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【ジム・クレイマー】なぜひん曲がった目でマーケットを見てしまうのか!?素直に広範囲のブルーマーケットを見よ!年初来トップ12!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/26のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ちょっと前には今のマーケットはあまりに間口が狭いマーケットだと言われとった。Amazon、Apple、Alphabet、Microsoft、Meta、Nvidia、Teslaだけのマーケットだと言われとった。荒野の七人だけが輝いている、と。でももしあなたが今でもそう思っているなら、あまりに誤った見方をしていると言わざるを得ない。今、信じられないほど多くの勝者がおるんや。今日はダウは-0.08%、SP500は-0.28%、そしてナスダックは-0.42%と下落の日になって、特に引けにかけて大きく下がったわけやが、そんな中荒野の七人銘柄は冴えなかったりするんや。Appleが今年ここまでに12%下がり、Teslaは実に20%以上下がって、S&P500の中で最悪のパフォーマーになってしまっとる。

 

でも今はそういう巨大テックだけではない。他の多くの株の株価が上に飛んどるんや。IPOが注目されたRedditとか、SPAC上場したばかりのトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループのことだけを言うとるわけではないで。こういういわゆるミーム株というものは心配や。皮肉なことに元祖ミーム株のGameStopは決算があったばかりで時間外で株価が14%も下落したりしとる。こういう株のことを言うとるわけでは無く、今の株式市場にはしっかりとした広範囲のブルマーケットが観察できるということが言いたいんや。

 

広範なブルマーケットというたが、今のマーケットのBullがどのぐらい広範囲に広がっているかを感じるために、今年ここまででパフォーマンスがよかったS&P 500銘柄の年初来トップ12を見ていこうやないか。年初来でトップのパフォーマーはSuper Micro Computerで、年初から260%以上上昇したんや。この前S&P500銘柄に追加されたのもかなりの追い風やったんや。人によってはこの会社はただのNvidiaの派生物なんでしょ、Nvidiaのビジネスのおこぼれをもらっているだけなんでしょ、と思っとるかもしれんが、その見方はフェアではないで。この会社はまさにクラウドやAIのための掘り出し物としての地位を確立して来とるんや。

 

さて、Nvidiaの名前が出てきたが、年初来で二番目に株価の動きが良かった銘柄が、Nvidiaや。もうこの株については散々言うてきたから繰り返さないが、AI革命を一手に支える会社や。今日は-2.57%と大幅に株価が下がってしまったけどな。年初来でSP500トップ銘柄第三位は独立系電力会社のConstellation Energyや。風力や太陽光、原子力といったクリーンエネルギーを推進しとって、株価は今年58%以上も上昇しとる。わいらの国はデータセンターをどんどん増やしとるおかげで電力が不足しとるから、これから電力会社はますます注目やし、時代の流れで言うとやっぱり化石燃料を使用しない再生可能エネルギーに最も興味を持つべきなんや。メガキャップのクライアントはとにかく石炭や天然ガスを使用したくないという世の中になっとるから、切り替えが進むやろう。だからConstellation Energyなんや。

 

第四位も素晴らしいで。Deckersや。2012年に買収したHokaが今めちゃめちゃ好調なんや。以前は完全に死んだように見えていたんやが、彼らは決してあきらめなかった。今は実際Nikeへのほんものの脅威となっとる。素晴らしいスニーカービジネスをやっとる。Deckersは、わいが見るところ、リテールがブルマーケットに含まれるようになった本質のところを体現しとるような会社や。もしあなたがTesla株なんてええんやないか、というんやったら、わいは、いやいや、今はそういう株では無くて、Deckersやろ、と言うで。

 

第五位はMeta Platformsや。コスト削減の姿勢は素晴らしい。多くの人を解雇してしかも売り上げが高くなっとるんやったら、それが最大のレバレッジとしてきいてきて、だから今、Metaはお金を印刷しとるようなものなんや。TikTokが本当に禁止されれば、株価は爆上がりするやろう。第六位はMicronや。半導体会社で、スマホ、自動車、PCサーバー、あらゆるセクターで活躍しとる。まだまだそこまでメガキャップではないというのも重要な点や。

 

第七位はGEや。この株は今現在、航空宇宙ビジネスの急成長に投資する最良の方法なんや。この株は止まることがないように見える。いつもならBoeingが航空宇宙分野の成長に乗ることのできるいい銘柄やったんやが、今はBoeingには問題がとにかく多すぎるからな。GEはもうちょっとでその電力部門をVernovaとしてスピンオフさせるんや。それは来週、4/2という話なんや。残ったビジネスはエンジンとエンジンサービスに特化した純粋プレイであって、今のGE株は、この新しい、理解しやすい純粋プレイのGEを創り出したことにコミットしたCEOのLarry Culpeの下でモンスターな動きを見せてきた。来週のスピンオフで更に素晴らしい動きをするとわいは賭けるで。

 

第八位はMarathon Petroleumや。この会社は我が国の最大の石油精製所システムの会社や。12の州で2.9百万バレルを処理しとる。今皆が持ちたいような株やろう。第九位はEli Lillyや。もしかしたらあなたはこの株がメガキャップ株だと主張するかもしれんが、でもまだ荒野の七人銘柄ほど存在感があるわけではない。わいは荒野の七人銘柄入りを推しとるけどな。まあでも人がどうとらえるかはどうでもよくて、重要なのはやっぱりGLP-1受容体作動薬のビジネスで素晴らしいブルマーケットを支えた株になっとるということや。ちなみにGLP-1受容体作動薬の肥満治療薬バージョンのZepboundは全国的に極端に供給不足や。ということはまだまだこの株もこれからということなんや。

 

第十位はDisneyや。取締役会はNelson Peltzを撃退したいと思っとって、プロキシーファイトをやっとるが、もうそういうニュースに逐一集中してもしょうがない。本質的に、ディズニーは元々見つけていた5.5億ドルのコストに加えて、別の20億ドルのコストを削減できるんやないかと考えとるが、この先もどうなるのか注目や。第11位はWestern Digitalで、このハードディスクドライブの会社はまだ信じられないほど安いで。最近、Western Digitalは損失を出しとるが、事業が好転するとの予測が出とるから、そうなったら投資先としてええのかもしれん。Micronに似とるが、ポートフォリオはMicronよりやや劣っとると思うで。

 

最後の第12位はEatonや。この古い産業会社と思われとった会社は、化石燃料からクリーンエネルギーへの移行に焦点をあてて新しい命を得たんや。責任を持ってエネルギーを管理したい、それがEatonが可能にすることや。わいのファンドでもこの株を持っとるが、データセンターの電力ビジネスでも大活躍や。

 

さて、ここまでトップ12を見てきて、あなたは「ちょっと待って、このリストは十分ではない。テクノロジー株が多すぎる。」と言うかもしれん。でもそう思うなら、例えばCiti、JPMorgan、WellsFargoの株を見たことがあるか?Williams Sonomaはどうや?GapとかRalph Laurenはどうや?今日のMccormickの決算後の動きを見たか?Hormel FoodsやGeneral Millsと同じようにサプライズで株価が爆上がりしたやろ?食品株は終わったと思っていたのは誰や?Chipotleはどうや?既存店売上高を押し上げる驚異的なパフォーマンスを見せとる。現在、彼らの平均店舗は年間300万ドル以上を売り上げとるんやで。ここからまだまだイノベーションと素晴らしいロイヤリティシステムを使って400万ドルを達成しちょうとしとる。

 

わいはエネルギー、ヘルスケア、交通、公共事業、航空宇宙、その他の小売業、保険会社、さまざまな工業分野から大きな勝者を選び出すことができる。要するに、現在名前をいちいち挙げるにはあまりにも多くの勝者がいるということなんや。非常に強いマーケットで、でもなぜかコメンテーターはなぜかこのマーケットの強さを祝うことを恐れているどころか、素直に今の状況を見ようとしないように見える。結局なんだかんだずっとネガティブなことを言っているように見える。

 

わいの経験から言うと、報道する人たちは素晴らしいよねと素直に言っても仕事にならないからそういうことはしない。でもそれが素直にマーケットを捉えようとする一般投資家の邪魔をしてしまう。だから代わりにわいがはっきりいう。なんという素晴らしいマーケットや。そのセクターにも大きな勝者がいる、広範囲のブルマーケットや。今の株式市場を嫌いになるのは困難や。なんで今のマーケットを、ようやく待ち望んだ状態が来たと思えないのか。そうやって素直にとらえることができてはじめて、次に株価が下落した時に株を買いに入れるというのに。素直にマーケットを捉えるということを決して忘れたらあかんのや。

 

 

素直に見るのは意外に難しいのかもしれませんね。

 

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