アメリカ発ーマカベェの米株取引

アメリカ在住マカベェがジム・クレーマーの発言等の米株情報をアップデートします。

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【ジム・クレイマー】そんなに頻繁に動くんじゃない!ヘッジファンドのマネーマネジャーじゃないんだから。。【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの5/9のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日も株式市場は上がってダウはなんと七連勝を記録しとる。ダウは+0.85%、SP500は+0.51%、そしてナスダックは+0.27%だったんや。さて、今は皆金利の動向が気になるやろうし、インフレはどうなるのか、経済の減速はどうなのか、Fedはどう思っているのか、実際利下げはあるのか、あるのならばいつなのか、そのようにいろいろなことを思っていることやろう。そして人によってはあれやこれやと、ちょこちょこ売買を繰り返してしまっているかもしれんな。わいもヘッジファンド時代はそうやった。

 

わいの昔のヘッジファンドでは、わいらは1日に3回ポジションを見直したんや。え?聞き間違ったかと思ったか?一カ月に三回でも一週間に三回でもないで。そうや、毎日、1日に3回見直したんや。わいのヘッドトレイダーで元ワイフのカレン・クレイマー相手に、なぜ今それぞれの銘柄を持っているのか、説明せんとあかんかったんや。もし持つ理由が無くなったり、もしどこかでわいの熱意が失速していたり、わいの理由がそもそも曖昧だった場合は、とにかくすぐその株を売り払った。売値がどうとか、ほとんどの場合は気にしなかった。カレンが弱いポジションだと判断した株は即座に排除された。

 

わいがまだその株を好きであろうと、確固たる理由がなければ売る。それは残酷やった。でもわいはわたっていた。人のお金を預かってそれを運用して短期で利益を出すにはそのことが必要やった。損失をとにかく抑える必要があった。例え一時的に損を被ることになろうとも、カレンは常に「この株は売って次に行こう。今勝てる他の株があるし、今売る株もまた良い時に戻ってくればいいじゃないの。」そうやってヘッジファンドの人たちはいろいろ動く。お金を積極的に運用する。絶えず揺れ動きながら儲けを積み上げていく。

 

でも今この番組を見てくれている人は一般投資家の人がほとんどやと思う。皆さんはわいがヘッジファンドでやったことをやらんでもいい。一般投資家の利点は何か?時間を味方につけられることや。あなたは人のお金を預かっているわけでも、いついつまでに絶対に10%はポジションを増やさなければいけないわけでも、そうしなかったら激しい口調で投資家に詰められるわけでもないやろ?一般投資家はより安全かつ確実な方法で、着実にお金を増やしていけばええんや。

 

一般投資家のためにわいはMad Moneyをやっとるし、CNBC Investing Clubもやっとる。わいのInvesting Clubの会員ならわかってくれると思うが、わいが今CNBC Investing Clubで株を運用しとるその運用方法は、まさに一般投資家としての運用方法や。時間を味方につけて確実にポジションを増やしていく。でも個別投資やから、インデックスに上回る儲けを得たい。でもそれは着実は方法で可能や。あなたはヘッジファンドもマネージャーじゃない。あなたには人生で他にやることがあるやろ。投資家常に背後で見ているかのような感覚で、狂ったようにポジションを出し入れする必要はないんや。そうじゃなくて、最も確実な方法の一つとして、あなたが信じる企業を見つけて、それにしがみつく、というのがあって、個人投資家はそれをやる余裕がある、というのが利点なんや。

 

もちろんホームワークは常に必要や。なぜなら株を買うにはまず買う理由をわかっとかんとあかん。そしてホームワークは実はポジションを持ってから生きてくるものや。ホームワークというのは、買う時に買う理由を探すよりも、持っている時に売る理由が無いことを確認するためにより効果を発揮するものや。持っている理由が崩れていないか?そして崩れない限りずっと持っておけばお金は最終的には大きく儲かるはずや。そしてその握力には経営陣と基盤となるビジネスへの大きな信頼が必要や。それがなければ、株価が下がった時にその痛みのためにそれらを諦めるようになってしまうからや。

 

株というものはさまざまな理由で売却されて株価が下がるものなんや。いちいちその下落につきあっていたら、いつも安い株価で株を手放すことになってしまい、損してばかりになる。しかも一度いい株を手放すと、再びそのポジションを維持することは難しいんや。だから、きちんとホームワークをしている限りは、お気に入りの株式が本来諦めるべきでない理由で下落した時に、下落がこわくて諦めてしまう衝動に抵抗しないとあかん。無責任なアナリストや大金持ちがどのようなコメントを発しようとも、や。さて、そういうわいらの忍耐を試される、魅力的なストーリーと、でも気まぐれな株式をもつ四つの注目株を見ていこうやないか。今注目はなんといって、Nvidia、Apple、Amazon、そしてTeslaや。

 

まずNvidiaから始めよう。とにかくこの株は今まで大きく上がってきたわけやが、だんだんネガティブな声が大きくなってきている。バリュエーションが高すぎる。AIは誇大宣伝だ。でもわいは単純にNvidia株はずっと持っていていい株やと信じとる。いつも言うとるやろ。Own it, don't trade itや。その理由の一つとして大きなものは、わいはCEOのJensen Huangを信じているということや。そして彼らのビジネスが好きということなんや。Jensenが、わいらは今新しい産業革命の真っ只中にいると言い、AI革命が迫っていると言うとき、わいは彼を信じるで。

 

彼の半導体はもの凄い性能や。何兆ドルもそのもの凄いものを売っとる。彼の半導体はアクセレレートコンピューティングとして知られるものに必要なすべてを提供しとる。もはや他のテクノロジー会社の課題は、どれほどNvidiaの半導体を確保できるかにかかっとる。速さが全てや。そしてそれが、わいがずっとNvidiaを持っておいていいと言う理由や。もちろん、わいは定期的にこのテーゼをチェックしとるで。今朝、わいはARMのCEOのRene Haasにインタビューしたんやが、Nvidiaが言う新しい産業革命とやらを信じているか尋ねると、彼は信じていると強く言うとった。そしてわいは、Nvidiaを信じている人々に信頼感を持っとるで。

 

Nvidia株は一時期に比べて動きが重くなっていると見えるやろう。3月の初めにピークに達してからは上がってないんや。じゃあこの株は諦めるべきやろうか?でもNvidia株は去年の7月から12月までほとんど何もしなかったんやで。この時に粘る意味はなかったと今思うことができるか?Nvidiaの決算は5/22の引け後やが、わいは楽しみにしとるで。もし今この状態のNvidia株でさえ持ち続けることができないほど握力が弱いんやったら、そして多少のビジネスサイクルや、マーケットの状況が周期的に移り変わることも飲み込めないんやったら、もしかしたらあなたは個別株投資には向いていないかもしれん。インデックスだけに集中した方がええかもしれんで。ほとんどの人はそうではないとわいは思っとるけどな。

 

では、Appleはどうや?この会社は長い間大きな期待を背負ってきた。そして、過去数ヶ月は、わいがこの株で経験した中で本当に荒れた動きやった。Appleの中国ビジネスが悪化し続けているという終わりのないアナリストからの思い込みを聞き続けなければあかんかった。でも最も最近の決算の中国の数字は予想よりよかったんや。決算後株価は上がっとるが、こういう動きこそ、わいがNvidiaだけでなくAppleもOwn it, don't trade itというとる基になっとる。

 

6月にはWorldwide Developers Conferenceがあるし、次のiPhoneのリリースは秋やろうが、それはAI機能をいっぱい備えているはずで、そうなったら多くの人がiPhoneをアップグレードしたくなるはずや。わいはその可能性が好きやで。Apple株の恩恵を受ける最も簡単な方法が、持ちっぱなしにすることや。売買を繰り返して儲けるのは至難の業や。もしCEOのTim Cookのリーダーシップを信じるのであれば、ただ持ちっぱなしにしておくのが最善の選択肢の一つとわいは信じるで。

 

Amazonはより複雑で、Amazon Prime、AWS、広告ビジネス、リテール、とビジネスが幅広い。そして規制当局ににらまれながらも、一般消費者ができるだけ便利に低価格で物を買えるように頑張っとる。他のどの会社よりも多くの努力をしとる。Amazonの決算を聞けばわかるが、あらゆる指標、例えば配達時間や配達コストとかで、成長が見られるんや。だからわいらは家にいながらにして、ほとんどのものが手に入る。そしてAWSはとにかくお金を儲けとる。一時期成長が落ち込んどったのか完全に戻った。いろいろなセクターが全部伸びているさまは、まるでビジネスの奇跡を見ているように思うが、でも奇跡でもなんでもなくて、ひとえに経営陣が偉大で、経営が素晴らしいということなんや。

 

そして、最後にTeslaをあげておこう。この株はここまでの他の3つとは異なるパターンや。まず第一に、Tesla車の販売は減少しとる。上昇してないんや。第二に、株のバリュエーションが、車会社として高すぎるのは当然やが、テクノロジー企業としても高いで。第三に、EVのブームが少なくともアメリカでは落ち着いていて、少なくとも今のところは一段落してしまっとる。第四に、わいはそろそろイーロンマスクがロボタクシーのことについてしゃべるのにうんざりしてきてしまった。もしかしたらいつかロボタクシーが救世主になるかもしれんが、アメリカではそれはまだまだ難しいで。中国はやりたがっとるけどな。

 

わいはイーロンマスクがエンターテイナーであることを知っとる。彼に先見の明があることを知っとる。でもそういうことに関係なく、今Teslaが学生やったら、単純にテストでいい成績をとれていない。ということは、他の三つの株と違って、ずっと持ちっぱなしにしておけばいいというほどの信頼をおくのは難しいということになってしまう。

 

結論やが、株を買う前に、ホームワークをして株を買う理由を考える必要があるのは当たり前や。やけどそれより大事なのは、株を買った後にホームワークを継続して、買った理由が無くなったのか、売る理由が出てきたのかを確認し続けることや。そして特に、株を売る前には、果たして本当に売る理由があるのか、ただ下落に飲み込まれるのが怖いという感情に流されているのではないかということを考える必要がある。多くの場合、あなたはちょこちょこ株の売買を繰り返す必要はないんや。ヘッジファンドマネージャーじゃないんやから。単に、どの企業があなたの信頼に値するかを見極めて、その後はしっかりとその企業についていく、これが大事なんや。

 

 

中長期目線が必要ですよね。

 

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