こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/19のMad Moneyはどうだったでしょうか。
中東には二つの戦争がある。ウクライナでも別の戦争が進行中や。そして今年は大統領選挙がある。ある年配の紳士が共和党の他の候補を圧倒しとるとされとるが、4つの異なる起訴の対象となっていて、例え共和党の大統領候補になってもその名前は投票用紙にすらのらないかもとされていて、まさに混沌や。そしてそのかなり年配のジェントルマンは彼よりも更に年配のジェントルマンとの競争をするかもしれん。超年配同士の戦いになったら、果たしてこの国の未来は大丈夫なんか?
移民危機もあるし、予算も赤字がたまっていっとる。もしかしたらまだ手に負えないインフレがFedの利下げを遅らせるかもしれん。そうやって考えると一寸先は闇やし、この先もずっと混沌状態が続くんやないかと思ってしまう。そんな中で今日何がおこった?ダウは+1.05%、SP500は+1.23%上昇して、史上最高値を更新したで。更にナスダックも+1.70%も上がったんや。わいはこの動きは本当に素晴らしいと思う。それぞれの会社の記録的な利益と、その背後にあるまだまだ強い消費者の消費によって株が上がっとる。まさに今株式がリターンを最高潮に生み出しとる時や。
ただ、この株式市場の上昇は、実はそれぞれの会社のニュースがまだまだこれからという時だからかもしれん。わいらは今のところ、この決算シーズンのまたはじめの方におるだけや。次の週は注目決算が文字通り目白押しで、急速にそれぞれの会社の決算発表が過ぎ去っていく中で、もしかしたら大きな利益確定の動きとかもあるかもしれん。例えば銀行株は決算まで上がって、その後大きな売りの動きが出たわけやが、他のセクターは果たしてどうなるのか。さっそく次の週のゲームプランにいってみようやないか。
月曜日はまずUnited Airlineの決算があるで。航空会社は強い旅行需要とコストの上昇を見とると思うが、どうやろうか。あと、Logitechの決算発表もあるんやが、これはパソコンの周辺機器の会社や。わいは新しいPCサイクルの波が来ていると強く信じとるが、その確固たる証拠がほしいところで、この会社の決算でそれが見られるのか楽しみや。火曜日はまず、P&Gの決算があるで。この株はわいのファンドで持っとるんやが、もしドルが強すぎるということで、この会社の海外での多くのビジネスに影響があって株が下がるようなことがあったら、それは買いの好機になると思うで。この株は配当貴族やしな。
火曜日は更にVerizonの決算発表があるで。わいは決してこの会社に対して良いことを言わないという姿勢できたんやが、今回はわいのスタンスは変化しとるで。この会社が意味のある新製品を生み出していれば今だったらわいは買い手にまわるやろう。GEの決算発表もあるが、この会社はエネルギービジネスと航空宇宙ビジネスを分離する寸前や。この株がたとえ2、3ドル下がっただけでも、わいは引き金をひきたい、いや、ひかなければいけないと思わせるほどええんやが、でもチャートを見てくれ、この株は全然買い場を提供しないほど好調なんや。やっぱりCEOのラリー・カルプが素晴らしいからやろうな。
火曜日は更にJ&Jの決算もあるが、数字はそんなに重要ではないやろう。なぜなら、彼らが裁判でもめていることに対して何らかの和解を発表すれば、それだけでこの株は一瞬にして10ポイント上昇するかもしれないからな。裁判のところに注目や。あと、防衛株としてRTXとLockheed Martinの決算もあるが、RTXに関してはエンジンのリコールの問題が解決できているかどうか見てみようやないか。一方、LMTの決算では政府の防衛予算の増加について聞きたいと思うで。
火曜日は更に巨大なホームビルダーのDRHortonの決算がある。この春の住宅購入シーズンのプレビューが聞けることやろう。わいはこの会社の数字や将来の見通しをいつも信頼しとるで。火曜日の引け後にはNetflixの決算発表や。かつてFANGの構成銘柄やったが今は荒野の七人銘柄からもれてしまっとるが、でもやっぱり注目決算であることには変わりがないで。火曜に最後に言いたいのが、Texas Instrumentsの決算があるということや。アナリストの好意的なレポートが出て今日4%以上も株価が上がっとるが、この株は前回の決算では失望をよんだことをわいは覚えとるで。アナリストの先走りではないのか、今の株価の上昇が半導体セクター全体の好調さによるものではないのか、注目したいと思うで。
水曜日はAT&Tの決算がある。多くの人がこの数字は強いんやないかと思っとるが、わいはこの会社に関しては待ちの姿勢でいきたいで。更にAbbott Labsの決算もあるが、先週、わいらはサンフランシスコのJPMorganヘルスケアカンファレンスでこの会社の素晴らしいストーリーを聞いたんや。楽しみにしとるで。更にTeslaの決算があるから注目や。イーロンマスクが株を安定させようとして何を言うのか注目や。次に言及する二つの会社の決算はわいは素晴らしいと思うんや。IBMとServiceNowや。IBMは、ビジネスにAIをどのように統合するかについて素晴らしいストーリーを語る能力があるで。そして、ServiceNowは、このマーケット全体でも主要なAIインテグレーターや。わいはひょっとしたら、ServiceNowは今週の決算で最も素晴らしいかもしれんと思っとるで。
水曜日最後に言及しておきたいのが、Lam Researchや。はっきりと半導体サイクルのボトムを確認することができるのか。Taiwan Semiconductorの決算が素晴らしかったからもう半導体サイクルはボトムをつけたと言ってええと思うが、まだまだ半導体会社に注目や。木曜日はUnion Pacificの決算があるで。良い数字を発表してくれると思うで。あと、Sherwin Williamsの決算発表もある。この株は先日アナリストの格下げをうけたが、わいはええ決算やと思うし、そうなったらこの会社はそのアナリストに葬式の招待状を送らんとあかんとおもうでで。
木曜日の引け後はIntelの決算があるで。CEOのパット・ゲルシンガーが、この会社が半導体業界だけでなく、テクノロジーセクター全体、いや、宇宙全体でどれほど優れているかについて語るやろう。わいは彼のそういう傲慢さが好きな一方で、実際に素晴らしい数字を見たいと思っとるで。彼がしゃべるカンファレンスコールは注目や。後はVisaの決算発表もあるが、素晴らしい数字を語ってくれるやろう。PayPalの決算発表もあるが、新しいCEOのAlex Chrissが彼のビジョンに沿って実際にやったことは何なのかに注目したいで。わいは彼の実行力に期待しとるんや。
金曜日はFedがとてもその意思決定において大事にしている個人消費支出、PCEの発表があるで。この数字がこの週一番大事な数字や。Fedのお気に入りのインフレ指標やが、この数字が弱ければダイレクトに利下げ観測の高まりにつながるで。でも前にも言うたが、わいは利下げ推測ゲームには参加しないけどな。金曜日は更にAmerican Expressの決算があるで。わいが言えるのは、この会社は堅実な数字を報告する歴史があるということや。ただし、不良債権費用がどうなのか、注目しとるで。そういうところでアナリストの格下げがあったり株価が下がったりしたら、買いのチャンスやと思うんや。CEOのStephen Squeriはわいはダイナマイトな男やと思いうで。
さて、金曜日はColgateの決算もあるが、この株は$68から良い走りをしたで。より高いマージンのペットフードのおかげで、まだ上昇余地があると思うで。最後に、信頼性の高いNorfolk Southenの決算がもあるということを言って注目決算を締めくくりたい。大手トラック会社であるJBハントが貨物について肯定的なコメントを出したことから判断するに、鉄道会社もええ数字を発表してくれると思うんや。
結論やが、株価は史上最高値を更新して、今のマーケットがこの勢いを続けることができるのかどうか、これが目下の注目ごとや。そこを考える時に、いかにまだまだネガティブなことを言う人が多くいるかどうかを考える必要がある。アナリストも億万長者の投資家も、まだまだマーケットのネガティブ面を吹聴しとる。マーケットが危険で危ういと悪口を言っている人たちがたくさんいる限り、おそらく上昇は継続できるんやないかとわいは思っとる。ただ決算シーズンが本格化していく中で風向きが変わらないかどうか、そしてPCEといったインフレ指標がどうなのか、これからもまだまだ注目していく必要があるんや。
来週も注目すべきことがいっぱいですね。
応援よろしくお願いします。