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【ジム・クレイマー】大きく儲ける人の資質と儲けることができない人の性質!いい株を信じる信念はどこから来るのか!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの2/22のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

Nvidia株にはまるで重力がかかってないかのようや。今日の16%ものNvidia株の巨大な上昇がマーケット全体をも点火したんや。ダウは+1.18%、SP500は+2.11%、そしてナスダックは+2.96%も上昇したんや。こんなに巨大な時価総額の会社Nvidiaの株が、こんなに一気に上がるということは、裏を返せば、この会社のポテンシャルにあまりに多くの人が気づいていなかったか、気づいていても株を買うという行動をおこしていなかったことを意味しとる。

 

この日Nvidiaの時価総額は2770億ドルも上がって、一日の上りとしてはこの間Facebookが記録したあの決算後の物凄い上りがしばらく記録が更新されることはないと思われとったが、それをこんなにも短期間で塗り替えて、この株式市場が始まって以来、一日あたりで、史上最も時価総額が増えたという記録をたたき出した会社になったんや。

 

わいはこの決算前のMad Moneyでも散々Nvidiaの良さを強調したよな。一時的に下落しているところでも、いや、それはおかしい、売っている人はおかしい、買いたい人はここがチャンスやと言うたよな。それどころかわいはもう10年前から際限なくNvidiaの凄さを言うてきた。エンドレスにや。

 

昔のことを今言うてもはじまらんが、そもそもIntelはGPUをもっとやっていても良かったんや。ただ、Intelはグラフィックチップはどうせゲームに使われるだけで、そんなローエンドなところでビジネスを構築してもどうもならんという姿勢やったんや。一方でIntelがそんなことを言っている当時から、いろいろなビデオゲーム会社が、Nvidiaの半導体はIntelが売っているものよりもずっと早くゲームが動くと言うとった。そういうとこからわいは糸口をつかんで、Mad MoneyでもNvidiaを推薦しだしたんや。

 

Nvidia株というのは一見していつもバリュエーションが高く見える株なんやが、常に利益を驚異的に伸ばすことで、結局あの時の株価は安かったと振り返るのがお決まりの株なんや。わいはそのことも散々今まで際限なく言うてきた。そこでわいはもっと皆にNvidiaの凄さを知ってもらおうとして、わいの犬にNvidiaを名付けたんや。単にNvidiaが凄いという理由だけで名付けたという面もあるが、このことを広く番組に言うことで、Nvidiaという会社がわいが滅多にここまで肩入れすることのない類の会社やということを皆に教えたかったんや。

 

わいがNvidiaと犬に名付けた時は株価はたった$40やった。わいの犬は保護施設から譲り受けた犬で、半分はピットブルでもう半分はなんの犬種かわからん犬やが、Nvidia本社のカードキーももらったし、有名な犬になったと思っとる。でもこうやってわいが大々的に言うても、そしてそれを裏付けるNvidiaの業績の快進撃があっても、でもやっぱりNvidiaを買いたくない、買うに値しないと思い続けている投資家がいて、そういう投資家が存在するからこそ、わいにとってはサプライズでもなんでもない快進撃がおこると、まるでサプライズかのように株価が急上昇するわけや。

 

株を売買するのはお金を儲けたいからやろ?じゃあ素直にNvidia株を買えばええやないか。わいはずっと昔からそういうとるやないか?なんで多くの人がその儲けのチャンスを逃してしまうのか?Nvidia株を逃すことと、儲けのチャンスを逃すことは同義に近い。Nvidia株を買わない人のその理由を考えることで、株式投資で儲けを逃す人の特徴をあぶりだすことができるんや。ということで、Nvidia株を買わない人は何故買わないのか、その理由を整理して4つ挙げておこうやないか。

 

まず一つ目は、マクロにあまりにとらわれてNvidia株を買うことができないという人や。Fedの次の動きがどうとか、債券金利がこの先どうなるからとか、GDP、CPI、PPI、雇用統計、これらの経済指標をずっと追っていて、今はまだテクノロジー株の買い時じゃないなと思い続け、勝機を逃し続ける人がおるんや。

 

確かに金利が上がっていく時や高止まりしている時はテクノロジー株は買いたくないかもしれん。でも、1980年代の金利がぐんぐん上がった時に、MicrosoftやIntelを持っていた人がどれほど儲かったか知らんのか?金利にあまりに拘泥していたら、歴史的な上昇を逃すことにもなりかねないんやで。Fedが金利を下げ始めるまでテクノロジー株を決して買わないという人は、多くのものに乗り遅れ、逃してしまうんや。わいは今より倍の金利の時でもテクノロジー株で大儲けしたことが何回もあるで。

 

Fedの委員がこういった、メスター総裁がやっぱりこういった、イールドカーブが株価下落を示唆している、こういうもっともらしい言説にずっと惑わされていたら、株を買うことなんかできないし、株で儲けることもできん。経済の基本を知るのは大切で、Fedの動向も債券金利の動向も株式市場を理解するうえでとても大切だからわいの番組でも取り上げとるわけやが、でもそこだけに頭でっかちになって株を買わないんやったら、儲けなんか得れるはずがないやろ。

 

Jensen Huangが凄まじい勢いで半導体の性能を上げとるのに、でもFedがなあ、とか金利が今はなあ、とかぐずぐず言うとる人がわいにはあまりに多いと感じられる。そういう人は一つ上のビッグピクチャーが見えていない。Jensen Huangが、Steve Jobsが、Tim Cookが、Jeff Bezosが、Andy Jassyが、Earon Muskが、Mark Zackerbergがやっていることをどうしてもっとフラットに見ようとしない?彼らがいちいち他の経済的なノイズに惑わされてビジネスのビジョンを濁らせていると思っているのか?彼らをもっとストレートに理解することこそが、お金儲けの近道となるんや。

 

結局のところFedの動向とかを最も敏感に気にすべきは、巨額のマネーを動かすがあまり一つの銘柄にそこまで入れ込むことができない機関投資家なんや。彼らには確かに経済全体の動向の機微を読むことが必要や。指数全体の動きが凄く大事や。やけど一般の個人投資家が数銘柄に投資している時に、マクロだけを気にして身動きがとれなくなるのはナンセンスや。むしろチャンスを逃してしまうという意味で害悪になり得るんや。

 

Nvidia株を買えない人の理由二つ目やが、CEOはどうせ彼ら彼女ら自身を良く見せようとして、そして彼らの会社自体を良く見せようとして、あることないことを誇張して吹聴しているだけなんでしょ、と思っているからや。ビジョナリーCEOが長期展望を持って投資家を魅了し続けながらビジネスを伸ばしていくということをはなから信じない人がおる。こういう人が存在することをわいは良く知っとるから、Own it, don’t trade itという言葉を時に使うんや。やけどこの言葉が届かない人も多いんや。その会社のCEOを信じずに大きく儲けることができようか。

 

三つ目の理由は、そもそも一兆ドル規模の会社のビジネスなんて、そんなに巨額な価値に値する会社なんか、あるはずがないと決めつけているからや。そんなに巨額なところまで到達したら、そこから成長なんかするはずがないとはなから思っとる。そしてそれが四つ目の理由ともつながっとる。

 

四つ目の理由は、Nvidiaの快進撃の継続を信じられない人というのは、そもそもここまでNvidiaがやってきた快進撃を知らないか、知っていても無視しとるんや。今回の決算前に人々が何を言っていたか。なぜ株価が過熱しすぎだと言っていたか、思い出してみるといい。たった30時間前の話や。皆ここまでNvidiaが何を成し遂げてきたか、どうやって世界に貢献してきたか、そういうのをまるで無視して自分の言説を吹聴するんや。彼らはNvidiaという会社について、結局、圧倒的にホームワークがたりていないということなんや。

 

5年前にわいがJensen Huangにあった時に、なんか拙いイメージを描いてみ、といって、わいが三歳児のような絵を描いたら、同時進行でAIが素晴らしい絵画にしていった。これがもう5年も前のことや。わいはこのこともMad Moneyで言うとる。わいの番組を見てくれとったらNvidiaが何をしとるのか、少なくともそのすごさの一端はとっくにわかっとるはずやろ。

 

Nvidiaの本社を訪れるたびにうけるわいの衝撃を、わいはつぶさに伝えようとしてきたつもりや。27か国語をしゃべれて疲れ知らずのAI店員の話も、工場のデジタルツインの話も、何回もしてきたやろ。そして登場したのがChatGPTや。まさにJensen Huangが語っていた未来の一端という感じや。彼は今の状況をはるか昔に予想しとった。だから今AI半導体の需要を一手に担える存在になることができとるんや。

 

お金を儲けることができない人の特徴はわかった。じゃあお金を儲けるにはどうすればええんや?どうやったらNvidiaにずっと投資するような投資家になれる?まずは世の中に対する興味が必要や。世の中の進歩に対する驚きが必要や。新鮮に物事を見る感性が必要や。冷笑主義に負けない強いポジティブさも必要や。マクロ要因もひっくるめてビッグピクチャーを見れる視野の広さも必要や。そして何よりもホームワークをする勤勉さが必要なんや。これらがそろったら、なんでわいがJensen Huangがテイラースウィフトやと言うとるのかがわかるはずや。

 

結論やが、Nvidiaに肩入れして大儲けできる人というのは、健全な懐疑心は常に持ちながらも、ホームワークの上で何かを信じることができる人や。結局素晴らしい会社とそのCEOを信じることができるのかどうか、それがNvidiaのような勝者を長期間つかみ続けることで大きな儲けを得られるかどうかの分かれ目や。小賢しくマクロ要因がどうとか、今の経済状況がどうとかマクロにとらわれすぎていたり、どのCEOも信じることができなかったり、そもそも土台となるホームワークができない人は、Nvidiaのようなモンスター株をずっと離さずにいることで儲けることは決してできないんや。今のこの機会にその点を改めて考え直すことは大事だと思うで。

 

 

しかしNvidiaの上がりは凄かったですね。

 

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