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【ジム・クレイマー】至極の四半期が終了!普通に○○に注目していれば上昇に乗れたはず!ゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/28のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

さあ、明日の金曜日はグッドフライデーで株式市場がお休みやから、今日で2024年のはじめの三カ月、第一四半期が終わったことになる。そしてこの四半期は2019年以来の最高のものになったんや。幅広い銘柄で上昇がみられた四半期やった。今日はダウは+0.12%、SP500は+0.11%、そしてナスダックは-0.12%と動きの無い日になったが、何はともあれ、この四半期を振り返ると息をのむようなブルマーケットやったな。このブルマーケットはもはや単に「マグニフィセントセブン」だけが先導していたわけじゃないで。さまざまな産業セクターで幅広い範囲の株式の上昇がみられたんや。まさにこういうことがブルマーケットでは期待されるべきという、お手本のような上昇や。

 

なんでこの四半期がこんなに強かったかって?それはシンプルや。決算が素晴らしかったからや。売り上げも利益も良く、ガイダンスは更に良いという銘柄も多くて、そういう好決算に対するマーケットの反応も素晴らしかった。もしあなたが、こんな間口の狭いブルマーケットは続きはしない、だの、そろそろ株価は下落しなければおかしい、だの、Fedはまだまだ利下げするかどうかわからないし、まだまだ青信号ではない、だの、いつの時代にもいるネガティブなことを始終吹聴する人の言うことを聞いて、怖くなってマーケットから逃走していたら、大きな上昇機会を失ったことになる。

 

でもやっぱり注目点は単純や。普通にきちんと決算に注目していたなら、あなたは今の経済の強さを存分に感じたはずで、この株式市場の上昇にも乗れたはずや。果たして今後はどうなるのか。昨夜、Fedの委員のクリス・ウォラー理事は、最近のインフレ統計には失望を感じると述べて、利下げを急ぐべきではないと強調したんや。これが中央銀行の新しいベンチマークになるのかもしれん。ここから株価がまた荒れるようなことがあっても、でも全体的にはわいは彼が正しいと思うで。

 

ただ、今、Fedがこの先経済をどうとらえていくのかの推測ゲームをやり続けるのは無駄やと思うんや。それよりも実際の個々の会社で何がおこっとるのかを見る方がよほど大事や。例えば家具インテリア販売のRHの決算が良くて、今日は株価が17%も上がった。その上、Home Depotは建築資材販売のSRSを約182億5000万ドルで買収すると発表して、これは驚きをもってとらられたんや。このニュースはハウジングマーケットにとって良いニュースやと思うで。さあ、株式市場は好調過ぎて、ここから買われすぎのゾーンに入ってきた時にどうなるのかが怖いところよな。わいは昨日下落は恐れるに足らずと言ってその理由も言うたけどな。

 

この先はどうなるんやろうか?来週のゲームプランを言っていこうやないか。来週もいくつかの注目の決算発表があるで。あとは一つとても大事な経済統計の発表もある。まず月曜日やが、PVHの決算発表があるで。それはトミー・ヒルフィガーとかカルバン・クラインのメーカーやが、ここのところ株価は好調で、去年の10月に長期金利がピークに達する前のところから株価は倍増しとるんや。金利上昇局面では多くの株が壊滅しとったんやが、長期金利が下がり始めて、Fedが利上げの打ち止めを認めたとき、PVHのような株は強く戻ってくることができるんや。

 

PVHは今回の決算でのとてもいいテストケースになるかもしれん。なぜなら、ここまであまりにも上昇しすぎたからや。予想を十分超える数字を発表して高い株価を正当化することができるのか、わいはそれを期待しとるわけやが、とにかく今株価がとてもホットな状態やから、注意が必要やで。火曜日はPaychexの決算があるんや。この株は傾向として、決算までは上がって、決算発表直後下落する傾向にあるんや。アナリストたちは、数字が良くてもこの株を結局は好まない傾向にあったりするんやが、わいはそのことは間違っとると思うが、今回もそのパターンなのかもな、とも思うで。もしこの株が決算後下がったら、買いの好機が訪れるやろう。

 

まあでも、この株の動きがどうこうよりも、より重要なことは、Paychexは中小企業の状況について多くを教えてくれるんや。なぜなら、中小企業が彼らの主なクライアントやからな。この前のCintasの決算は素晴らしくて株価が急騰したやろ?このユニフォームレンタルサービスの会社も100万以上の中小企業の顧客を抱えとって、そしてわいはこの中小企業セグメントがアメリカの経済の原動力やと思っとるから、Paychexの決算で更に中小企業のビジネスの勢いがどうなのかを確認しておきたいんや。

 

さて、信じられないかもしれませんが、今年の第1四半期のベスト銘柄のうちの一つが、35%株価が上がったDisneyなんや。そのDisneyが水曜日に株主総会をやるで。二つの取締役の席を求めてプロキシーファイトをやっとるネルソン・ペルツの戦いがどうなるかに注目や。もしかしたら歴史上最もお金がかかったプロキシーファイトになるかもしれん。このペルツという人物を止めようとすると、あまりにも多くのエネルギーと株主のお金を使ってしまう。そういうことを考えると、なぜ経営陣はペルツを経営陣に迎え入れないのか。ただ、このペルツからの突き上げがもはやDisneyという会社にとって、予想以上に大きなコストカットを行って株価を押し上げている要因に既になっとったりする。それは全体的には株主にとって素晴らしいことで、わいはペルツの戦いを見届けたいと思うで。

 

水曜日は更にLevisの決算もあるで。この株価は去年の10月の12ドル余りからほぼ20ドルに上昇したんや。PVHのように全てが順調に進んでいるように見える。良い決算を期待しとるが、株価がとても高騰しとるから、マーケットが決算後にどのような反応をするのか読めないところがあるで。ただこういう株価の動きを見ても、今のブルーマーケットが広範囲に及ぶものであることを改めて認識するよな。後は、Enterprise Products Partnersのアナリストミーティングがあるで。これは素晴らしい天然ガスとか原油の輸送・処理会社や。株価はここ2ヶ月で26から29に好調に上昇しとる。7%の配当もあるし、こういう配当収入も込みで魅力を感じる人には、このEPDは素晴らしい株やと思うで。

 

ここのところの広範囲なラリーは食品セクターにもおよんどるんや。今週のMcCormickの決算見たか?素晴らしくて株価は急上昇したやろ?Hormel Foodsの決算も素晴らしかったし、食品セクターが好調な中で、それでは木曜日に決算があるConagra Brandsはどうやろうか。最近売上に苦戦しとったりしたんやが、今回の決算の数字はええんやないかと期待したいで。4.7%の配当もあるしな。最後に金曜日やが、雇用統計の発表に注目せんとあかん。非農業部門雇用者数がどうなのか、そして失業率がどうなのか。わいは雇用者数はとても強力な数字を見ることになると思うで。経済はまだ健全な勢いを保っとると思う。多くの人が以前予想したような大量の解雇は見られず、ハードランディングを声高に予想した人の声は見事に裏切られとる。わいは今のマーケットは強い雇用統計の数字にもある程度準備はできとると思うで。

 

結論やが、やっぱりこの週は何が一番注目かと言うと、金曜日の雇用統計やな。この数字の大事さに比べたら、皆の注目を集めているネルソンペルツの戦争さえも色あせて見えてしまう。何にせよマーケットは高値圏や。もう十分だ、と逃げるのか?ここからは下落の確率の方が高い、と逃げるのか?それとも現金厚めにしながら粘り強くいくのか?どっちにすべきか、ピーターリンチはなんていうとるのか、それは昨日のMad Moneyでも言うたやろ?

 

 

次の四半期はどうなるでしょうか。

 

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