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【ジム・クレイマー】バブルか否か!?常にマーケットの悪口を言う人から離れつつ、下落には備えよう!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/4のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ここまでマーケットが上がってきてもマーケットを信じない人たちがおる。マーケットを憎むことを決してやめない人たちがおる。そしてそういう人たちこそ、声が大きくて、だからネガティブな声が実際の状況より多く蔓延してしまうことになる。今日はダウは-0.25%、SP500は-0.12%、そしてナスダックは-0.41%とマーケットはプルバックの日になったが、これは驚くべきことでも何でもないで。むしろわいはマーケットには調整が必要やと思っとるからこういう小休止的な下落は歓迎や。

 

CNBC Investing Clubのメンバーの人たちはわかっとると思うが、マーケットが上昇するのつれてわいはポジションを少しずつ軽くして現金を厚くしていっとる。マーケットの下落があったらその現金がいきる場面が来るというものや。現金を厚くしていっているからといって、わいは今のマーケットに悲観的なわけではないで。

 

わいはこのマーケットが上昇する全ての道のりをポジティブに受け取っていた。一方で冒頭で言うた通り、多くの批評家と呼ばれる人たちはこの上昇の軌跡の全てを嫌っているかのようや。そもそも上昇の前から、どれほどマーケットが嫌われてきたか。最初は、パンデミック初のインフレーションサイクルが過熱して嫌われて、去年の今ぐらいの時期に始まったミニ銀行危機でもマーケットは嫌われた。

 

Fedが彼らの言い方で言うと無慈悲に金利を上げ続けたら、経済がクラッシュする、ハードランディングに向かっている、リセッションはすぐそこだと言ってマーケットは嫌われた。マーケットの強さがいわゆる荒野の七人銘柄に集中しているんじゃないか、そんな間口の狭いマーケットは危ないと嫌われた。そして今、彼らがAIバブルと呼ぶもののためにマーケットは嫌われとる。

 

こういうマーケットへのネガティブさを聞き続けたらどうなるか?マーケットを素直に祝うことを忘れてしまうんや。今のこの信じられないほどの上昇を見せているマーケットをわいらは十分祝ってきたか?マーケット・ヘイターにつられてなかったか?高インフレの終わりを無視しなかったか?Fedの金利引き上げの終了をきちんと祝ったか?経済が十分強くて雇用の面でもクラッシュしていないことを喜ばしく思っとるか?

 

さて、マーケットを嫌う多くの人たちは、なぜ今のマーケットがラリーに値すると決して認めることができないんやろうか。見ようによっては今のマーケットの上昇は非常に理にかなっていて、世界的なテクノロジー分野の成長という文脈で見ると、完全に論理的な上昇や。そして今年は選挙の年であるということを忘れたらあかん。

 

選挙の話題で言うと、今日、連邦最高裁判所は、トランプ前大統領の2024年大統領選への出馬は可能との意見書を公表したんや。これは選挙に関する多くの不確実性を取り除くで。コロラド州の最高裁はトランプが2020年大統領選の結果を覆そうと「反乱」に関与したとして、予備選への参加を認めないとしとったが、その結果が覆ったんや。

 

まだまだトランプはいろいろ起訴されとるが、わいらの最高裁判所は圧倒的に保守的で、大統領選挙に干渉する可能性のあるものをこれからも先延ばしにかかるやろう。このことはマーケットににとって重要や。なぜなら、トランプは歴史上最もビジネスフレンドリーで株式市場フレンドリーな大統領だからや。彼は株価が上がることが人々からの自分への承認と捉えとる節さえある。

 

バイデン大統領は、控えめに言っても、大企業に対してトランプに比べるとはるかに友好的ではばいで。ただ、数兆ドルのインフラ投資法案を通したことなどは、工業セクター非常に多くの企業にとって大きな恩恵となったんや。さて、マーケットを嫌いな人はとかく、いろいろなものをバブルであると煽りたがる。わいはそういうバブルと言われるものが本当にバブルかどうか、三つのことを判定しておきたい。株式市場のことではなく、実際の価値に関しては何の実質的な根拠もない仮想通貨についてや。

 

ビットコインが大きく上がっとる。6万5000ドルを突破して、2年ぶり高値を更新しとるんや。人々は、高額な国債による潜在的なインフレに対するヘッジとして仮想通貨を見とるが、実際に高インフレが発生したとき、仮想通貨のパフォーマンスはめちゃめちゃひどくて、ヘッジにならなかったということを皆忘れとるかのようや。まだまだ多くの人が、避けられないインフレに対するヘッジとして仮想通貨を考えとる。

 

ビットコインがこんなに上がっとるのは、売り手がいないように感じることも大きいで。だからバブルっぽくなっていて、わいは仮想通貨は引き続きラリーを続けると見とるが、わいの判定はこの動きはバブル的なものと判定したいで。この先もしインフレが本当にぶり返して来たら、仮想通貨はまた下落の一途になるやろう。ちなみにゴールドもぐんぐん上がっとるで。わいがポートフォリオの10%まではゴールドをヘッジとして持つことを推奨しとることは、いつも番組を見てくれている人ならわかるやろ。

 

さて、仮想通貨はわいはバブルやと思うが、ではマーケット・ヘイターがバブルだと言っているAIはどうや?わいはAIセクターはバブルではないと思うんや。AIセクターの内のいくつかの株が過大評価されていることは確かやが、だからといってそれらがさらに高くなることはないということでは決してないで。わいはSuper Micro ComputerがS&P 500に追加されたことで今日19%も株価が上がっとる、その上がり自体は好きじゃないけどな。

 

まあでもSMCIよりもやっぱり話題にするべきやこれやろう、今日も+3.6%と大幅に上昇したNvidiaを取り上げておこうやないか。現在、世界で3番目に大きな会社で、時価総額は2兆ドルや。わいは長い間、NvidiaをOwn it, don’t trade it、と言うてきたが、実際そのことに感謝の声がずっとわいに届くようになってきていて、それは嬉しい限りや。

 

なんでNvidia株は取引せずにずっと持っておいた方がいいのか?それは、単純にバリュエーションに起因するんや。この株を見る時に、たった今の時点でのPERだけを見てもあかんで。PERが高そうに見えても、それは今の利益をベースにしとるだけやからや。来年の利益見積もりをベースにしたら、予想PERはずっと下がるんや。なぜなら利益の伸びが凄まじいからや。そして歴史的にNvidiaという会社は、既に素晴らしく予想されている利益の伸びをも軽々と超えてくる数字を発表したりするんや。

 

去年の株価なんか、今年の利益見積もりで考えるとたった10倍しかなかった、みたいなことになってくるんや。わいらはただただこの会社がやってきた上方修正の織り込み方を知らなかっただけや。今考えると去年や一昨年の株は、馬鹿げているぐらいの安いレベルで売られていることがわかるやろ。こういう株の軌跡も考えずに、この株をバブルだと言うとる人がおるが、むしろわいはその反対に賭けるで。再び、今の株価があまりに馬鹿げているぐらい安く見えるぐらいに、この会社は業績をこれから更に伸ばしていくやろう。まさにバブルの真逆やと思うんや。

 

Jensen Huangを信じようやないか。彼は、Generative AIによってデジタル世界全体がひっくり返されると考えとる。サービスだけでなく、データセンター、PC、工場、もう全てのものに変革が訪れる。それはもう実際に起こっとる。AIがどれほど大きくなるかわいらはまだ知らん。メタ、アマゾン、マイクロソフト、アルファベット、Dellといった会社の決算から断片的にうかがい知れるに過ぎない。それほど大きなことが目の前に広がっとるAIに対して、わいはバブルだと思うことはできんのや。

 

さて、最後にバブルかどうかを判定したいことに、GLP-1受容体作動薬のストーリーがあるで。世界的に肥満が広がっとる中で、先週、権威ある英国医学雑誌のランセットは、地球上の肥満人口の数を8億9700万人から10億人に引き上げるという発表をしたんや。その中で糖尿病はものすごく大きな割合を占めとるが、幸いにも今は、GLP-1受容体作動薬が高血圧を下げて、脂肪肝疾患を治し、糖尿病を治療し、体重を減らすことによって、皆に希望を与えとる。

 

わいはGLP-1受容体作動薬が、おそらく抗生物質以来、最も重要な新しい薬のクラスだと思うほどや。わいらはこのとんでもないストーリーをどのように評価すべきやろうか?BearはEli LillyやNovo Nordiskの株がバブルやと言うとるが、その根拠は何なんや?わいはバブルやとは思わんで。

 

さて、バブルではないとわいは思っとるし、このマーケットの上昇は理に適っとると思っとるし、上昇を祝うべきやと思っとるが、だからといって株価が下がらないと言っているわけでは決してないで。だからわいのファンドは現金を厚めにしていっとるんや。わいは一時的な下落には備えとるで。株価が上昇すればするほどな。

 

金曜日は雇用統計があるが、わいはもしかしたらとても強い雇用の数字が発表されるかもとおそれとって、そうなったら株価は下落するかもしれん。利下げ観測をさらに引き下げることになるからな。株価は時に下がることがあるというのは、今日の-2.5%のApple株を見てもわかるやろ?まあでもわいはこの株に対しても、Own it, don’t trade itという姿勢は変えないけどな。

 

結論やが、もしマーケットが下落に向かったらわいは買う準備ができとるで。ただわいは下落したらすぐ買うということはしないんや。ただ今ここまでマーケットが上がってきて、一時的には、下落を願う人たちが、ほら見たことか、という状況になるかもしれないことは当然や。そういう短期視点でしかものを見せないひとの言うことなんか放っておけ。でも去年の11月からの信じられない上昇やったから、プルバックは当然のものとして、わいらはわいらで下落したら現金を投入できるように準備しておこうやないか。

 

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