こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/26のMad Moneyはどうだったでしょうか。
この日注目されとったPCEの発表やが、数字は意外にもソフトなものやったよな。これでFedは利下げをやりやすくなっただの、いや、まだまだインフレは油断ならんだの、議論がまきおこっとるが、そんな今日はダウは+0.16%、SP500は-0.07%、そしてナスダックは-0.36%だったよな。さて、来週はどういう週になるのか、早速ゲームプランにいきたいわけやが、その前に一つくぎをさしておきたいことがあるで。それは、来週はあまりに多くの注目決算が重なりまくっとるということや。しかも水曜日にはFedのmeetingがあって、いろいろな方向性ががらっと変わる可能性まで秘められとる。しかも金曜日には、この週最も重要な数字である雇用統計の発表がある。
こういう時にはどうすればいいのか。それは、各決算でいちいち行動をおこしたらあかんということを肝に銘じてほしいんや。目まぐるしく飛び交う各企業の決算において、その直後の株価が必ずしも正しい動きをするとは限らない。Fedと雇用統計でどんでん返しがあるかもしれない。だから注目すべきは注目しながらも、軽々に行動をおこさないでほしいんや。ちょっと決算が良かったからといって飛びつかないでほしいんや。多くの誤解がマーケットに降ってくることがもう目に見えとるからな。しかも株価は史上最高値付近やし。このことを踏まえたうえで、一つ一つ見ていこうやないか。
月曜日はスティール会社の日や。Cleveland-CliffsとNucorの決算発表があるで。Fedが急速に金利を上げている時でも株価は大崩れせんかった。普通はこういう時はスティール会社は倒産してもおかしくないんやが、動きはむしろ強かった。この2社はわいのお気に入りや。利上げの時期を乗り切った会社は強いで。これら2社は最近は互いに合併したがっているようや。日本製鉄がUSスティールを買収して、スケール合戦という側面がありながら、でもだからこそわいはこの2社は希少価値があると思うで。この二つのうちNucorのバランスシートの方がはるかによくて、そもそもスティールはアメリカ政府によって保護されているビジネスで、海外からのダンピングから最も保護されているのはスティールビジネスやから、その点でも好ましいで。
火曜日の朝はPfizerの決算発表があるで。シージェンの買収でどうなっているのか、聞きたいと思うで。後はGMの決算発表もあるが、ほぼ間違いなく販売の減速、自動運転ユニットのビジネスの脱線、そしてEVビジネスの飽和状態などについて聞くことになるやろう。良いニュースとしては、そういう悪い側面はもう株価にだいぶ織り込まれとるということや。ただ悪いニュースとしては、GMの株価は金利に非常に敏感で、水曜日のFedで金利についてより厳しい話が出てきたら、決算がどうであろうともまたこの株は下がるかもしれんから、注意が必要や。激しく打撃を受ける可能性もあるからな。
さあ、火曜日の残りは注目のメガ会社や。Microsoft、Apphabet、Starbucks、AMDの全てが火曜日に決算発表があるんや。もう3ヶ月に一度、わいに心臓発作を起こさせようとする決算の渋滞の一例がこの火曜日や。Microsoftは、AIのCo-Pilotの売上がどうなっているのかに注目や。Alphabetはより良いグーグルクラウドの数字を出す必要がある。Starbucksは、店舗に対する奇妙な親パレスチナの抗議に対処したりせんとあかん。わいがなぜ奇妙と言うかというと、Starbucksは一般的にイスラエルとか、特にガザの戦争と特別な関係がないからや。
でもまあわいは、人々が抑圧に加担していると信じる企業に対する平和的な抗議を支持するけどな。わい自身も若い頃にそういうことをしたで。ただ、繰り返すが、Starbucksは中東の問題とは関係ないけどな。こういうことを見ても、全てのことが狂っているように見える。残念ながら、Starbucksの経営陣は、カンファレンスコールでこれらの抗議について対処し、それが決算にどのような影響を与えたかをわいらに教える必要があるで。AMDに関しては、ただただ数字を注目したい。今日だめだめやったIntelからどれぐらいシェアを奪っているのか。
水曜日はFedの日で、インフレが引き続きおさまっていく場合に金利をいつどの程度引き下げるかどうかの手がかりを探したいと思うで。経済が現在のように強いままであると仮定していいのか、そうした場合、あるいはしなかった場合、彼らはどういう行動をとるやろうか。風向きがどうなるのかに注目や。水曜日は更にBoeingの決算発表があるで。ここのところこの会社は本当に不祥事続きや。わいらは、彼らが737マックスの在庫をやっと片付けることができると思っていたが、今はそう確信できなくなっている。ただ、一連の不祥事を飲み込んだ後は買い手はこの株にすぐ戻ってくるやろう。なぜなら、大規模な商業航空機メーカーは2社しかなくて、もう一方のAirbusには在庫がまったくないからや。
さて、今日Amrican Expressが素晴らしい決算を発表して、ガイダンスが予想以上に良くて、株は7%も上昇して、ダウ・ジョーンズ平均を引き上げたんや。同じクレジットカードセクターにいるMastercardは水曜日に決算発表があるけどどうやろうか。わいはこの会社はいつも一貫して強い数字を出しているので、今回もええと思っとるが、でも冒頭で言った通り、この週は行動をおこさずにじっと見守るべきや。数字がいいと思うからといって、先んじて買うようなリスクはおかしてほしくないで。
木曜日はわいは狂気の日と呼ぶで。あまりに多くの決算発表が集中しすぎや。まずHoneywellの決算が朝にあるんやが、キャリアグローバルのセキュリティ部門を買収する今、ビジネスのポートフォリオをどう再編成するかを見極める必要があるで。わいは今のポートフォリオが少し扱いにくいと感じているから、この会社が変革を行ってほしいと思うんや。更にMerckの決算発表もあるが、この会社は史上最高のがんの治療薬、Keytrudaを持っとる。そこで得た利益が何のために使用されているのかを聞きたいで。
さあ、木曜日の引け後は大変や。Amazon、Apple、Meta Platformsという、ビッグ6のうちの三つの決算発表がある。Amazonに関してはわいは広告でどれだけ稼いだかをしりたいで。リテール部門も注目やし、クラウドのAWSももちろん注目やが、わいが今最も注目しているのが広告や。Appleに関しては、次の四半期のiPhoneのガイダンスに注目しとる。そして、中国に関する何がしかの情報をしりたいで。Meta Platformsに関してはこの会社の広告ビジネスの実情とメタバースからの製品について知りたい。しかし、なんでこんなに重要決算が重なるんや。こんなになったら、一つの決算をきちんと見ることは不可能に近いやないか。お願いだから、せめてもうちょっと決算発表の時期をばらけさせてほしいで。そうしたら多くの投資家が助かるやろう。何より、わいの体をもっと気遣うようなスケジュールにしてくれや。体がもたんわ。
金曜日の午前8時30分には、雇用統計の数字が明らかになるで。わいはこの経済が4%の失業率を出さない限り、利下げをする意味が限りなく薄くなると思っとるんや。雇用が強いのにも関わらずFedが不用意に金利を引き下げた後、より高いインフレデータが出てFedの面目が丸つぶれになることを心配しとるし、それは十分にあり得ることやと思うで。Fedが利下げという行動を起こす前に、経済がもっと冷えないといけない。この雇用統計の数字ははたしてどうやろうか。
金曜日は更に、石油の日でもあるで。ExxonとChevronの決算発表がある。長い間、Chevronはキャッシュ生成においてExxonを繰り返し上回ってきたが、わいは今はExxonが再び優位に立っていると思うで。ということで、この週が終わることには、スーパー6の5つがどのようにやっているかについてかなり知ることができているやろう。しかし、わいが荒野の七人銘柄から外すべきやと言うたTeslaは決算後がっつり下がっとるよな。果たしてSuper Sixはどうやろうか。
結論やが、今のマーケットにはまだまだSuper Sixの存在が大事で、そのうちの5つの決算が集中するこの週はとても注目や。一方で、Fedのmeetingもあるし、雇用統計の発表もあって、金利がここからどうなるのか、経済はどうなっているのかについて新しい情報を得られる週にもなる。荒れる展開になるかもしれんから、わいはこの週は軽々に動くことをお薦めしないで。
来週も楽しみです。
応援よろしくお願いします。