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【ジム・クレイマー】経済減速の芽がようやく見え始めた!?ダメな決算の数々とPMI速報値!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/23のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

突然、経済が不調のサインが出てきているように見えるが、それは良いことや。なぜなら経済が減速したら、それはFedがインフレとの戦いに勝つかもしれないということを意味するからで、そうなったら利下げがあるかもしれないという観測が広がって、それにウォール街は喜ぶんや。今日はダウは+0.69%、SP500は+1.20%、そしてナスダックは+1.59%と大きく続伸した日になったが、今のような状況を2月の雇用統計が3月8日に出たときに理解するのは難しかったで。

 

あの雇用統計の数字は非常に力強くホットだったから、Fedは多くの利下げを今年行うと信じていた人たちはまるで馬鹿者のようにうつってしまった。雇用市場が活況を呈している時にFedはそんなに利下げを何回もやらんやろう。もうウォール街が利下げの可能性を諦めたかのように見えとったんやが、ようやくここにきて実際に経済が弱まる兆候を見始めとるように思う。そしてそれは理にかなっていることや。なぜなら金利がここまで急騰してきて高止まりしてきている。その高金利は確実に経済を弱らす仕事をするはずや。

 

ホットだった2月の雇用統計の発表の後、3月の雇用統計も同様にホットな数字が続いて、ベンチマークである10年債金利は2月の雇用統計以来、50ベーシスポイント以上上昇して、お金を借りることがより高価になり、それは経済の大部分を鈍化させる傾向がある。では、本当に減速があるかどうかをどうやって知るんやろうか?実はそのことは簡単ではなかったりするんやが、ここまでもちょっと触れてきていたいくつかの手がかりがあったりしたんや。

 

例えばトラック運送会社のJBHuntは1月は堅調で、2月はさらに強かったんやが、3月にはビジネスが縮小して、会社の総営業収入は9%減少したんや。だからこの前の決算後株価は大きく下がったやろ。倉庫などの物流不動産を所有するPrologisも決算で大幅にガイダンスを引き下げたんや。ほんの一か月前、彼らは番組に出演してくれて、その時はもっと強気な素晴らしい話を語ってくれていて、南カリフォルニアで弱点があるだけだと言うとったが、1ヶ月後、ビジネスの軟調さはシアトルやニュージャージーなど他の広い地域におよんどることがわかったんや。シアトルにはアマゾンがある。ニュージャージーはニューヨーク地域全体の倉庫スペースの場所や。これらの倉庫の空室率は上昇しとるとなると、eコマースも含めてリテール全体の大きな問題がここで見えてきとるのかもしれん。

 

後は中古車ディーラーのCarMaxの決算でも景気減速の話を聞いたで。彼らは中古車の価格を下げたが、それでも融資費用に悩まされとる。こういう状態こそがまさに、債券市場がビジネスを管理しているという状態や。債券が長期金利をコントロールしていて、現在、債券利回りは大幅に上昇しているため、自動車ローンが非常に高額になり、車を買う人が減っとるんや。専門性の高いツールで小規模事業主を支援する会社のSnap-onも決算後大きく株価を下げたで。個人事業主がどういう状況なのか容易に想像できる。

 

そして今日は塗料会社のSherwin-Williamsの番やったな。決算後株価が2.23%下落したんやが、カンファレンスコールで需要の波があると述べて、多くの人々を驚かせたんや。なぜなら、まだまだハウジング分野は強いんやないかと思っとる人が多かったからや。スティール会社のNucorも決算後株価が-8.87%と大きく下がった。こんなに下がるのはしばらくぶりに見たことや。Cleveland-Cliffsに至っては今日、株価は11%も下落しとる。レストランチェーンの破産申請も報道されとる。Tijuana Flatsもそうやし、Red Robsterもそうや。

 

いろいろなマイナスがここにきて出始めているように思う。不動産、小規模ビジネス、ハイエンド家具、貨物、鉄鋼、電気自動車、レストランとかの分野でちらほら見られるんや。パターンがないことから、経済はまだ活動的だと主張するのは簡単やが、でもかなり大きなモザイク状になってきているとわいは思うで。そんな中でこの日S&Pグローバルが発表した総合購買担当者景気指数(PMI)の速報値が50.9と、4カ月ぶりの低水準だったんや。製造、サービスの両分野での減速が響いとる。3月は52.1だったことを考えると大きな減速や。

 

PMIは50が拡大と縮小の節目となっとるから、まだ拡大であることはそうなんやが、でも総合の新規受注指数は48.4と6カ月ぶりに低下しとるんや。わいはこういう弱い数字はFedを利下げの議論に戻すものの一つになるかもしれんと見とるで。今日の二年債の入札でも、利下げがあるかもしれないと多くが予想しとるような動きやった。PMIの発表時の文を引用すると、「アメリカのビジネス活動は4月にも増加を続けたが、賃金の需要が弱まる兆候の中で拡大の速度が鈍化した。これは、製造業とサービス業の両方で注文が減少し、成長率が低下したことを反映している。」ということなんや。

 

じゃあなにか、わいらは今、スタグフレーションを見とるのか?ビジネスが減速する一方で価格は上昇し続ける状況なのか?ただ、「インフレ率は第二四半期の開始時に一般的に和らいでいる。」ということやから、これはまさにFedの利下げを望むときにわいらが見たいものそのものや。更にPMIレポートはこういうとる。「調査回答者の多くが、職員退職後のポジションの補充を見送ったと指摘しており、その結果、雇用は2020年6月以来初めて減少した。」これも利下げを望む人にとっては前向きな状況や。

 

インフレを打ち負かすためには、採用のペースを遅くする必要がある。わいらはテスラでの職の削減を目にしたが、Teslaは決算後時間外で株価が10%以上上昇しとるよな。さらにPMIレポートは次のように述べとる。「労働力数の全体的な減少はサービスに集中しており、2020年半ば以来の最大の範囲で雇用が確実に減少した。」そして「COVID-19パンデミックの初期の波を除外すると、4月のサービス部門のスタッフレベルの低下は、2009年末以来最も顕著だった。」

 

まさにスローダウンが見られるようなレポートや。経済にとって本当に悪いニュースのように見える。そして今、わいらは経済にとって悪いニュースが必要なんや。なぜなら、それがインフレを冷やすからや。まだまだ決算はまちまちで、非常に強い決算を出す企業も多くあるから、決めつけることは今はまだできんが、でもどんどん経済減速の芽がでてきたように思う。そして、それはまさにFedが利下げを正当化するために必要なことや。どうなるのかこれからも注意深く見ていかんとあかん。

 

 

やっぱり利下げが焦点ですよね。

 

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