【ジム・クレイマー】消費者の状態が掴める週になるが、やっぱりOOは継続して注目や！【Mad Money】

なんかマーケットは一度に一つの株にしか集中できないようや。この日ナスダックは大きく上がって終値で新高値やったんやが、それはやっぱり昨日からのNvidiaの勢いがあるからよな。今日はダウは+0.01%、SP500は+0.70%、そしてナスダックは+1.10%と上昇の日になったが、この勢いを生んだのはやっぱりNvidiaや。昨日9%以上上昇したんやが、今日も+2.57%やったで。この上昇は本当に素晴らしいと思う。昨日は株式市場全体が下落する中で一人気を吐いていたNvidiaやが、今日はそのNvidiaの勢いが全体に伝わったかのような日やった。

わいはNvidiaはOwn it, don't trade itといっていて、ますますそのマントラの正しさを実感しとるわけやが、でもさすがにそろそろNvidiaのことだけでなく、他の会社にも光を当てる必要があるよな。昨日はNvidiaのことをきちんと話題にしたわけやから、今回はこの先のことを言っていこうやないか。そうや、恒例の、来週のゲームプランや。月曜日はメモリアルデーで株式市場はお休みやで。皆この週末の連休を楽しもうやないか。まあでもわいは仕事をいっぱいすると思うけどな。

火曜日やが、Cavaの決算発表があるで。地中海料理のファストカジュアルレストランの会社やが、この会社の価値が今の株価に見合うのか見ようやないか。この株はどんどん上がっていて、なんと年初来93%の上昇を見せとる。この株が次のChipolteになると言っている人もおるが、いままでの株価の動きはモンスターや。ここからどうなるのか見ていこうやないか。水曜日はAbercrombie & Fitchの決算があるで。この株も好調で、今年70%上昇しとるから、その理由を聞いてみようやないか。店舗が常に満員だという話やが、この一年で30ドルから150ドルに株価が上がっとるんやで。五倍や。こういうのが個別株のパワーと言えるやろう。インデックスファンドはさすがにこんな伸びを見せることはないからな。

水曜日は更にDick's Sporting Goodsの決算があるで。スポーツ用品は今高需要のカテゴリや。前回の決算も素晴らしかったで。今回の数字もいいことを期待したい。ここまでは全部テクノロジー株ではなかったが、今ホットなはずのAIを使った企業向けソフトウェアプレイヤーについてはどうやろうか？このセクターの多くの株が他のセクターの株を大きく凌駕しとるわけやが、水曜日に決算があるSalesforceは今年の株価上昇がわずか3%にとどまっとる。株価が冴えないのが信じられないですね。わいはSalesforceが多くのことを正しく行っとると思う。ただ、そのことが評価されていないだけや。この流れが変わるか見てみようやないか。

最後に水曜日は、Toastのアナリストミーティングがあることに言及しておきたいで。レストラン向けのクラウド・プラットフォームの会社やが、最近はレストランの業績が鈍化しているという話も聞くから、顧客数が減少していないかどうか、彼らの話を聞いてみようやないか。木曜日はわいのCNBC Investing Clubの月例ミーティングがあるで。もしあなたが投資の質問があったらどしどし送ってほしいで。わいはメンバーとできるだけインタラクティブに過ごすのが好きなんや。もしあなたが投資信託を持っていたら、その運用マネージャーとあなたは話したことがあるか？ないやろ？でもわいのCNBC Investing Clubはわいと直接話をすることができる。是非クラブに入ってほしいで。

この週で最も重要決算が多い週が木曜日や。特にリテールの決算が多くて注目や。まずはDollar Generalの決算があるが、好調が続いとるんやないかと期待しとるで。今消費者の財布の紐が固くなっとるということで、こういう安い店の出番が来るかもしれん。だからオフプライスリテールのRoss StoresとかTJXの決算が良かったやろ。ということは同じ業態のBurlingtonもいい決算を発表するかもしれん。期待したいと思うで。

わいのファンドが持っとる二つの問題児のリテールの決算もあるで。誰が問題児かというと、Foot LockerとBest Buyや。両方とも株価が冴えないんや。わいはこれらを今買うことがお薦めしないで。やけどなぜわいはこのポジションを持っとるのか。それは例え今すぐに良いことが起こらなくても、ぐずぐずしていたら入り時を逃すことにもなりかねないし、これら二つの株は回復を見越して早めに投資する必要があると信じとるからポジションをもっとるんや。Foot Lockerに関してはCEOのMary Dillonが頑張っとるとは思うものの、既に今回の決算も厳しいものになると予告されていて、だからおそらく業績のショートフォールがあるやろう。

Best Buyも同様や。ただ、今年も秋にはAIを統合した新世代のPCが登場するから、そうなったらこの家電メーカーも顧客でにぎわうやろう。その前に先行投資をしたいと思っとるで。それまで株価がぐずぐずしても、5.3%の配当でしのげばええんや。AIのおかげで、史上最大のPC刷新サイクルが訪れるはずや。もしかすると90年代のものよりも大きいかもしれん。だからこそ、わいは先んじてこのBest Buyのポジションを持っておきたいんや。COVIDでPCが飛ぶように売れら時からの買い替えサイクルもあるしな。ただ、一方でホームセンター株のHome DepotとLowe'sは共に決算が冴えなくて株価が下がっとる。ハウジング系が不調やったら、当然家電メーカーも不調やろう。住宅の回転率の低さが家電部門に大きな打撃を与えていることが十分考えられる。だからまだまだ注意が必要や。

木曜日は更にKohl'sの決算もあるで。このリテールはリブランドされとって、今回の決算は成功の可能性があるで。ただ配当のかともあったりしたから、今回の決算で今の状況の詳細を知りたいで。更にCraker Barrelの決算もあるで。土産物店を併設したレストランやが、今後何年にもわたって取り組むべき進行中の課題は何なのか、そしてそれをどう対処しているのか、株価が下落し続けている中、ターンアラウンドをどうするのか、そのプランが問われる決算になるやろう。

木曜日の引け後はCostcoとGapの決算があるで。わいはCostcoを小売業界のビッグスリーの一つだと考えとる。あとの二つはWalmartとAmazonや。わいのファンドはCostcoの株を持っとるが、素晴らしい決算を報告してくれると信じとるで。ただ、もしこの株を持っていない人は、決算をまず待つようにしてほしいで。決算直後に株価が下がって、その後数日で回復する傾向があるからな。後はGapやが、前回驚くべき決算を発表して、その後ロケットのように急騰し、その後クラッシュした。わいは彼らがまた素晴らしい決算を発表して、今度はクラッシュしないと思うんや。期待したいで。

後は、わいのファンドが持っとるDellの決算もある。Nvidiaと密接に仕事をしてきたDellの仕事に期待しとるで。NvidiaはDellとがっつり組んで、Dellの政府機関や企業にコンピューティング・インフラを提供する最大手プロバイダーとしての役割をいかして、AI革命をどんどん広げようと考えとる。わいはこのパートナーシップが大好きや。AIといえば、木曜日は更にMarvell Techの決算もあるで。この半導体会社は非常に興味深い位置におると思うで。

さて、今週Elf Beautyが素晴らしい決算を発表したよな。この好調さは広範な化粧品業界と何らかの関係があるのかどうか、木曜日にはUlta Beautyの決算があるから見てみようやないか。でもUltaはうまくいっていないという話も聞くんだよな。Sephoraに食い尽くされてなければええんやけどな。Ultaは良い会社だとは思うが、今はあまり触りたくはないで。最後にわいのお気に入りのCloudflareのインベスター・デイがあるで。彼らは果たして復活できるやろうか？CEOのMatthew Princeを信じているんやったら、彼はこの日いい発表をするやろうから、あらかじめ株を買っておいてもええかもしれんけどな。現在のレベルではリスクが低いように感じるで。

結論やが、この週は注目リテールの決算が集中する週で、消費者の状態を観察するのにもってこいの週になる。注目決算がまだまだいっぱいの週や。そして更に、やっぱりNvidiaの株が伸び続けるのかどうか、これにも注目すべき週になるやろう。短期的にここからどうなろうとも、この部についてはわかっているよな。わいが見た中でも最高の株の一つ、このNvidia株は、Own it, don't trade itや。このルールを堅持してほしいで。