こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/8のMad Moneyはどうだったでしょうか。
なんということや。荒野の七人銘柄からのお金の流出が話題になっとったわけやが、今日は全く違う日になった。Appleを諦めたらあかん。Nvidiaを売ったらあかん。そういう日になったよな。まあだからわいは普段からAppleもNvidiaもOwn it, don't trade itと言うとるわけやが。今日はダウは+0.58%、SP500は+1.41%、そしてナスダックは+2.20%と大きな上昇の日になったで。ナスダックが一番上がったことからもわかるように、この日のマーケットを牽引したのはテクノロジー株やった。
今まではテクノロジー株からお金が抜けてその他の幅広い出遅れセクターにお金がまわっとったんや。銀行とかリーテルとかヘルスケア株とかな。ちなみに今わいはサンフランシスコにおってJPMorganのHealghcare Conferenceを楽しんどるわけやが、如何に毎年毎年メディカル分野の進歩が凄いかを実感するで。ただ、今日はテクノロジー株の上昇が見られたこともあるから、ここからしばらくいったところにあるラスベガスでやっているCESのことについてまずは触れておこうやないか。
NvidiaはGenerative AIの処理を最大7割も高速化することができる半導体を開発したと発表したんや。新モデルのGeForce RTX40スーパーは「RTX 4080 Super」「RTX 4070 Ti Super」「RTX 4070 Super」の計3種で、今月発売すると発表したんやが、パソコンに組み込んで使うことで、高精細な画像や音声を用いたGenerative AIの操作がスムーズになったりして、AIを使ったソフトの開発や活用がより簡単になってGenerativeAIの普及がさらに進むことが期待されとる。そして、半導体単体としてだけでなく、DellやHPといった各メーカーがNvidiaの半導体をノートパソコンに組み込んで販売するということなんや。
NvidiaがやっとるのはAIの民主化や。限られたトップの人たちが使うだけでなく、普通のPCを持つ人がそれを使ってAIがさくさく動くようになる、そういう未来がはっきり見えるで。今までパソコンを買い替える動機が無かった人も多いやろう。それほど大きなアップグレードはないから今のパソコンのままでいいや、という感じで。やけど、もしNvidiaの半導体がどんどん組み込まれて、MicrosoftのAIボタンがキーボードに組み込まれたら、それらは多くの人にとって本当に久しぶりの新しいPCを購入する理由になるかもしれんで。
いわずもがなやが、こういう流れはDellやHPやそれらのPCに必要な汎用半導体のMicronとか、コンピューターに関連するすべてのものの新規販売を促進すると思うんや。家電量販店のBest Buyとかもええかもしれんで。Jensen Huangが繰り返し言うとるのは、Generative AIの広がりというのは、コンピューティングの歴史の中で最も重要なプラットフォームの移行になるかもしれんということや。そうなったら全ての業界を変革するやろう。約1億台のPCワークステーションがスゲ変わるとしたらどうや?だからNvidia株は今日6.43%も上がって新高値をつけたんや。
さて、今日は、わいがOwn it, don't trade itというとるもう一つの株、Apple株も+2.42%とリバウンドしたで。なぜならエバコアやJPMorganのアナリストがAppleのAIを製品に取り入れる味方について楽観を示したからや。しかも革命的ヘッドセットのVision Proは2/2の発売予定やと発表されたで。わいもデモを使ったことのあるジャーナリストの一人やが、驚異的な解像度と、親指と人差し指のクリップでダイナマイトを切り替えながら操作できる、やってみないとわからんぐらい凄いんや。わいはAppleの多くのファンがこれに食いつくと予想しとるで。
ただ、ジェフリーズのアナリストはiPhoneの中国販売の低迷が深刻化していて、前年比で2024年の最初の週は30%減だったということが報道されとる。まあでもわいは別に心配してないで。あのボーイングのドアが吹き飛んだ事故でBoeing株は急落しとるが、あの時iPhoneが上空5000mから落下したけど、壊れなかったというニュースがなされとるのを知っとるか?凄いことやで。まあそのニュースだけで株価がどうこういうことはないか、AI、Vision Pro、そして強力なサービス収入の成長は、ここまでアナリストのダウングレードが相次いで下落しているApple株の再考を促すものや。
もしかしたらあなたは今こう思っとるかもしれんな。「おいジムよ、おまえはサンフランシスコにいるんだろ?ヘルスケアについて何か言うことはないのか?」と。いやいや、人類の医学方面での進歩を目の当たりにしとるで。そしてこんなに人々を救っとる、そしてこれからより素晴らしく救う会社の株価はもっと伸びてもええんやないかと思わせる。Eli LillyはZepboundとかMounjaroとかで大注目を浴びとって、肥満や糖尿病はあらゆる疾患につながるから商売の機会はめちゃめちゃ大きくて、誰も人々の人生に価格はつけられない、その人生を伸ばせる薬は凄いということなんやが、でもEli Lillyの時価総額は現在5950億ドルや。別に不当に低いとは言わんが、荒野の七人銘柄の兆ドルクラスの地位からはまだほど遠くて、そこにチャンスがあるかもしれん。
わいは多くのCEOと話をして、そのうちのいくつかはMad Moneyでも流れるから楽しみにしてほしい。でもやっぱりここでの問いは、ヘルスケア企業は、S&P 500の30%を占める数社のテクノロジー企業にわいらが支払うもののごく一部でしか評価されないものなんやろうか?あなたがもしがんや心臓病を治療しようとしている場合、もしくは糖尿病や肥満を克服しようとしている場合、そういう場合を思い浮かべたら、マーケットを動かすぐらいの価値は十分あると思わないか?
テクノロジー株とは対照的に多くのセクターは実は誰もが考える以上に何年も停滞していたりするんや。製薬株も革命的なGLP-1受容体作動薬のストーリーを持つEli Lillyを除いては、結局実際の会社がどれぐらい良くやっているかというよりは、債券市場や金利のニュースに基づいて取引されていたりするんや。それがどれほど間違っているかを知るためにわいは今サンフランシスコにおる。わいはヘルスケア業界のバリュエーションは実は大きく間違っとると思う。
わいらが狙うべきはここからパーセンテージとして大きな儲けを狙うことや。わいはここから製薬セクターでまだまだ多くの買収が入り乱れると思うから、ヘルスケアセクターでより大きなパーセンテージの利益を見つけることができると思っとる。そして冒頭のテクノロジーの話に戻ると、テクノロジーと医療の間には驚くべき交差点があるで。例えば今朝、わいはMedtronicのCEOと話したんやが、彼の会社はNvidiaと提携して、大腸内視鏡検査ですべてを的確に捉えることができる最高のリアルタイム技術を開発しとるんや。ヘルスケア分野においても、PCにAIをもたらすMicrosoftやNvidiaのような株、そしてスマホにAIを統合するAppleのような株は、驚くべき投資機会を提供するやろう。
結論やが、AppleとNvidiaはOwn it, don't trade itとわいはずっと言うてきて、その姿勢はこれからも揺らぐことはない。同時にわいは今は、よくバランスの取れたポートフォリオにはヘルスケア株が必要だと思うんや。それがわいが今サンフランシスコにいてJPMorganのヘルスケアカンファレンスに参加しとる理由やし、わいは大きなゲインがここから期待できる会社が多く存在しとると思っとるんや。
NvidiaもEli Lillyももっと買いたかった。。。
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