アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】いろいろなまちまちさが入り混じった不可解な日!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/30のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

債券に投資している人たちはだいたい悲観主義者で、コップに水が半分入っていたら半分しかないと考えるような人たちで、そしてそういう人が投資してる債券市場が今確実に主導権を握っとる。今日、彼らがどれほど悲観的かを示す具体的な例があったで。4月の消費者信頼感指数は97.0と、予想の104.0よりもずっと低かったんや。この非常に弱い数字はインフレ抑制の進展を示す兆候や。でもこっちの数字は無視されて、雇用コスト指数が前期比1.2%上昇と、予想の1%よりも高く一年ぶりの大幅上昇になったことだけが焦点があたった。

 

その結果債券金利は上昇して、だから今日はダウは-1.49%、SP500は-1.57%、そしてナスダックは-2.04%と大きな下落の日になったで。4月最後の取引日やったが、2024年4月はダウにとって2022年9月以来最悪の月となったんや。明日のパウエルさんの会見では、金利を高く保ち続けるという意向を示すやろう。でもわいは経済が弱まっていっている兆候がいろいろなところに見えると思うで。例えばさっき言った消費者信頼感指数は弱かったし、引け後になったStarbucksの決算もとても弱かった。売り上げもEPSも両方ミスして株価は時間外で-12%も下落しとる。

 

ただやっぱり雇用の数字は重要視されて、3月8日以降、予想よりずっと高かった雇用者数によってFedの利上げ停止が早すぎたのではないかという心配の声が絶えない。そしてだからその日の後、年初からの最高のパフォーマンスを見せていた、例えばNvidiaのような株がピークを迎えてしまったんや。雇用は経済全体にとって最も重要な要素とみなされる。もし雇用が強いままであれば、さらに金利引き上げが必要になると思われるやろう。だから今週金曜日の4月の雇用統計がやはり重要や。仮にこの数字が予想より弱ければ、株へのネガティビティが再び消え去る可能性もあるで。

 

ウォール街はとにかく雇用が弱くなることを望んどる。Fedの決定が正しく、金利引き下げが間近に迫っているということを感じたいんや。ただ事態はわいらが以前想像していたより不安定や。強い経済データが何であれ、ひとつ出るたびに、マーケットにとっては難しい問題となってしまう。例えば、今日だって経済指標として弱い数字と強い数字、両方あったんやが、強い数字にだけ焦点があたってしまう。

 

今日目だった株の動きとしてはCanopy Growthがあるで。なんと79%も株価が上がったんや。大麻バンキングに関するSAFE法の改正がまもなく議会で前進するとの期待が再燃しとるからや。大麻は連邦法では違法やから、大半の銀行は大麻企業へのサービスが禁じらとるんやが、それが変わるかもしれんという期待が膨らんどる。後はEli Iillyが素晴らしい決算を発表して株価は+6%やったし、3Mも決算が良くて+4.7%やった。ただ大部分において、やっぱり債券金利の上昇が株式市場を圧倒してしまったんや。

 

この下落をどう見るかについてやが、まず今は月末で、マネーマネージャーは月末に株を売りたがる傾向があるから、その影響も考慮すべきかもしれん。あとは消費者信頼感指数が低いレベルに下がったということは、小売売上高の数字もよりソフトになる可能性が高くて、それはFedが望むことやろう。消費者がネガティブになるのは、ニュースの見出しを飾るガザ関連の抗議活動や大統領選挙、あるいは突然仕事を維持することに不安を感じているからかもしれん。金曜日の非農業部門雇用者数が弱い数字やったら、雇用の弱さが裏付けられてそれは株式マーケットにはプラスやろう。

 

今日はシカゴPMIの数字も発表されたが、それも低迷していて、アメリカ経済の勢いが少なくなっていることを示しているかもしれん。これは一部の鉄道会社やトラック会社の決算からうかがい知れることと一致していたりする。ただ、保険料はずっと高騰していてインフレの大きな原因となっているし、インフレのもう一つの大きな要因である住宅問題に関してもインフレの観点からは進展が見られない。今日のCoca Colaの決算を見ればわかるが、この会社は商品の価格を大幅に引き上げたが、それでも売り上げに影響はなかったということなんや。

 

だからいろいろ入り混じりながらも結局強い数字が幅をきかして、結局のところFedはまだしばらくの間金利を今のままにしておく必要があるということになってしまう。ただ、2週間前は、多くの人が経済が非常に強いためFedは下手したら利上げを再開すべきなのではないかと主張していたことを思い出すと、その勢いは弱まっているかもしれん。ただ、明日の記者会見でパウエル議長は次のような質問を受けるやろう。「次の金利の動きは下げではなく上げだと示唆する人々に対して何と言いますか?」わいはパウエルは次のようなことを言うと思うで。「データを注意深く監視していますが、今のところこのまま金利を高く維持することが正しい判断です。」これでマーケットは安定するやろうか?

 

さて、まとめると、今日はいろいろなまちまちさが入り混じった不可解な日だったんやが、やや過熱気味の雇用コスト指数のせいで債券金利が上がり、まちまちのそれぞれの会社の決算があり、月末のためにマネーマネジャーからは頻繁に売りが出た4月の最終日やった。毎年、セルインメイという言葉を真に受けて、先んじて株式市場から抜けたい人々もおる。さあ、明日のパウエル議長の会見でマーケットは落ち着くのか、それとも荒れるのか。金曜日の雇用統計はどうなのか。注意深く見守っていかんとあかん。

 

 

どうなるかわからない状況が続きますね。

 

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