アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】わいのことをあざ笑う人がおるのもわかる。それでもわいは今言っておきたい。。【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの12/19のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

時には、信じられないほどの好調な株式市場を目の当たりにしながら、ちょっとは株式市場から資金を抜かないといけないことがあるんや。例えダウが最高値を更新し続けても、ナスダック100指数が最高値を更新した今日のような日でもや。今日はダウは+0.68%、SP500は+0.59%、ナスダックは+0.66%で、株式市場は好調を維持しとるわけやが、わいは今冷静に見て、レジを鳴らす時やと思うで。少なくともいくらかはキャッシュアウトをすべき時やと思うんや。

 

例えあなた以外の全員が上昇する株式市場に興奮して前のめりになっていようとも、規律を持って少しでも利確をすべき時というのがある。誤解しないでほしいのは、わいは今のこのマーケットをとても好きだということや。多くの株がまだまだ実際に高くなると思う。以前は忘れられていた多くの株が、まだまだここから追い付こうと、猛烈な勢いで上昇していくようにも見える。事実を抑えると、わいらはFedが金融引き締めを終えて、さらに金利の引き下げを検討し始めるやろうというスウィートスポットにおる。

 

Fedに逆らうな、という格言があるやろ。その格言通りにいこうとするなら、今こそ株式市場にフレンドリーなFedに沿う形で株式市場に乗りづつけるべきやということになる。歴史的には、今のような状況が最も良い買い時であるはずなのかもしれん。ただ、実際にCNBC Investing Clubの会員の人はわかってくれるやろ?わいのファンドはこのような好調な株式市場の中で少しずつ売っているやろ。なぜなら、わいは長い経験から、今は株をちょっとずつ売る良い時やと知っとるからや。

 

今SP500オシレーターの数字は+7%で大きく買われすぎの水準や。しかも株式市場がここまで7週連続で上がってきて、ここからも無邪気にずっと上昇に賭けるのはどうなんや。わいは今あなたが何をすべきかというと、あなたのポートフォリオを見て、ここまでパラボリックな大きな上昇をしたものを見定めて、ちょっとは利確すべきやと思うんや。狂ったような急激な上昇の銘柄があるやろ?例えば、一例をあげて見ようやないか。わいのファンドはBroadcomをちょっと利確したで。

 

Broadcomは素晴らしい半導体メーカーで、最近のVMwareの買収も素晴らしかったっと思う。VMWはクラウドでの仮想化ソフトウェアの主要プレイヤーやからな。Broadcom単独よりもはるかに高い評価を受けるに値する素晴らしいハードウェアとソフトウェアの組み合わせの会社になったと考えとる。でも、一週間半で株価は20%以上上昇しとる。まさにパラボリックや。狂ったような上昇や。いくら会社が素晴らしいからといって、こんなに大きな上昇にも指を咥えて見ているのは規律をもった行動とはいえない。

 

もちろんわいのファンドは全部のポジションを売ったわけではないで。Broadcomはまだまだ好きな会社で、ポジションを少し削っただけや。ただ、この小さな利確のことを朝の番組のSquawk on the streetの相棒のDavid Faberに言うと、彼はとてもびっくりして、何で売ったのか聞いてきたんや。ということで、このことはMad Moneyで取り上げんとあかんと思って今しゃべっとるわけや。わいの40年以上にわたる資産運用の経験から得た大事なルールの一つに、ブルはお金を儲ける。ベアもお金を儲ける。でも欲豚は死あるのみ、という言葉がある。この言葉はここまでわいを何度も助けてくれたんや。

 

株式市場で大金を稼ぐのは構わないが、大勝利を収めたときに何も手放さなければ、欲張り豚になってしまって、欲張りすぎる投資家は最終的には利確ができずに損失すら被る可能性が高いんや。わいは今のマーケットで多くの欲張りな株の動きを見とるで。例えばAffirmや。ここのところこの株を持っとる人は大きなお金を稼いどるやろう。以前Amazonとの提携を拡大するというニュースで株に火がついたんやが、今日はWalmartとの提携拡大のニュースで15%以上も上がっとるんや。Walmartがセルフチェックアウト機にAffirmのオプションを含めるように提携関係を拡大したということなんや。

 

確かにわいはAffirmという会社が好きや。バイ・ナウ・ペイ・レイター事業は、Fedの利上げ局面では非常に厳しい戦いを強いられたが、困難な時期を乗り越えたんや。彼らは信用問題を抱えてなかったんや。多くの人々はAffirmは潰れるんやないかと思っていたし、今もそう思っている人もいるが、株価はどんどん回復して来とる。そしてそれをショート勢は集結して、潰そうとしたんや。22%のショート割合で、ただFedの金融引き締めがピークをつけたんやないかということになった時にショートサイドは混雑して、血の匂いを嗅ぎつけた買い手が集まったんや。彼らは次のGameStopを見つけたのごとくAffirmに襲い掛かり、今、ショート勢はポジションを解消していて、これ以上の損失を避けるために株を買い戻すのに必死や。

 

Fedが来年には金利を3回も下げる可能性が高いとされとる今はAffirmにとっては素晴らしい状況で、ただ、わいが思うに、この株価の動き程にエキサイティングなのか?先ほどのWalmartのニュースも考えようによっては、例えセルフチェックアウト機にバイ・ナウ・ペイ・レイターの機能が拡大されても、そこまで大きなことではないようにも思える。もしかしたら大したことないニュースによって引き起こされた株価の急騰かもしれん。そういう思考をすると、そして40年以上の株式市場での経験から学んだことを基にすると、答えは、今が利益確定の時なんやないかということなんや。

 

ただそうはいっても、まだまだショートを追い詰める人々が戻ってきていて、その人たちはショートが完全に焼かれるまで買いをやめないかもしれん。結局いつが株価のピークなのかは誰にもわからん。今からまだ10倍になると思っとる人もおるかもしれん。ただ、ここまで大きく上がってきたんや。持っている人は少なくとも一部は利確して、まだそれほど動いていない銀行株や、次の大きな動きを見せるものになり得るクレジットカード会社の株とか、そういうのを買った方がええんやないかというのがわいの意見や。ただ残念ながら、Affirmにご執心の人たちはこの株に群がるのを簡単にはやめないかもしれんけどな。でもそれはまさにGamestopの手法、ミーム株の手法とも呼ぶべきことなんや。

 

わいらはきちんとした投資家として、勝ち組の株を売り、出口できちんと卒業するということをする必要があるんや。何も全部売れと言っているわけではない。過熱しすぎやと思ったらちょっとは横にお金をよけておけというとるんや。そうすることで、今もしピークにいるならあまり痛手を負わずに済むし、もしピークでないにしてもここからの大きな上昇をまるまる逃すこともない。確実なのはAffirmのような動きは永遠に続かないということを十分に理解しておくことや。強気な投資家は今わいが言うとることを聞くと慎重すぎると嘲笑うかもしれん。ただ誰だって、決して利確しない人という人がいれば、最終的には痛い目に遭う確率は高いんや。しかも、当たり前だが大事なこととして、売らない限り利益は得られないんや。もう一つ当たり前やが大事なこととして、わいらは皆、誤りを犯す生き物やということや。

 

Affirmの適正株価が果たして4ドル、40ドル、400ドルのどれなのか、わいらには知ることができん。わいらができるのはきちんと不確実性を受け入れることだけや。株価が急騰しているときには株をきちんと少しは売っておく。これがわいらができることなんや。全ポジションではなく一部だけを売るんや。完璧に頂点を見極めることができる人はこの世に一人もおらん。わいが言うとることを、時代遅れやと思う人もおるやろう。株がまだ上がると思っているくせに、なぜ売ることを薦めるのか、と思う人もおるやろう。Affirmは少なくとも100ドルまでいってくれと願っている投資家に、今の段階で売るべきだと断言することができるのか?その必要性を本当に確信しているのか?

 

そういう意見があることは重々承知や。その上で、さらにわいは、利益確定によって損をした人は誰もいないということも知っているだけや。もしわいがBroadcomを少しも利確せずに、近い将来株価の急落が来て儲けの大きな部分がとんでしまったら、わいは自分を許すことはできないやろう。結論やが、わいはあなたにお願いしたい。急上昇した株をそのまま全部握っているなら、どうか少しはテーブルから外してほしい。利確をしてほしい。今のマーケットは誰もが売りたがらないように見える。それほどホットな市場に見える。ただわいが耐えられないのは、勝者が敗者に変わるのを見ることや。別にドットコム時代の悲惨さまで遡る必要はない。売らなければいけない時に何が起こるかは、2021年末にも同じことが起こった。なにをそんなことをと思う人がおるのもわかる。わいのことをあざ笑う人がおるのもわかる。それでもわいは言いたい。ちょっとは利確しておけ。

 

 

自分は今もう結構現金多めなんです。

 

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