すぎて、適切に規制することができているとは思えん。銀行の数を半分に減らして、監督を容易にする方がずっと良いし、そにれよる節約は莫大なものになるやろうし、株価も上昇するやろう。

 

食品会社だってそうや。いろいろ合併する必要があるで。それにより、よりコストを下げることができるんや。ただ、連邦取引委員会、Federal Trade Commission-FTC-は、きちんと合併なり買収なりが消費者にとって競争の欠如でより高い価格をもたらさないということを完全に理解できない限りは、それぞれの動きをことごとくつぶすんや。ほとんどの食品会社は合併しなければコスト削減を続けることができんと思われるが、規制当局が問題で、単純に合併ができんかったりする。

 

石油会社だって統合を続ける必要があるとわいは思うし、合併と買収は、医療機器、産業、小売、航空宇宙、公益事業、食品と薬、その他多くのグループにとって、マーケットの潜在的な救世主になる可能性があると思うんや。ただ、今、FTCはほとんどすべての取引をブロックしようとしていて、非常に強い姿勢を取っとる。それが変わるのかどうか、それこそが、残りの493銘柄が来年は輝くかどうかの一つの大事な要素になるとわいは思うで。

 

結論やが、荒野の7人銘柄は引き続き良くやるのかどうか。そしてパーセンテージベースで、S&P 500の他の493株が追い付こうとしてくるのかどうか。2024年はそこのところが大注目や。わいは残りの493株がうまくいっていない主要な理由の一つとして、FTCの頑なな姿勢があると思う。もしマーケット全体を上昇させたいなら、労働者に配慮する姿勢を持つバイデン大統領が、FTCのLina Khan議長を交代させるべきやと思うで。ただ買収や合併は多くの場合解雇を引き起こすことが多いので、労働者に配慮するバイデンがそっちの方向にいくことも考えづらいかもしれん。困ったことや。

 

 

他の銘柄がおいついてほしいです。

 

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