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【ジム・クレイマー】経済に関してはまだまだ待ちの時!決めつけは時期尚早!ゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/8のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今まで好調だったいわゆるモメンタム株的な銘柄が今日は下落に見舞われたよな。AIと紐づいたエンタープライズソフトウェアやアクセレレートコンピューティング銘柄は、ここまでまるで決して下がらないかのように感じられ始めていたが、この日は軟調やった。まあでもAIの可能性を信じとるさすがのわいでも、昨今のAI銘柄は過大評価されていたきらいがあることは完全には否定できないしな。

 

今日はダウは-0.18%、SP500は-0.65%、そしてナスダックは-1.16%と下落の日になってしまったが、何週間も最も愛されていた株達がこの日は最も嫌われた株に様変わりして、いかにマーケットが移り気なのかを示しとるよな。

 

さて、今朝注目されとったのが雇用統計の発表や。朝8時30分に発表された数字やが、非農業部門雇用者数は前月比27万5000人増やったんや。エコノミスト予想の中央値は20万人増だったから、雇用者はめちゃめちゃ増えとると思うやろ?やけど、前月の数字は、速報値が35万3000人増だったところ、22万9000人増と、かなり低い数字に下方修正されたし、前月までの2カ月間で計16万7000人分、下方修正されたんや。この分を考えると、そこまで雇用が過熱しているということにはならん、という雰囲気になった。

 

平均時給も、前月は0.5%増だったところを今月は0.1%増と、増加のペースが減っとる。失業率自体は3.9%で、依然として雇用は強いが、もはやめちゃめちゃ過熱しているというほどでもない。ということで人によっては、これらの数字は利下げの議論をまた呼び起こすものになると主張しとる。ただ、わいの考えとしては、今何か特定の結論に飛びつくよりは、まだまだ今は待ちの時やということや。

 

来週はまた重要な数字の発表があるんや。火曜日に消費者物価指数、木曜日に生産者物価指数の発表がある。これらはFedの意思決定に実際の影響を与える重要なインフレ指標やから、今性急に何か決めつけるよりも、まだまだこれからも経済指標を見ていく時やろう。ということで、来週は残り何があるのか、ゲームプランにいきたいわけやが、残りはやっぱり、まだまだ注目決算があるんや。

 

まず月曜日はOracleの決算発表があるで。わいのファンドはこの株を持っとったが、損切りしたんや。なぜならわいには2ストライクポリシーというものがある。2回連続して決算をミスした会社を許すことはできん。もしかしたら今回の決算は素晴らしいかもしれんが、わいはでも振り返ることはしないで。安定感のある規律の方が例外的な儲けをとることよりもずっと大事やからや。わいはまだまだOracle株はペナルティボックスに入っとると思うで。

 

月曜日は更にVail Resortsの決算発表があるで。これは今日、稀に見る決算直前のダウングレードをBoAのアナリストからうけたんや。こういう株は心配やで。彼らはわいらが知らない何かを知っているのかもしれんからな。火曜日はOn Holdingsの決算があるんやが、これも同様に、先日ダウングレードを受けたよな。わいは長い間この会社に関してポジティブな見方をしてきたが、株価も短期間で上がったし、この決算前に買いに入ることはしないな。

 

さて、火曜日は更にKohl’sの決算があるんやが、CEOのTom Kingsburyは2008年から2018年にかけてburlingtonを経営しとった時に素晴らしい経営手腕を発揮したんや。わいはあの時のような素晴らしさがここからKohl’sに戻ってくるかもしれんと思うで。Kohl’sはSephoraを再ブランド化しとって、こういう急成長している化粧品店との提携は素晴らしいと思うんや。

 

水曜日はまずDollar Treeの決算があるで。わいの父がこの店を大好きで、よく一緒にいったものや。この1ドルショップはアメリカの消費者の心理をよく掴んどると思うで。後はWilliams Sonomaの決算発表もあるで。1年前から株価は100ポイント以上上昇しとる。株価がそもそもあまりにも低かったという面はあるが、それはFedの利上げで叩きのめされたからや。ただわいはこの株の過熱ぶりを心配しとったから、今日5%株価が下がって冷えたことは歓迎するで。

 

水曜日は更にLennarの決算発表もあるで。このアメリカという国では大規模な住宅不足に直面しとる。そういう状況で最も大きな勝者は、ホームビルダー自身や。そしてLennarよりも優れたホームビルダーを見つけることは難しいで。いつものようにCEOがホームビルディング業界の現状についてわいらに多くを語ってくれるやろう。わいはどういう話が出てくるかはほぼ予測できるで。莫大な注文があって、素晴らしい春の販売シーズンが待っているという話をするやろう。穏やかなインフレと住宅不足の話もするやろう。この会社にとっては素晴らしい状況やと思うんや。

 

木曜日はDollar Generalの決算発表があるで。この会社は2022年にこの会社をやめたTodd VasosをCEOとして迎え戻したんや。消費者がインフレによってやられ続けとるから、そういう状況で1ドルショップがどうなっとるのか、注目したいで。

 

あとはわいの長年のお気に入りのDicks Sporting Goodsの決算発表もあるで。株価は馬鹿げとるぐらいホットや。決算を迎えるにあたり株価が過熱しすぎかもしれんから気をつけるんやで。あとは、わいがこの週最も重要な決算やと思っとるAdobeも木曜日に決算発表をするで。この株は今少し厳しい時を過ごしとって、この株にとっては珍しい下落が見られとる。もしAdobeがエンタープライズソフトウェア株の広範な弱さのせいで下がり続けるなら、わいはいい買い場がくると思うんや。

 

木曜日は最後にUlta Beautyの決算発表があるで。前回の決算で株価が上がってから上昇を見せ続けとるが、今回はどうなのか見てみようやないか。あと、金曜日はJabilの決算がある。この契約製造業者の株価はどんどん上昇しとって、この勢いが続くのかどうか見てみようやないか。

 

さて、もうこの週から、更に次の週に行われるNvidiaのGTC 2024カンファレンスの話題で持ちきりになるやろう。3/18から21まで行われるんや。こういう特別な時が迫っているということを念頭に置きながら、過度の懐疑論者の言うことにとらわれないように努めながらこの週を過ごさんとあかんと思うで。実際にこの世の中にはコンピューティングの真の革命というべきものが進行中やからな。

 

ということで結論やが、来週はとにかく火曜日と木曜日のCPIとPPIに注目しながら、それ以外にもまだまだ注目決算が控えているという週になる。株価がここまで大きく上がってきたこと、でも株価が伸びているAI関連会社の多くは実際に素晴らしい決算を発表していること、ここから更なる経済指標への注目がFedの行動を予想するのに必須なこと、これらを頭に入れながら引き続きホームワークをしていこうやないか。

 

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