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【ジム・クレイマー】株式市場のパワーを感じることが将来の握力と儲けにつながる!ダウの帽子をかぶろう!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの5/20のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

わいは今朝のSquawk on the Streetという番組で、ダウが40000いったことを記念する帽子を手に取り、これを被るべきかどうか悩んどったんや。先週ダウははっきり40000を超えたよな。それはとてもおめでたいことのはずで、皆大々的に祝うべきもののはずや。でもなんか雰囲気がそこまで祝いの感じでもない。そう思ったわいはその帽子を一旦、かぶろうかなと取り上げたものの、またテーブルの上に戻したんや。そのことによるジンクスというわけではないやろうが、今日はダウは-0.49%で、40000をわってしまって39086でフィニッシュしたで。SP500は+0.09%、そしてナスダックは+0.65%とプラスだったけどな。

 

しかし40000というのは素晴らしいマイルストーンやと思うんや。そもそもダウは80年代と90年代にどんどん上がって、時にはクラッシュがあったものの1999年に初めて10000を超えたんや。あの当時は困難をのりこえたからこその達成感があった。1987年7月から1992年1月まで、ダウが2000ポイントにずっととどまっていたりして、そして1987年10月のブラックマンデーのクラッシュはその最中のことや。こういうことがあったからなおさら10000を超えた時の1999年はもりあがった。皆ダウ10000の帽子をかぶって祝っていた。美しい日々やった。

 

そんな中ドットコムバブルの崩壊があって、そしてリーマンショックがあった。多くの投資家が去って、戻ってこなかった。戻ってきた人たちは結局痛い目にあったりもした。ダウ10000の帽子を被って祝った人は絶望した。もう誰もダウ10000のことなんか話題にしたくなくなった。2009年3月まではとにかく皆暗かった。ただ、だからといって今ダウ40000を祝わないのか?まだまだ過去のこの時みたいに大幅に下がる可能性があるから、もう祝いたくないのか?それとも若い人はそんなときのことを覚えていなくて、順調なマーケットが当たり前だから祝う気にならないのか?

 

皆、なぜ今大々的に祝わないのか、ダウ40000の帽子をかぶらないのか、そのことに否定的な見方すらあるのか。巨大な富の創造を祝うことの何が悪いのか?確かに、ダウはS&P 500ほど代表的ではないことは知っとるが、それでもわいは皆が大きくダウ40000を祝うべきやと思うんや。まず、ドットコムバブルやリーマンショックからほぼ20年が経過しとる。確かにあの時は凄まじい恐怖があって、株式市場の状態は非常に厳しいものやったが、それはでもひとえに経済システム全体が危険にさらされていたことが原因や。今周りを見渡してみ?そのようなことが起こると思えるか?思えないやろ?

 

でも、ドットコムバブルの崩壊だってリーマンショックだって、前もって完全には予測できなかったじゃないか。だから今だって何がおこるか油断はできない、そういう議論もできるやろう。でも実際当時つぶさに株式市場にいたわいに言わせれば、多くの人が普通に金融危機が来ることを見とったで。わいは2007年の夏からその危険性を叫んどった。まあそんなことも、若いミレニアル世代やZ世代にとっては大昔のことなんやろうけどな。しかしこういう若者世代にはとにかく投資をはじめて継続するように伝えたい。わいの世代はもしかしたら労働によって普通に親よりも良い暮らしができるしていると信じていた最後の世代かもしれん。そこからさき、そして特に今からは、資本主義システムにのらんとあかん。もしお金を稼ぎたいと思っているけれども、どうすればいいかわからないという人は、是非わいのCNBC Investing Clubの会員になってほしいで。

 

ダウが20000を超えたのは2017年で、30000を超えたのが2020年や。そしてそこから現在のダウ40000まで、どういう株がダウの上昇を支えたのかということは前にやったよな。10銘柄あげたんやが、復習しておこうやないか。American Express, Caterpillar, Microsoft, Goldman Sachs, Merck, Chevron, Apple, JPMorgan, Travelers, そしてUnited Healthaや。 ちなみに今日はJP Morganが-4.5%と大きく下落しとるが、これはCEOのJamie Dimonが引き際について述べたからで、いつも引退は5年後だと答えていた彼が、今回はもはや5年先ではないと回答したからや。

 

さて、ダウを支えた10銘柄の話に戻ると、わいにとって重要なのは、ダウの40,000突破がいかに幅広い銘柄の上昇の結果かということや。別に大きく上がったのはテクノロジー株だけではないことはこの前強調したやろ。今のマーケットを取り巻く最大の懸念は、一握りのテクノロジー株によって牽引されていることやが、でもこのダウ銘柄を牽引する銘柄達を見る限り、経済の多くの分野がまだまだ非常に好調であることが示されとる。これらの株は連続11回の利上げによっても打撃を受けてもおかしくなかったのに、全然そうじゃなかったんや。インフレのスパイラルによって打ちのめされてもおかしくなかったのに、そうではなかった。COVID中のサプライチェーン問題によって壊滅的な打撃を受けてもおかしくなかったのに、そうではなかった。

 

こんなにいい状況でダウの40,000突破を祝うのに何の問題があるのか?わいらはお金を稼ぎたいのか稼ぎたくないのか?稼ぎたいから株式投資をやっとるんやろ?そうだったら史上最高値を更新したマイルストーンは祝うべきやないか。でもそういう雰囲気が過去に比べて今一ないのはなぜやと思う?とにかく昨今はわいらの周りに多くのネガティブな言葉は言説であふれとるからや。だから、突然何かポジティブなことが舞い込んできたって、重要なマイルストーンを通過したって、皆それを冷笑する感じになってしまう。傷つきたくないからはじめから喜ばないみたいな。なんやそれは?そうやったら儲かるんか?むしろずっと冷笑主義をつらぬいたら儲けの邪魔になるんやないか?

 

わいは20年以上前に、ダウが1080だった時に、生涯の仕事として株式市場に関わっていくと決めた。その時周りには、わいのその決断について正気の沙汰ではないと言っていた人も多くいた。そういう人ばかりに囲まれとったといってもいい。マーケットは何か大きな冗談のようなものだという雰囲気があって、そんな時に金融会社で皆の投資のアドバイスをするなんてなんということだという雰囲気があった。そんな時にロナルド・レーガンの政策がいけていなくて、皆やっぱり彼はハリウッドの俳優に過ぎないと思った。そしてダウは1982年8月に777まで下がった。わいがGoldman Sachsに応募したのはそういう時やった。

 

私はサマーアソシエイトとして応募に通った二人のうちの一人として、1983年にGoldman Sachsに採用されて、そしてその後ダウが再び1000を超えたとき、わいはなんだかイエローストーン国立公園にいるように感じた。まるであらゆる種類のベアがいたんや。金融についてのベア、政府についてのベア、そしてもちろん株式市場のベア。わいらはでも、当時のそういうベアの人々を置き去りにした。大きく儲けた。その当時の1000だったダウが今や40,000や。こうなってくると株を持つことが完全に正当化されると思わんか?今、40000になって、まだまだあの1000の時と変わらずに皆が自身のなさやネガティブさを持っているとわいは感じるが、わいらもそうすべきなのか?そういう悲観的な意見にこそ懐疑的であるべきではないのか?

 

今年はこれから何がおこるだろうか?インフレはやっぱりおさまらないんじゃないだろうか?利下げなんかないんじゃないだろうか?とにかく何も信じられない。今の持ち株は果たしてこのレベルにいるべきなんだろうか?もっと低いべきではないんだろうか?そもそもなんで株式市場にお金をおいておくだけでこんなに増えるのか?まるで錬金術じゃないか。なんか怖いぞ。そういう果てしない悲観的雰囲気が、悲観を売りにして観客をひきつける無責任なテレビから発せられる。でもそれに飲み込まれるべきではないとはっきり言うとくで。

 

わいは何も無理にブルのままでいることを強要したいわけではない。ブルの先頭にたってチアリーダーになる必要があると言っているわけでは無い。わいが言いたいのは、現実を認める必要があるということなんや。今マーケットが史上最高値を更新しとるんやったら、それをありのままに受け止めて認めることが大事だということなんや。ダウの構成銘柄の代表的なものが、非常にうまくいっていて、わいらはそれに乗ることで大量のお金を稼ぐことができたという事実をありのままに捉えるべきや。別にここでいくつかの株を売って利益を確定させたいなら、そうしてもいい。別にあなたの売却ではダウのリーダーシップ株を押し下げることはない。

 

結論やが、これだけは覚えておいてほしい。わいはやっぱりこのダウの帽子を堂々と被りたいと思う。そして祝いたいと思う。わいはダウの1000から40,000までの上昇をつぶさに見た目撃者になった。はっきりとそれ証言できる。確かに、株価は下がることもある。わいはそもそも777から始めたんや。あの下落の時点でダウ1000の帽子を捨てて、第二選択肢の弁護士になることもできたが、わいはそうしなかった。そして今はそのことが正しい選択だったろ思う。わいは別にクラッカーやシャンパン、トロフィーを求めているのではない。派手に祝いたいと言っているわけでは無い。でもやっぱり「40,000」と書かれた帽子は手に入れて、それをかぶって祝いたいと思う。そのことが株式市場のパワーを身に染みて感じることができる素晴らしい行為になるやろうから。

 

 

ダウ40000バンザイ!

 

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