こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの11/30のMad Moneyはどうだったでしょうか。
荒野の七人銘柄だのみの状況からの脱却。この時を待っとったんや。投資家たちがより投機的になって、より小さな企業に飛び込む決断する時。株の食物連鎖のより下の方を狙いに行くタイミング。それが今で、この時をわいは心待ちにしとって、実際にそういう状況が実現したのが、この素晴らしい11月におこったことや。今日で11月は終わるわけやが、この11月の最終日は、メガテック会社にたよらないということを象徴するように、ダウは+1.47%で52週高値をつけたが、SP500は+0.38%、そしてナスダックは-0.23%とマイナスの日になったんや。
投資家はより投機的になって小さなプレイヤーを狙っている。その理由の一つに、ここまでだめだった銘柄はより大きなパーセンテージの利益がとれるからや。わいのファンドは荒野の七人銘柄は、Teslaを除いて全部持っとるが、あまりにポジションが大きくなりすぎたものは最近ポジションを削っとるんや。CNBC Investing Clubのメンバーの人はわかるやろ。そういうポジションの反対側と言ったらいいのか、皆ここまでの大きな勝者のポジションを整理して、より小さな、もしくはロープロファイルの株を狙うようになっていっている。
ということでわいは今月特に良く上がった、11月のラッセル1000のトップ10の勝者を見ていきたいと思うんや。今いったような、大きな勝者から、パーセンテージの大きなゲインをとれる小さなプレイヤーへの転換が見事にあらわれとるで。まずラッセル1000で最もパフォーマンスが良かったのは、CEOのマックス・レヴチンが率いるBNPL会社のAffirmや。なんと11月だけで95%も上昇したんや。今まで金利が上がってきたから、こういうフィンテックは虫の息やった。実際今の浮動株のほぼ20%が依然としてショートされとる。ただ、金利が下がってくる状態になると株価は迅速に反発しとるんや。
2番目はRokuや。お気に入りのサービスをテレビで視聴できるストリーミングプラットフォームの会社やが、Rokuの株は11月だけで75%も上がっとるんや。ただ、この会社はまだ大量のお金を失っているという特徴があるから注意が必要や。3番目は、Coinbaseで11月だけで62%も上がっとる。これは仮想通貨の取引所やが、Bitcoinも上がっとるし、BitcoinETFが承認されることが間近であるということもあって、素晴らしい動きを見せたんや。もしSECが彼らを好きならええんやが、AffirmのようにCoinbaseもショートスクイーズから大きく上がったんや。
4番目は昔はSquareと呼ばれていた会社、Blockや。11月だけで58%も上がっとる。わいはこの株の急上昇に驚いとるが、ただこのフィンテック企業の第1四半期の決算が素晴らしかったから、この上昇の動きはとても理にかなっとるのかもしれん。Blockのビジネスはリスクが高く、例えばPayPalよりも直接的な貸付を行っているビジネスモデルのため、金利上昇局面では過度に罰せられてしまうという側面があった。ただ金利低下の局面ではそれが逆流した動きが見られるんや。
5番目は、アパレル会社のGAPや。GAPやOld Navyの既存店売上高の増加率が良くて、だから株価がふいていて、11月だけで57%も上昇しとる。6番目はあなたに気に入ってほしい株や。Olaplexや。これは多くの美容師はプロのメーキャップアーティストにも愛されとる、ベイスペシャリティーシャンプーの会社や。11月だけで54%も上がっとる。シャンプーは生きていくのに大事なものやろ?わいもそう思うんや。わっはっは。
7番目はVictoria Secretで11月は+51%や。彼らの決算のガイダンスはひどかったんやが、その後株価は大きく上昇したんや。なぜか?これは「最後の大きな四半期症候群」としか言いようがない。例え決算が悪くても、ここまでひどい期間が続いて、そろそろ立ち上がるやろうという期待がそうさせとるんや。時に、会社が消えないと聞くだけで、本当の楽観主義者は買いに走ったりする。そういうことも金利が下がってくると出てくるわけや。そしてこの会社の株は15%のショートポジションを持っとったから、それが焼かれたら株価は上昇するで。
さて、金利上昇局面ではフィンテックはめちゃめちゃ嫌われとったんやが、金利下落局面では動きが反転する。8番目は決済会社のShift4paymentや。11だけで株価は48%上がったんや。今後も順調かどうかわいはわからんけどな。9番目は素晴らしい会社のDataDogや。わいは古いテクノロジー会社はこういう会社を買収すべきやと思うで。この会社は非常に役立つアプリケーションの監視と分析の会社やが、クラウドの透明性は今の社会でとてもとても重要なことや。決算は完璧やった。ただここで買えというのはちょっと躊躇するで。11月だけで43%上がっとるし、今日は52週高値をとったからな。
さて、最後の10銘柄目は、旅行会社のExpediaや。この株も11月に43%上がったんやが、これはそもそも期待が非常に低かったケースなんや。そして決算が好感されて、どんどん上にいっとるんや。ちなみに、旅行ブームはまだ続いとる。例えばクルーズ船銘柄のRoyal Caribbean Groupとか見てほしい。好調やろ。
結論やが、わいは別に11月のパフォーマンスに基づいて未来の勝者を予想しようというとるわけではないで。ただ、もしあなたが経済のソフトランディングを予想するなら、インフレが下がっていると信じながら経済もクラッシュせずに、金利は低下していくと信じるなら、あなたは株式市場について今までよりも楽観的である必要がある。そして皆の楽観と投機的な動きは既に11月の株価の動きに現れとる。マーケットの性質が変われば儲かりどころもがらっとかわる。11月の最後の日に、それをまとめてわいは示したかったんや。
マーケットががらっと変わりましたね。
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